第31話 クエールバコス帰還

帰り道に、キャスカの替えの服と必要な物を買い、冒険者ギルドに寄って冒険者登録してから魔法書を買いにより、いくつか見繕って買う、そして宿屋に帰ることにした

「キャスカすまないね、奴隷にしてしまって」

「え?・・・どのみち売られるのは間違えなかったので、買っていただいてありがとうございます」

「レイン、キャスカとゆっくり話し合ってね」

「はい!ご主人様!」

レインはキャスカとこれからの事を話を始めキャスカも笑顔になっていく

翌朝一度東の村に向かい干し肉を受取に向かい、受け取ったあとに、クエールバコスに帰る為に、出発する

「クエールバコスに帰ったら迷宮に久々にもぐる?」

「そうだね、キャスカにも戦えるようになってもらわないと、いけないからね」

「あまり強くなってしまうと、あなたから離れなれなくなるから良くはないけど・・・戦闘狂流冒険者になるのか」

エニスは笑い始める、それを聞いていたキャスカが

「御主人様お姉様より色々伺いました、命有る限り御主人様の役に立ちたいので、どんな事もやりますので、よろしくお願いします」

キャスカは頭を下げて言う

「キャスカ、無理はしないでね」

エニスは微笑む

「しばらくはエニスと行動を共にしてね、護衛になれるようにね」

「わかりました、よろしくお願いしますエニス様」

「え?私に預けるのですか?」

「そうだよ!エニスの妹分として旅の間可愛かってね」

「キャスカよろしくね」

エニスは笑顔になりキャスカを抱き締める


数日後クエールバコスに到着する、何もトラブル無く到着する

「まずは宿屋だね」

「そうだね」

宿屋に行き

「6人部屋は空いているかな?」

「はい空いています、隣の2人等も空いています」

宿屋の主人は笑顔で言うと

「6人部屋と2人部屋を2つお願いします」

取り敢えずは金貨2枚渡す

「わかりました」

主人はカギを渡してニッコリ笑う

「馬車の護衛をこれでお願いします」

金貨を1枚渡す

「わかりました」


翌朝早速迷宮に向かうことにする

エターナリアは職業を[万能]に変更してから迷宮に入る

「アニタ途中のモンスターは瀕死にしたらキャスカにトドメを任せるからね」

「わかった任せてください!」

アニタは笑顔で言うと次々と倒して進み、20層に到達して大部屋に到着する、そしてエターナリアは笑顔で中のリザードを次々と倒し続けていく、そして最後の1匹を倒して周りを警戒しながらみんなで魔石とリザードの革を拾い集める

「ドラゴン倒す?」

「キャスカ体力的に大丈夫かな?」

「はい頑張ります」

「じゃあ21層に降りる前に休憩をするよ」

みんな頷く

エターナリアはキャスカのステータスを確認していくつかのスキルを取得させる

「そろそろドラゴンを倒そうかな?」

みんな同意する

「無理はしないようにね」

ドラゴンがいるのを確認してから全員で一撃を与えながらドラゴンが口に火を溜めるのを待ち、集め始めたらエターナリアは次々と一撃を与え、そして黒い霧になって消えていくのを見ている

「また魔法珠取れたね」

「ドラゴンを魔法珠製造機にしちゃうなんて・・・戦闘狂は信じられない」

「取れるものは取らないとね」

みんなで笑いだすがキャスカは驚きキョロキョロしている


その後再び20層を蹂躙してから19層を殲滅してから18層を殲滅して、帰ることにする、迷宮を出てから冒険者ギルドに向かう

「買取りをお願いします」

「あちらに並んでください、あ!奥にどうぞ」

職員は奥に案内してテーブルに魔石とリザードの革と大蛇の革を置く、職員達は数えながら鑑定していく

「エターナリア殿お帰りなさい」

「ケーレスト支部長も元気そうで」

「その鎧がドラゴンの鱗の鎧ですね、その子は新しい奴隷ですか?」

「はじめましてよろしくお願いします」

キャスカは挨拶する

「ドラゴンは一緒に討伐してきましたか?」

「そうですよ」

「ドラゴンバスターの証を追加しますね」

「え?・・・・ドラゴンバスター!私が・・・」

「普通の反応で良いですね」

「普通の反応?」

「既にエターナリア殿達は証に興味が無いのか反応がありませんから」

ケーレストは笑いだす

キャスカはレインを見る

「イチイチ反応していると疲れますよ」

「そうなのですか?」

キャスカは首を捻りながら言うと

「エニス転職でもしてくる?」

「わかった」

エニスは能力測定と転職に行くと

「冒険王!まさかこんな若いのに・・・」

部屋の外で話し声が聞こえてきて戻ってくる

「冒険王になりました」

エニスは笑いながら言うと

「伝説の職業になりましたか・・・」

「アニタもしてきなよ」

アニタも転職しに行くと

「え?まさか・・・・剣王!!」

アニタも笑顔で帰ってきて

「剣王になりました」

みんな笑い始める

「エターは変えないの?」

「必要が無いからね」

「エターがそう言うならば必要ないだね、どうせ戦闘狂だから」

「そう言うこと!」

エターナリアは笑いだす

「伝説の職業ばかりですね」

ケーレストが苦笑いしている

「剣王と冒険王は簡単になれるのですか?」

「無理だよ、全部エターのせいだから!!」

「え?御主人様のせい?御主人様は今は何ですか?」

「槍神だよ」

「槍神?」

「槍神!!!」

「凄いのですか?」

「大したこと無いよ、リザードを殲滅していればなれるからね」

「笑うしか無いですね、まさか槍神何てあるのですか?」

「なってしまいましたから」

エターナリアは軽く言うとケーレストは苦笑いする

「支部長、家って買えるのかな?」

「家ですか?」

「宿屋にいつまでも泊まっているのもなんですので!」

「知り合いを紹介します、エターナリア殿ならどんな家も買えますからね」

ケーレストは魔石の山を見て言う

「今は口座に預かって、もらえるから、楽ですからね」

「預からないとギルドの白金大金貨を全部持っていかれますからね」

ケーレストは苦笑いする

「え?・・・・白金大金貨持っているのですか?」

「これの事かな?」

「本当にこれが・・・・初めて見ました」

「毎日2枚から3枚稼ぐ冒険者はエターナリア殿しかいませんからね」

「毎日!!!もしかして今日も?」

「魔石が1462個でリザードの革が758枚で大蛇の革が245個です、金貨146枚銀貨2枚金貨151枚銀貨6枚金貨73枚銀貨5枚ですので金貨371枚と銀貨3枚です」

職員が言うと

「え?・・・・本当ですか?」

キャスカはぎこちなくこっちを見ると

「家はどのぐらいで、買えますか?」

「大きい家で金貨1000枚ぐらいですが、大体は金貨100枚から300枚です」

「わかりました、今日は硬貨持って帰りますね」

「明日知り合いを紹介しますね」

ケーレストは笑顔で言う

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