第189話 神様からの連絡

『おーい聞こえているか?』

『聞こえているなら返事しないか?』

『・・・・』

『おーい聞こえないか?』

『空耳だよね』

『聞こえているね、暗黒剣浄化ありがとうね』

『暗黒剣が創生剣になったのは何故?』

『それは暗黒を完全に浄化したからだね、まさか封印しないで、暗黒を全部浄化するなんて思わなかった、いい加減女神が青ざめていたぞ』

『そうなのか?』

『殺されると怯えているぞ、暗黒剣の暗黒神を浄化出来るから、既に神殺しを持っているだけでなく、権能を得たから君も神様だからね』

『は?神様?』

『そうそう神様だ!見習いでも神様だ』

『いい加減女神でも殺せるの?』

『君の権能見たら笑ったよ、まさか破壊と聖光とはね、破壊の神が降臨すると予言されていたから、てっきり魔神と思っていたが、まさか破壊神が降臨するなんて思わなかった!破壊神が見て大笑いして転げ回っていたぞ!暗黒をレベルアップの道具にする人がいるとは思っていなかったようだね』

『もう少し出ないかな?楽しかっただけど』

『それは無理だぞ!完全に暗黒剣を浄化してしまったからね、創生剣は君の物だからねどんな物も斬れるから気を付けてね』

『神様やっぱり軽い』

『それは傷付くから言わないようにね、いい加減女神の説教して過ごすから楽しい人生過ごすようにね』

『楽しく過ごすよ』

『神様になったから、不老不死だから転生するのは難しくなったよ、後は眷属も不老だから気を付けてね、昇格する時に会うのを楽しみにしているよ』

『ハァーーーーーーーー!』

『良い反応だ!ユーリスが生まれ変わったら幸せにするんだよ』


目が覚めるとエターナリアはステータスを確認をすると種族が神見習いになっている

「神様軽すぎる」

エターナリアが呟くと

「エターナリアどうかしましたか?」

レインが心配そうに言う

「いや、嫌な夢だっただけ、レイン」

「嫌な夢は私が吹き飛ばします・・・エターナリア離しませんから」

レインが言うと抱きついて甘えだすとエターナリアが頭を撫でながら微笑んでいる


出発の準備を始めるとアニタが護衛達と稽古をしている

「アニタ久しぶりに稽古するか?」

「え!本当ですか!!」

アニタが笑顔で尻尾を振り始める

「周囲に迷惑をかけないようにやるよ」

エターナリアが微笑みながら言うと訓練用の剣を受け取りアニタと向かい合う

「一本取ります」

アニタが笑顔で言うと打ち合いを始めると徐々にスピードをあげていく

「本気でいきます」

アニタが笑顔で言うと闘気を纏い始めるとエターナリアも闘気を纏い剣に闘気が伝わると高速で打ち合いを始めると周囲に剣圧が飛び始めると剣圧を護衛達が受け流し始める

「これがクレセント陛下の実力・・・絶対に怒らせないで欲しいと言われたのはこう言う事か、恐ろしい」

国王が青ざめて見ていると他の重臣達も見て青ざめている


アニタが剣に闘気を集めて、渾身の一撃を放つとエターナリアは受け止め、エターナリアが剣を突き出すとアニタの首筋に剣先が止まる

「一本取れなかった!悔しい!!」

アニタが尻尾を振りながら言う

「危なかった、受け止めるじゃなかった、手が痺れたよ」

エターナリアが手を振りながら言う

「今度は必ず一本取ります」

アニタが笑顔で言うと頭を撫でるとアニタは嬉しそうに尻尾を振っている


「御主人様、予想通り、国王や重臣が青ざめていますね」

レインが微笑みながら言う

「喧嘩売らないで欲しいけど伝わったかな?」

「売らないと思います。御主人様とアニタの実力を見たら誰も売ることは無いと思います」

「それは良かったよ」

エターナリアが微笑むとアニタが理解して笑い始める


「あ!御主人様!これ美味しいですよ!」

アリセリカが笑顔で言う

「これはなんだろう?」

「果実を塩漬けして発酵させた物です」

「ショッパイけど美味しいね、塩漬けは保存食になるから旅には必要だね」

「はい!御主人様!それに色々料理を学ぶのは楽しいです」

「果実は手に入ったかな?」

「はい!ジャムにしましたが美味しいですね」

アリセリカが笑顔で言うと壺を差し出すと舐めて確認する

「旨いね、交易品になるね」

「御主人様、他にも試した料理が有りますのでみんなで食べましょう」

アリセリカが笑顔で言うとルシアとルティナが来る

「あ!御主人様!薬も沢山学べました!買った材料の種類も増えて嬉しいです」

ルシアが笑顔で言う

「薬は大切だから頼んだよ」

「はい!御主人様・・・この甘い香り」

ルシアが呟くとアリセリカが壺を差し出すと食べて

「美味しい!!」

目を輝かせて言うとルティナが食べる

「幸せ」

ルティナが笑顔で言う

「幸せ・・・私の料理で幸せになるの・・・嬉しいです!」

アリセリカが笑顔で言う

「みんなで食べようね」

「はい!御主人様!!」


3日後レベストリアセメルト王国を出発してリューセルド地方に向かう事にすると兎耳族の王都に寄って向かう事にする

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る