第207話 塩の販売開始

「続いて代理人ですが、こちらも強制徴収出来ましたが、問題だらけです」

王国兵士隊長が真剣に言うと資料を手渡すとレインとクリスとアーナが読み始める

「もっと早く潰せなかったのですか?被害者が可哀想ですね」

レインが真剣に言う

「もう無理です・・・貴族、商人、代理人、盗賊、暗殺者全部絡んでいます・・・」

王国兵士隊長が言うと説明を始める

「エターナリア殿に喧嘩売る奴は愚か者だが、犯罪者ばかりか・・・大掃除出来ても、簡単に建て直しが出来ないな・・・」

国王が考えながら言う

「もう聞きたくなくなりました・・・」

王太子が真剣に言う

「面倒事は隊長に任せますね」

エターナリアが笑顔で言う

「そうだな・・・しっかり調べて処分せよ」

国王が真剣に言う

「しかし等々弟まで名前が出てくるとは・・・」

王太子が苦笑いする

「仕方無いだろ・・・関わって無い事を祈るしか無いな」

国王が真剣に言う


「エターナリア殿引き渡す、資産の目録は後日受取に来てください」

王国兵士隊長が言う

「解りました」

エターナリアが微笑みながら言うと帰っていく


「エターナリア殿1人で大掃除してしまったか」

国王が呟く

「何もしてない内にこんな事になるとは・・・」

王太子が苦笑いする

「エターナリア様ですから!!あの方が居るだけで、物事が動きます」

レストリアが笑顔で言う

「関わるのが怖いです」

レオリスが真剣に言う

「もう誰も喧嘩は売らないで欲しいが、エターナリア殿が居るだけで、売られそうで怖いな」

国王が真剣に言うと全員苦笑いしている


夜になると全員集める

「面倒事を1つ押し付けられた」

エターナリアが真剣に言う

「エター何を押し付けられたの!!レストリアは絶対にダメだからね!!」

エニスが大声で言う

「トレイソルト伯爵領の領主代行をルカナ頼んだよ!以上だ!」

エターナリアが言う

「そんな事ね!どうでも良いね」

エニスが笑顔で言う

「将来御主人様の子供に、爵位を与えるまで、領主代行をさせます。」

レインが言うと詳しく経緯を説明始める

「予定通りですね」

セリカが微笑んでいる

「御主人様の演技も素晴らしかったです。」

アーナが笑顔で言うとクリスが笑い出す

「嫌がってないと、面倒事を沢山押し付けられるからね、レインが上手すぎるから、諦めてくれるかな?」

エターナリアが笑い出す

「ん?レストリアの事かな?何を言ったの?」

「第3婦人候補が一杯いるから不可能だと、国王に言っただけだね、レインの子供が爵位を受け取れば良いも言ったけ?」

エターナリアが笑顔で言う

「レイン早く赤ちゃん作ってね」

エニスが笑顔で言う

「はい!エニス様!子供には兄弟が必要です」

レインが微笑みながら言うとみんな羨ましいそうに見ている


ヘラが報告に来るとレインと聞くことにする

「御主人様、商業ギルドは塩を高値でも仕入れて転売するつもりです。それと定期商隊が3日後に到着するそうです。」

「レイン明日から、一気に塩の値段を下げるよ、打ち合わせ通り、1人辺りの量も決めて売り出せば直ぐに王都中に広がるからね」

「はい!御主人様、商業ギルドがどんな事を言ってくるか楽しみですね」

レインが微笑んでいる

「クエールバスコで御主人様を見張っていた仲介人ですが、噂では、南の大国リゼリアクレイバースからの依頼で誰かを探しているみたいです。御主人様の才覚に確認に来た様です。更に調べておきます。」

「誰かを?嫌な感じがするね」

エターナリアが真剣に言う

「喧嘩を売られ無いように、気を付けましょう」

レインが真剣にエターナリアを見ている

「アーガナルド商会代表の商隊が王都に到着したと噂が広がっています。冒険者ギルドは御主人様に喧嘩を売らせない為に注意の貼り紙を貼っていました、王国兵士達も屋敷の周辺を警戒を始めてくれています」

ヘラが笑顔で言う

「明日は商業ギルドとカルセトが挨拶に来るかな?」

エターナリアが微笑んでいる

「来たら、面会拒否しておきますね」

レインが笑顔で言うとヘラが笑い始める

「どうでも良いからね、時間取られるだけ無駄だね」

「はい!御主人様明日が楽しみです」

レインが微笑んでいる


翌朝早くから、プラトン商会が塩を売り出すとヘラが噂を流し始めると人が次々と商会の前にならび始めると王国兵士と警備担当達が整理をしている

「凄い数です!!足りますか?」

ステラが不安そうに言う

「大丈夫だね」

エターナリアが微笑みながら言うと積み上げた塩の袋を開けて準備を初めている職員達を見ている

「ステラ頼んだよ」

エターナリアが笑顔で言う

「はい!御主人様!!」

ステラが笑顔で言うと価格と量を発表すると次々と客に確認しながら、売っていくと護衛達は、割り込みされない用に見張っている


「エター凄いね」

エニスが列を見つめながら言う

「ただの塩だけど、必要だからどんどん売れるね」

エターナリアは笑みを浮かべている

「エター悪い顔になった!!」

「公爵の悔しがる顔が思い浮かぶよ」

「それだけ?」

「あそこで見ている商人が慌てているから、そろそろ文句が来るかな?」

エターナリアが呟くと商業ギルドマスターがやってくるとレインが微笑みながら出迎える


「え!やはりエターナリア殿か・・・エターナリア殿に会いたい」

商業ギルドマスターが真剣に言う

「忙しいので、後にしてください。ご用件は?」

レインが微笑みながら言う

「え?解ると思うが、この行列の件だ!」

「塩が欲しい人が沢山いますね」

レインが笑顔で言うと行列を見ている

「こんな価格で売られたら、商売が・・・」

「これでも高いですね」

「え!・・・普段よりは高いが、今の相場は五倍だ!!協調しろ!」

商業ギルドマスターが怒鳴ると後の商人達が次々と怒鳴る

「それではお帰りください」

レインが笑顔で言う

「え?・・・・」

商業ギルドマスターが苦笑いすると後ろの商人達はまだ怒鳴っている

「住民にわざわざ吊り上げた値段で塩を売っていると言う事ですね!!!」

レインが大声で言うと行列の人々がざわつく

「え!そんな事は言ってない!!」

商業ギルドマスターが慌てて答える

「値段はこの5倍と協調しろと言っていませんでしたか?住民が苦しませて、儲けを得ようなんて!どう言う事か、ハッキリ言ってください」

レインが真剣に大声で言うと護衛達が大声で説明を求めるように叫び出すと、塩を買った住民達が集まり始める

「え!・・・今日はこの辺りで・・・」

商業ギルドマスターが慌てて帰ろうとする、商人達も顔色を変えて去ろうとするが、住民達が取り囲み何かを言っている

「こここっこのままでは!!どけーー」

商業ギルドマスターが慌てて言うと民衆を掻き分けて歩いていくとヘラが笑顔でエターナリアを見てから、商業ギルドマスターを追いかけていく


「レインお疲れ様」

エターナリアが戻ってきたレインに微笑みながら言う

「御主人様、商業ギルドの商人達はどんな手を使ってくるか解りません」

レインが心配そうに言う

「ヘラが調べてくれるだろうから大丈夫だとは思うけどね」

「次の手を何か打ちますか?」

レインが真剣に言う

「守りを固めるしかないかな?護衛達に頑張って貰おう」

エターナリアが微笑んでいる

「暗殺者ですね・・・捕まえて吐かせるしかないですね」

レインが真剣に言う

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