第63話 6人の奴隷達

屋敷に帰り

「御主人様お帰りなさいませ」

奴隷達が全員でお出迎えしてくれて

「留守の間何もなかったか?」

「屋敷内は平穏でした」

タニタが笑顔で言うとマニタも笑顔で微笑んでいる

「御主人様の留守は私たちが絶対守ります」

カシタリーナとマタリーナが微笑んでいる、リビングでいない間の商会の状況と収支の報告を聞くことにする

「エリスナ、順調だね、リザードの革のお陰でかなりの数の行商人の交渉があったみたいで良かった、収支も順調で良かった」

「はい!御主人様!まだ名前が知られていないので難しい所もあります」

「そうだね、だけど徐々にしれ渡るから良いな」

「はい!御主人様」

「エリスナ、今回の薬の件で商隊を2つ用意をして欲しい」

「え?2つですか?」

「そうだよ、2ヶ所から疫病の町に薬を送り込むつもりだよ」

「あ!そう言うことですね、畏まりました」

「護衛役は奴隷商人から買うつもりだから明日の朝行ってくる」

「畏まりました」

エリスナは笑顔で言う

「西の村からビックキングタイガーやレッドベアの革が届いています」

「村から送ってくれたんだね」

「理由はわかりませんが届けてくれた村人はエターナリア様に非常に感謝していました」

エリスナが笑顔で微笑んでいる

「エリスナが商会を仕切ってくれて助かるよ」

「ゲルトバナ・エントの支部を通して薬の仕入れをすればいろいろ手に入るから定期的に商隊を派遣した方が良いかもしれないぞ」

「本当ですか!あ!だからこの薬草が沢山手に入ったのですね」

「クレイト・ハレストは、布を仕入れがしやすいから薬を送ったら仕入れをして帰ってくるようにしてね」

「そうですね御主人様」

エリスナが笑顔で頷いている、レインが今回の商隊の目録を渡しエリスナは笑顔で見ている


家の方に向かい

「ただいま」

「あ!お帰りなさいませ!!御主人様!」

フレイとケニーが笑顔で迎え入れてくれる、そして、各調味料と革などをお土産を渡すと大喜びで確認している、そして久しぶりに夫婦水入らずで過ごすことにする


翌朝、クーラはクリスとセリカの防具と武器を作りに鍛冶場に向かい、エニスとレインとセレストリアを連れて奴隷商に向かう

「いらっしゃいませ」

店員が微笑みながら言うと

「奴隷を見たいのだか」

「どの様な奴隷を女獣人だな」

「どうぞ見て探してください」

奥に案内されて見ていくと

「エターナリア様お久しぶりです」

奴隷商人がやって来て挨拶してから応接室に向かうことにする

「ちょっと訳アリの奴隷がいるのですが見てもらえませんか?」

「また訳アリですか?」

「エターナリア様でしたらこの奴隷と気に入ります」

奴隷商人がそう言って奴隷を呼び出すと兎耳族の2人が入ってくる

「この2人は姉妹ですが、実は兎耳族の貴族の娘です、但し売り先が人族限定で寵愛も受けない事が条件です、スタイルも良いですし、何でもやると言っています」

2人のステータスを見ると2人共王族となっている

「2人に聞くが、迷宮で能力を上げたら別々の商隊の護衛についてもらうが良いか?その前に死ぬかもしれないがな!」

「どんな事でも致します私達は死ぬまで働き続けます」

2人はそう言って涙目でいる、エニスとレインを見て相談をし始めるが一度保留にすると2人は出ていく

「次のなのですが・・・」

「済まないが自分達の目で見てから決めたいだけど!」

「そうですかでは見て回ってください良いのがいたら言ってください」

奴隷商人が残念そうに言うとエターナリア達は奴隷を見て回り、気になった奴隷と話して行くと応接室に戻りエニスとレインと相談すると意見は一致していた

「決まりましたか?」

「この4人を呼んでください」

「この4人ですね」

奴隷商人が残念そうに言うと呼び出してくる、そして確認をもう一度行い、犬耳族を2人と猫耳族を2人買うことにして代金を支払おうとすると

「先程の2人も買い取って貰えませんか?」

「役に立ちそうに無いので」

「そこを何とか・・・4人買ってくれるので2人で金貨5枚で良いのでお願いします」

奴隷商人が頭を下げて言ってくる、エターナリアはエニスとレインを見ると

「御主人様、お買い得だとは思いますが相当の理由がありそうですね」

「エター私もそう思います」

「押し付けられたのでどうにか早く手放したいのでお願いします」

「毎回毎回押し付けられるのですね」

エターナリアが苦笑いしながら言うと

「そうですね、良い奴隷を買うとどうしても押し付ける商人がいます、今回の兎耳族は処刑したく無い部族が一生奴隷にした上で早く死んで欲しいと売ったようですので条件が付いています、そして迷宮が有るこの町に無理矢理売り付けたいから持ち込まれました」

奴隷商人は苦笑いしながら言う

「付き合いも長くなってきたから、仕方無いから引き取るか?」

「エター仕方無いから適当に鍛えてこき使えば!」

エニスが言うとレインも頷いている、2人の様子を見てから

「解りました引き取ります」

「ありがとうございます」

奴隷商人は早速奴隷達との6人の契約更新をしてエターナリアの奴隷にする

「じゃあまた用があれば来ますね」

エターナリア達は帰ることにする


奴隷商を出て薬屋に寄り薬の出来るまでの時間を確認して屋敷に向かい6人をタニタとマニタに紹介してから6人の防具と武器を集めてもらう

「早速迷宮で訓練をしようか?」

「エター誰を連れていく?私は行くよ」

「クリスとセリカとアニタとレインとセレストリアかな?」

「リリスとキャスカとケシルとミシルとクーラに留守番してもらうのですね」

「御主人様、ケシルとミシルは離れるのを嫌がりますので連れていくことを勧めます」

レインが言うと

「そう?2人の意思に任せるよ」

エターナリアが微笑みながら言うとレインが微笑む、そして準備をしてケシルとミシルに聞くと一緒に行くと言うので連れていくことをする


迷宮に向かいアニタとセレストリアに瀕死にさせて6人にトドメの一撃を討たせて進み続けると20層までくると一度休憩をする

「エター6人の能力は上がっている?」

「上がっているよ」

エターナリアは6人のステータスを確認してスキルを取得させると続きを進む事にすると大部屋以外殲滅するとセレストリアが一人で大部屋に入り次々とリザードを倒していくと黒い霧に包まれ全滅させる

「御主人様終わりました」

「セレストリア動きが良かったよ」

「はい!御主人様」

「ドラゴンを倒したら19層からもう一度倒すよ」

「はい!御主人様」

みんなが返事を確認して21層に向かいエターナリアは炎龍剣を持ってドラゴンに闘気を纏わせて一撃で両断して黒い霧に包まれ消えていく

「やっぱりドラゴンじゃあ相手にならないね」

エターナリアが言うと6人は呆然と立ち尽くしている

「エターはやっぱりドラゴンを雑魚扱いするのですね」

「御主人様なら当たり前です」

アニタが嬉しそうに笑いながら言う、そうしてその後3回19層と20層を殲滅して21層に行くとドラゴンがいるそしてアニタが全力の一撃を与えるとドラゴンは一刀両断されて黒い霧に包まれ消えてしまう

「やっぱりアニタでも余裕に倒せるね」

「アニタも強いとは思っていましたが本当に一撃なんて思いませんでした」

レインが笑顔で言うそして、休憩をしてから再び19層に戻ることにする、ステータスを確認して6人とも【獣戦士】に転職させてからスキルを獲得させると一度全員寝ることにする

「御主人様も先に寝てください私達が見張りしますので安心してください」

ケシルとミシルが言うと

「今回はみんなで順番に休むようにねまだまだ体調不良にならないように気を付けてね」

エターナリアが微笑みながら言うとみんな笑顔で頷く


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