第71話 ベトルセル商会の愚か者
警備隊詰所に着くと隊員が隊長を連れてくる
「また襲われた様ですね」
隊長は苦笑いしながら言うと
「もう襲ってこないで欲しいですね、エニスが不機嫌ですから」
「アハハハ町中を歩くと狙われるので厳つい男の護衛を雇うしか無いですね」
「え?それは嫌です!!」
エニスが苦笑いしながら言うと
「ケシルとミシルより強いなら良いけど、見せかけじゃね」
エターナリアが笑いながら言う
「武器を持たずに歩かない方が良いですな」
隊長が苦笑いしながら言うと
「つけられていたから、武器は預けて来ただけですよ」
「襲われるためにわざとですか・・・・」
隊長は苦笑いする
「所でベトルセル商会って知っていますか?」
「ベトルセル商会ですか?町では3番目に大きい商会ですよ、それがどうしましたか?」
「今回喧嘩売ってきた相手です」
「え?まさか・・・あの男達の依頼主ですか?」
「そうみたいですね、あの男達を連れて挨拶でもしてあげようかな?元副ギルドマスターのお仲間みたいだしね」
「え?お仲間・・・」
「一緒に聞いて貰いましょうか?」
エターナリアが言うと隊長も一緒に男達の余罪を聞いていくと隊長は怒りに震え出す
「まさか疫病の薬で儲けが出ないからかもね」
「捕まえるにも証拠が無さすぎる・・・・」
隊長は悔しそうに言うと
「売られた喧嘩は買いに行こうかな?良いですよね」
エターナリアが言うとエニスは苦笑いして、レインは笑い出す
「え?何をするつもりですか?」
隊長が不思議そうに言うと
「簡単です、こいつらを連れて挨拶に行くだけです」
「大胆ですね!しかし危険・・・・・相手が危険か」
隊長は苦笑いし始める
男達を縛ったままベトルセル商会に行く事にする、隊長も私服で付いてくる事にする
「商会代表はいるか!」
「何の様ですか?」
商会職員が驚いて言うと
「こいつらの依頼主を出せと言っているんだ!!」
男達を地面に叩きつけると職員は男達の名前を呼ぶ
「やっぱり知り合いなんだな!とっと依頼主をだせ!!」
エターナリアが言うと職員は慌てて奥に行く、しばらくしてから奥に通してくれる
「ベトルセル商会代表だが、アーガナルド商会のエターナリアだな!!」
部屋に入ると男が言う
「何で知っているのかな?依頼主かな?」
「アハハハ!そうだ!こんな所に武器も持たないで来るなんてバカだな!!」
「は?バカはお前だろ?」
「アハハハ!!本当にバカだ!付け狙う必要も無くなった!死ね!!」
男が言うと武器を持った男達が入って来る
「あー本当にバカだ・・・・ケシル、ミシル殺さない様にね」
「はい!御主人様」
ケシルとミシルは笑顔で男達の方に向かう
「女は捕まえたらタップリ楽しんで良いぞ!!」
商会代表が言うと男達が喜び出し襲いかかるがケシルとミシルは片っ端から殴り飛ばしてからボコボコにする
「ななななんだと!!化け物か!」
「知らなかったのか?この町で1番強い冒険者パーティーが誰だか!!本当にバカだね」
エターナリアが言うと
「え・・・・あ!」
商会代表が青ざめていく
「殺人未遂の現行犯で捕まえて領主様に裁いて貰おうかな?それとも何かで賠償して貰おうかな?」
エターナリアが微笑みながら言うと
「殺人未遂・・・・それは不味い!!例えば何で賠償すれば良いか!教えろ!」
「レイン何にしようか?迷宮アイテム大分溜まっているから全部一括でギルド買い取り価格の5倍で買取して貰おうか?」
「御主人様!それではつまらないですね、魔石も含めて10倍ぐらいにしましょう!」
レインが微笑みながら言うと
「そっちの方が良いかな?」
「アイテム全部一括で買取ならしてやる!!どうせそんなに高くならないからな!10倍で良いぞ!!」
商会代表は笑いながら言う
「じゃあ契約書に書いて貰おうか!エターナリア達が保有している迷宮アイテムを全部一括でギルド買取価格の10倍で買い取ると!もし支払えない様なら契約違約金としてギルド買取価格の3倍価格を支払うと!」
エターナリアが言うと商会代表は笑いながら書き始める
「商業ギルドに行って正式契約ともし支払えなかったら商業ギルドと領主様に借金徴収して貰う事で良いな!連帯保証人として商業ギルドとお前の親族が経営する商会や親族全員や親族の貴族で良いな!」
「当たり前だ!リザードの革や大蛇の革は良いものだから楽しみだ!!ワハハハ」
商業ギルドに向かい商業ギルドマスター、ベルダートとケーレストが立ち会いの上内容を確認して調印すると
「あ!ちょっと待ってください!連帯保証人に商業ギルドが・・・・」
ベルダートが青ざめて言うと
「もう遅い!こいつが喧嘩売ったから悪い!商業ギルドが監視していないから暗殺をしようとするバカがいるんだ!ベルダート!」
エターナリアが笑いながら言う
「ベルダートバカか!迷宮のアイテムが手に入れば大儲けだ!大人しく見ているが良いぞ!どうせ月に100枚しか持っていないだからな!」
ベトルセル商会代表は大笑いする
「正式契約と認め契約書に従い買取の確認アイテムを確認と鑑定をケーレスト殿と行う、今から契約破棄は出来ないとするが良いか!また警備隊隊長も一緒にいるので一緒に立ち会いをお願いします」
ベルダートが苦笑いしながら言うと
「わかった!楽しみだ!!」
ベトルセル商会代表がわらいながらいうと契約書にサインするとエターナリアも確認してサインすると倉庫に移動して鑑定を始める
「じゃあリザードの革からかな?」
エターナリアは微笑みながらケーレストに言うと
「やっぱりそうなりますね」
ケーレストは苦笑いしているとエターナリアはアイテムボックスからリザードの革を千個ずつ置いていくと
「ケーレスト置く場所が足らないね、まとめて出した方が良かったかな?」
エターナリアが苦笑いしながら言うと
「大体何枚有りますか?」
「30000枚ですね」
エターナリアが微笑みながら言うと
「はぁー?30000枚?嘘だ!あり得ない!!」
ベトルセル商会代表は青ざめる
「魔法珠とドラゴンの鱗先に出そうか?」
エターナリアはそう言って出し始めて並べていくと
「前より増えていますね・・・魔法珠100個と鱗が全部で100枚で良いですか?」
「今回は怒っているから、全部出しておくよ」
「魔法珠が一個金貨200枚ですので20000枚で鱗が1枚金貨10枚で金貨1000枚です」
ケーレストが青ざめながら言うと
「ここまでで金貨何枚ですか?」
「金貨24000枚ですね」
「え?払えるわけ無いだろ!!なんだこの量は!あり得ないこんな契約無しだ!!」
ベトルセル商会代表が騒ぎ出すが
「契約は絶対です」
ベルダートが一蹴する
「ふざけるな!!あり得ないだろ!そうだろ!!何か言えベルダート!」
「契約は絶対です買い取れないのであれば、契約違約金の支払いに強制徴収になります、また警備隊隊長もいますので領主様に連絡をお願いします」
ベルダートが苦笑いしながら言うと
「そんな・・・・・払えるわけ無いだろ・・・終わりだ・・・」
ベトルセル商会代表は崩れ落ちて泣き出す
「これで副ギルドマスターは破産したのですね・・・ベトルセル商会も破産ですか?」
隊長は苦笑いしながら言うと
「そうなりますが・・・・この契約書だと奥さんの実家と親族全員が強制徴収対象です」
ベルダートが青ざめて言うと
「仕方ないね暗殺なんてしようとしたし、副ギルドマスターのお仲間だからね」
エターナリアが微笑みながら言うと
「え?だからここまでしたのですか?」
ベルダートが聞くと
「そうだよ!バカ相手だから楽だね」
「金貨何万枚になるのか、知りたいですね」
「あ!そうだね続きしようか!」
エターナリアが出そうとすると
「数だけ言ってください、どうせ数えたらとんでもない価格になりますから」
「ブラックリザードが20000枚で赤い大蛇が300枚と大蛇が30000枚とゴーレムの鉱石が20000個と剣類が炎龍剣と龍王剣と龍王杖どドラゴンソード等で良いかな?」
「龍王剣・・・価値が有りすぎて価格がつけれません・・・龍王杖!まさかまた階層主倒したのですか!」
ケーレストが青ざめる
「あ!昨日出たから倒したよ」
エターナリアが軽く言うと
「ケーレスト殿いくらぐらいなのですか?」
「龍王杖と龍王剣は国1つ分の価値だと思いますので買取出来ませんので、最低で考えて金貨50000枚でどうですか?」
「価値は100000枚と言うことですか?」
「そうですので、数を数えるのも面倒なので半分の価格で如何ですか?」
ケーレストが苦笑いしながら言うとベルダートは価値を書き込んでベトルセル商会代表に渡して
「ギルド買取価格は金貨50000枚ですので、契約違約金は3倍で金貨150000枚です、サインをしてください」
「え・・・・あり得ない・・・払えるわけ無いだろ」
「契約書に従い強制徴収とします」
ベルダートが宣言する
「どんな不正が有ったか楽しみだね、所で何で狙ったの?疫病の薬を安く売るから?」
「そうだ!!折角の儲け時を貴様が大量に薬を安く売るから、利益がとんだ!全部貴様のせいだ!お前が悪い!!」
ベトルセル商会代表が言うと
「貴様!!人の命を何と思っているんだ!!」
隊長がキレる
「じゃあ沢山薬を用意してあるんだね」
「当たり前だ!半年前から発生し始めていたからな!早くから準備していたのを貴様が来たせいで大損だ!!」
「やっぱりこいつ助ける気がおきない、ベルダート強制徴収で薬も没収して領主様の判断も聞いてね、多分親族も知っていたんだろうね」
エターナリアが言うとケーレストと隊長とベルダートは怒りに手を震わせている
「副ギルドマスターと一緒に暗殺何人もしたんだね」
「邪魔するから悪いだ!大人しくしていれば良いだ!!」
「だから領主の弟暗殺させたんだね」
「あいつは俺を調べ始めたからだ!警告も無視した方が悪い!ワハハハ!」
ベトルセル商会代表は笑いながら言う
「隊長領主様に報告ね」
エターナリアが言うと
「ありがとうございます」
隊長は頭を下げると出ていく
「ベルダートこいつは奴隷にして調べ尽くしてね」
「解りました・・・商業ギルドの恥さらし・・・必ず調べ尽くします」
ベルダートが言うとエターナリアは帰ることにする
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