第155話 狼耳族とお仕置き開始

翌朝狼耳族全員を奴隷にすると狼耳族の国境の村を目指すことにする

「クレセント様!気をつけてください、もしもの事が有ると・・・」

族長が真剣に言う

「エーレンとエミールが残っているから、大丈夫だね、結構強いからね」

「クレセント様が本当に強いと解りましたので少しは安心できますが・・・兵を招集した方が良いですか?」

族長は真剣に言う

「いらないけど、住民を守る為に少し派遣が必要かな?1人でも傷付けられたら、お仕置きをしてあげるだけだけどね」

「アハハハハ・・・・もしエーレン様とエミール様が殺されたらどうなさいますか?」

「ん?殺した奴とその指示をした奴と仲間全員死ぬより怖い思いを一生するだけかな?殺したら勿体無いからね」

エターナリアが微笑みながら言う

「・・・・」

族長は震えながら青ざめている

(こっ怖過ぎる・・・本当にやるのは解るが・・・死んだ方がましなのか・・・絶対に逆らわない様にしないと、昨日のが自分に・・・)

「じゃあ後の事は任せたね」

エターナリアが笑顔で言うと馬車に乗り狼耳族の村を目指す


数日後狼耳族の村が見えてくる

「思ったより、人の気配が少ないね」

「はい!御主人様!どうしてですか?」

アニタが呟く

「徴兵か・・・・ほとんど前線と族長の元に居るんだろうけど、畑がこれじゃ終わりだな」

「その通りと思います・・・油断だけはしないように警戒します、御主人様」

レインが真剣に言うと村の入り口に武器を持った狼耳族が集まっている

「食べ物を寄越せ!!」

狼耳族の男が叫ぶと村人達は馬車を囲み始める

「喧嘩売るなら買うが、覚悟は出来ているだろうな!!」

エターナリアが大声で言うと馬車から降りて、捕虜の狼耳族の大将を地面に転がさせる

「ヒィーーーー!!」

大将の男が怯えて震えていると村人達は驚きながら後退りする

「どうした!!さっきの勢いは無いのか!!覚悟も無いのか!!」

「馬鹿な・・・・覚悟しろ!!全員でかかれ!」

男が叫ぶと狼耳族の人達は距離を詰め始めるとアニタが笑顔で男達の前に出る

「御主人様!良いかな?」

アニタが笑顔で言う

「雑魚だから好きにして良いよ、カシムも練習台にしてあげなさい」

エターナリアが笑顔で言うとアニタが尻尾を振っていると狼耳族がアニタ目掛けて斬り込んで来る

「おりゃーー!」

アニタはかわしながら腕を掴むとそのまま地面に叩き付けると何度も叩きつけている

「馬鹿な!!」

狼耳族は青ざめながら後退りしている

「あ!御主人様!!寝ちゃいました!!」

アニタはその場で両腕を折ってから笑いながら言う

「アニタまだ沢山居るから順番にやってあげなさい」

エターナリアが笑顔で言うと狼耳族の微笑みながら見ている

「ななっ何をやっている!!全員でかかれば倒せる!!」

男が叫ぶと狼耳族は全員でアニタに向かって来るがアニタは1人ずつ殴り飛ばしていく

「ねえねえ、あなたはかかって来ないのかな?」

エターナリアが微笑みながら指示を出していた男に近付いて言う

「この野郎!!死ね!!」

男が剣を振るがかわしながら腕を殴り骨を砕くと投げ飛ばす

「カシムお仕置きしておいて」

「はい!畏まりました」

カシムは男を蹴飛ばしてからボコボコにしていくと狼耳族は青ざめながら立ち尽くしている

「降伏するかな?」

エターナリアが言うと狼耳族は顔を見合わせてから、その場に平伏していく

「御主人様!どうなさいますか?」

「レインどうしたい?面倒だからね」

「情報が欲しいので聞き取らさせます」

「レイン頼んだよ」

エターナリアが笑顔で言うと数人で村の中を見て回る

「エター何もないね、つまらない!」

「そうだね・・・食料もほとんど無いだろうね、落として損をしたかな?」

「絶対損!!次に行こうよ!」

エニスが言うと馬車に戻ることにする、ヘラは村の中を確認して走り回っている

「御主人様、予想通り徴兵されて戦争に行っているようです、それに・・・ほとんど食料も無くなって飢えています」

レインが呆れたように言う

「族長をお仕置きするしか無いか・・・仕方無いね」

「はい!御主人様」

レインが笑顔になると出発の準備を始める

「こいつらは放置でいいかな?」

「はい!御主人様それで問題ないです」

レインが微笑んで言う


「御主人様・・・お願いが有るのですが・・・私の部族の町の様子を見たいのですが」

キサラが申し訳なさそうに言う

「どこの町だったかな?」

「ここになります、どんな酷い状態になっているか見ておきたいと思います」

「レイン良いよね」

「はい!御主人様、キサラの部族なら会う必要が有ります」

「ありがとうございます!」

キサラは涙目になって頭を下げている


数日後町が見えてくると門が開き兵士が出てくると馬車を囲み始める

「御主人様!数が多いです!」

レインが少し慌てる

「馬車を停めて、戦闘準備!!」

エターナリアが言うと馬車を密集させてから全員戦闘準備を始める

「女は生かしておけ!後でたっぷり楽しませてやる!!男は皆殺しだ!!」

「話す気は無さそうだね」

エターナリアが苦笑いするとレインが真剣に周囲を確認している

「御主人様、どうなさいますか?」

「本気を出して良いから怪我だけはしないようにね」

エターナリアが微笑みながら言うとみんな笑顔で敵を睨んでいると1人の体格の良い狼耳族男が笑みを浮かべて歩いてくる

「俺に勝てると思うなら一騎討ちしてやる!!」

男は笑いながら言う

「偉そうだ!獣王風情で態度がデカイ!!」

エターナリアが笑いながら言うと男はムカッとした顔付きになる

「身体中の骨を砕いてから苦しみながら殺してやる!!」

狼耳族の男は怒鳴ると

「ハッハァーーーーー!」

エターナリア目掛けて突撃して斧を振り下ろしてくるとエターナリアは一撃腹を殴る

「グハッ!!」

男が斧を落として両膝を付く

「弱すぎる!」

エターナリアが呟くと首の後ろを掴み持ち上げながら勢い良く地面に叩き付けると数回叩き付けてからグルグル回して投げ飛ばすと数人に当たりながら転がる

「次はどいつ?」

エターナリアが微笑みながら言う

「全員で殺せ!!全員でかかれば倒せるぞー!!」

狼耳族が武器を構えて間合いを詰めて来る

「御主人様!こちらをどうぞ!」

クーラが笑顔で鉄の棒を差し出す

「ありがとう、下がって警戒していてね」

エターナリアが微笑みながら言うとクーラは笑顔で下がると狼耳族が斬りかかってくると棒を振り抜き狼耳族の男を殴り飛ばす

「ばばっ化け物!!」

狼耳族が叫ぶと後退りし始める

「逃げれません!!御主人様に剣を向けたからお仕置きです」

アニタが微笑みながら言うと突撃して次々と金属の棒で殴り吹き飛ばしていくとケシルとミシルが続いて倒し始める

「あ!御主人様返り血が!!拭きます」

セレストリアが言うと拭き取り

「御主人様の鎧に血を付けた罪はお仕置きです!!覚悟しなさい!!」

アリスが叫ぶと狼耳族を金属の棒で殴り始める

「御主人様、やる気有りすぎて殺さないか心配ですね」

レインが微笑みながら言う

「雑魚しかいないから仕方無いね」

「はい!御主人様!!」

レインが微笑んでいる

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