第91話 迷宮訓練からの帰還

41層に向かいレッドリザードを炎を吐く瞬間に次々と倒して殲滅する

「みんな慣れたね」

エターナリアが言うと

「え?何に?」

エニスが言うと

「魔法珠取得率が高いから」

エターナリアが微笑みながら言うと

「は?戦闘狂がやらせているのでしょ!!」

「最初の頃の倍有るから」

「吐くとわかっているから倒しやすいけど、え?私が戦闘狂・・・・」

エニスが苦笑いしている

「確かに戦闘狂だね」

「何でエターは戦わなかったの?」

「ブラックドラゴン強かったからどの様に強くなろうか考えながらみんなの戦いを見ていたよ」

「はぁーーー!戦闘狂!!何考えているのよ!!!」

「やっぱり必殺技練習がいいかな?」

「はぁ?必殺技練習・・・・戦闘狂らしい」

エニスは苦笑いしている


その後もステータスの確認と転職を繰り返しながら、39層は6人に任せて、大部屋はアニタが殲滅して、41層は全員で魔法珠集めを続ける


「エターこれで何往復目?」

エニスが不満そうに言うと

「15回目かな?疲れたのかな?」

エターナリアが微笑みながら言うと

「つまらない!一撃で倒せるし・・・・」

「そろそろ下にいく?」

エターナリアが言うと

「フライドラゴンが良いです!」

アニタが笑顔で言うと

「アニタまだやる気なの!!」

エニスが言うと

「みんなはどうする?まだやりたい?それとも帰りたいかな?」

エターナリアが笑いながら言うと

「47層から50層殲滅したいです」

セレストリアが言うとみんな笑顔で同意している

「クーラは?」

「黒いゴーレムの鉱石が欲しいです」

クーラは笑顔で言うと

「レインはどうしたい?」

「御主人様がいてくれたらどこでも行きます」

レインは微笑みながら言う

「・・・・全員戦闘狂だった・・・」

エニスが苦笑いしながら言うと

「休憩したら下に向かおうか?」

エターナリアが言うとみんな笑顔で40層に戻り始める


休憩後ステータスの調整をしながら47層から50層を殲滅し続け20往復してから帰ることにする


迷宮から出ると夜中だったが、冒険者ギルドに到着すると

「買い取りお願いします」

エターナリアが職員に言うと

「こちらに並んでくだい」

職員は笑顔で答えると

「多分カウンターじゃ無理だと思います」

エターナリアが微笑みながら言う

「え?・・・・まさか・・・エターナリア様?」

職員は青ざめながらみんなを見て言うと

「そうです」

エターナリアが微笑みながら返事をすると

「ちょっとお待ちください」

慌てて奥に行くと

「申し訳ありません、明日にしていただいてもよろしいですか?支部長が帰ってしまいましたので大変申し訳ありません」

職員は青ざめながら頭を下げると

「仕方ないですね」

エターナリアは苦笑いして帰ることにする

「とうとう名前だけで買い取り拒否されたね」

エニスが笑いながら言うと

「変わりに明日は大量の魔石を積み上げようか?」

エターナリアが笑いながら言うと

「それは・・・・ケーレストさんが可哀想だね」

エニスが笑い出すとみんな笑う

「御主人様大量に買い取りを依頼するとどうなるのですか?」

ルシアが聞くと

「買取り拒否されるよ、王都に持っていけと」

エターナリアが笑いながら言うと

「あ!それで王都に行きたいと言われているのですね」

ルシアが納得すると

「冒険者ギルドは買取り拒否したらいけない事になっているから内緒だよ」

エターナリアが笑いながら言うとみんな笑顔で同意している


翌日全員で袋詰めしてから冒険者ギルドに向かうと

「あ!エターナリア様昨夜は申し訳ありません、奥にどうぞ」

職員が笑顔で言うと応接室に入り魔石の袋を置いておくとケーレストが入ってくる

「昨夜は申し訳ありません、門前払いしてしまいまして・・・・」

ケーレストはテーブルの袋を見て苦笑いしている

「買取りとこの4人の冒険者登録をお願いします」

エターナリアが微笑みながら言うと

「解りました、カウンターで能力測定をお願いします」

ケーレストが言うとルシアとルティナとキキラとチキラが部屋を出ていくと職員が袋を開けて苦笑いしている

「やはりそうですよね・・・」

ケーレストが職員を見て呟くと

「どうしました?」

エターナリアが笑顔で言うと

「大量の魔石の上、大きさが大きいと思っていましたので・・・買取りが難しいと思っていました」

ケーレストが苦笑いしながら言うと

「いつもの事ですよね、数え終わり次第次の分を出しますけど」

「は?まさかまだ有るのですか?」

「3日間迷宮で泊まりながら狩ってきましたのでたっぷり有りますよ」

エターナリアが笑顔で言うと

「ちょっと待ってください!どのぐらい有るのですか?」

「今出ている分は20層までの分です、次は31層までの分で、次は41層までの分です、最後が50層までになります」

「は?まさか・・・・4人も一緒に50層に行ったのですか?」

ケーレストが青ざめていると

「ししし支部長おかしすぎます・・・・装置が故障したと思います・・・・」

職員が青ざめて入ってくる

「まさか・・・何が起きた?」

「調剤名人が2人に革名人に聖戦士見たことの無い職業ばかりです、絶対にあり得ません」

「他にどんな職業を持っている?」

「調剤名人は村人、見習い薬師、薬師、上薬師、調剤師、調剤師、上位調剤師、調剤名人です」

職員が言うと

「そのまま登録して良い・・・」

ケーレストは青ざめながら言うと

「革名人は村人、見習い革職人、革職人、上級革職人、革細工師、上級革細工師、革名人です」

「それも良い・・・」

「聖戦士は村人、見習い従戦士、従戦士、上級従戦士、従聖戦士、上級従聖戦士、聖戦士です」

「解らんがそれも登録して良い」

ケーレストが諦めた様子で言うと

「そんなに慌ててどうしました?」

エターナリアが微笑みながら言うと

「まさか登録前にどこまで鍛えたのか・・・」

ケーレストが青ざめている

「記録更新しましたよ、初めてで50層まで連れていきましたし、ブラックドラゴンの階層主も倒しましたけど、他にも階層主いましたよ・・・」

エターナリアが笑顔で説明する

「は?・・・・まさか一回で?」

「3日間潜っていましたから鍛えすぎました」

エターナリアが呆気なく言う

「これ以上鍛えないで欲しい・・・」

ケーレストが苦笑いしながら言うと

「そうそう!ドラゴンと階層主の魔石も全部先に出した方がよろしいですか?」

エターナリアが微笑みながら言うと

「見なくても・・・全員にドラゴンバスターとドラゴンスレイヤーと階層主討伐の証を与えます」

ケーレストが言うと

「確認しないのですか?」

「見なくてもドラゴンは倒しているのは解ります・・・見てもどのみち預かりになりますので直接王都のギルドに持っていってください」

ケーレストが頭を抱えながら言うと

「解りました、買取り拒否と言うことですね、やっと王都に向かえるので、王都のギルドに持ち込みますが、買い取れないと言う事は無いですか?」

「え?まさか・・・無いとは思いますが・・・魔石は全部でいくつぐらいになりますか?」

「全部で200000個ぐらいだとは思います」

エターナリアが微笑みながら言うと

「えーーーーー・・・・不可能かも知れません金貨数万枚になりますよね・・・アイテムも入れたら・・・」

ケーレストは頭を抱えながら考えている

「支部長・・・16層以降の魔石が1525個です」

職員が微笑みながら言うと

「次は31層までの分ですね」

エターナリアが出そうとすると

「30層までにして貰えませんか?」

職員が苦笑いしながら言うと

「解りました29層までの分を先に出します」

エターナリアはそう言うと積み上げ始めると

「ちょっと多くないですか?」

ケーレストが驚きながら言うと

「5000から7000個ぐらいだとは思いますけど」

「え!・・・・・・支部長!何とかしてください」

職員が涙目になる

「7000個だと・・・買取り価格決まっていたか?・・・しかしギルドの義務なのだから・・・」

ケーレストが呟くと

「決まってないです・・・銀貨2枚でも1400枚です・・・銀貨3枚で2100枚ですが資金が・・・」

職員が青ざめながら言うと

「エターナリア殿お願いですから王都に直接持っていってください」

ケーレストが頭を下げる

「仕方ないですね・・・20層までの分を金貨で受け取りますね」

エターナリアが満足そうに言うと

「金貨152枚と銀貨5枚になります」

職員が硬貨を積み上げて確認する

「エターナリア殿もしかして、買い取れないと言うのを待っていました?」

ケーレストが苦笑いしながら言うと

「どこまで買い取れるか確認してみました、ギルドカード作りに来たようなものですから」

エターナリアが微笑みながら言うと

「人が悪い・・・早く買い取れないと言えば良かった・・・」

ケーレストが言うと

「支部長それは言ったらダメな筈です、信用問題に・・・・」

職員が苦笑いしながら言うと

「エターナリア殿との仲だから、もう事実を言って良い!どうせ全部買い取れと言われたらギルドの資金が足りないのだから!」

ケーレストが言うと

「それは・・・・そうなのですが・・・預かり資金全部引き出せない・・・なんて言えないです」

職員も諦めて呟く

「そう言えばこの魔法珠だったら金貨何枚になりますか?」

エターナリアが微笑みながら出すと

「え?オークションなら金貨100枚ぐらいになるかと思います」

「この間の商談会で150枚で取引されました」

エターナリアが笑顔で言うと

「そうですか・・・魔法珠はそう簡単には手に入りませんから・・・もしかして沢山有りますか?」

「内緒です、持っていることが解るとうるさい人達が多そうなので」

「内緒にしておきます」

ケーレストは苦笑いしながら言う

「それでは帰りますね、王都への旅の準備もしたいので」

エターナリアが微笑みながら言うとエターナリア達は帰る事にする


「支部長・・・疲れました」

職員が苦笑いしていると

「エターナリア殿は強すぎる・・・商会運営だけしてくれないかな・・・・」

ケーレストが呟くと

「そうして欲しいです・・・・商会で全部売り捌いてくれませんか?」

「それは・・・ギルドが言ったらダメだよね」

ケーレストが苦笑いしていると職員も苦笑いしている

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