第6章 支部引継ぎ

第101話 代理人カルセト来訪

クエールバスコに戻り1ヶ月が過ぎる

エターナリア達は迷宮で訓練と奴隷達の能力上げして過ごしていた、そして商会の職員達も能力が上がっていた


迷宮から戻ってきてリビングでゆっくりしているとエリスナが帰ってくる

「御主人様カルセト様が本日来られました、これが代金との事です」

エリスナが袋を出して手渡す

「カルセトはどうだった?」

「信頼は出来ますが私が御主人様の奴隷だと思っていないと思います、御主人様がアーガナルド商会の代表と思っていないでしょうね」

「それは良かった、どこの宿屋に泊まるか聞いたかな?」

「アーガナルド商会の宿屋に泊まるそうです」

「レイン明日はカルセトを呼びつけて青ざめさせるかな?」

「それが一番良いと思います」

レインが微笑んでいる


翌日カルセトが屋敷にやってくるのをリビングで待っている

「御主人様カルセト様が来訪です」

「応接室で待っていてくれと言ってくれ」

エターナリアはそう言ってから、ドラゴンの鱗と魔法珠をもって応接室に入る

「エターナリア様御用とは何でしょうか?」

「これをオークションに出しておいてほしい」

魔法珠と鱗をテーブルにおくと

「まままっまさか魔法珠とドラゴンのうう鱗!!!」

カルセトは青ざめながら震える手で確認を始める

「手が震えているがどうした?」

「あ!申し訳有りません」

カルセトは確認を終わらせて

「確かに預かります・・・・この屋敷はエターナリア様の屋敷ですか?」

カルセトは申し訳なさそうに言うと

「そうだ、アーガナルド商会代表代理と会ってどうだった?」

「凄い美人の上、交渉が上手く才覚が溢れて素晴らしい人です」

「宿屋はどうだった?」

「え?宿屋?確かに新しいので快適で宿屋の料理は非常に美味しかったです」

カルセトは疑問に思いながら感想を言う

「アーガナルド商会代表代理に会うのに人を連れてこないとは思わなかったが・・・」

「実は兄や同業者から連れていってほしいと言われましたが、断りました。同業者は商業ギルドギルドマスターを通して面会を申し入れた様ですが返事が貰えないと言っていました」

カルセトが苦笑いしているとエターナリアはレインを見るとレインは首を横に振っている

「カルセトは正直ですね」

「え?代理人ですので、嘘をついても仕方ないです」

「そうですね、どのぐらいの期間こちらにいるのですか?」

「3日後に帰る予定ですが・・・早めても一人で帰るのは不安が有ります」

カルセトは苦笑いしている

「帰る前にエリスナに会って魔法珠と鱗は受け取ってください、後で預けておきます」

「え?エリスナ様に?それは恐れ多いと思います・・・」

「そうですか・・・ではタニタに預けておくかな?それか宿屋に持っていかそうかな?」

「タニタさまはどちら様でしょうか?」

「ん?アーガナルド商会のベトルセル部門の代理です」

「え?・・・・そんな重役に会えるのですか?それも小間使いの様に扱うなんて・・・・」

カルセトはは青ざめながら言う

「レイン重役なのかな?」

「そうですね普通の商人からしたら、会いにくい重役になりますね」

「その通りです、今回エリスナ様に会いに行って、手紙を見てすぐに会えたの事が普通は無いですが、朝にはエターナリア様に呼び出される事態驚いています」

カルセトが苦笑いしている

「レイン、手紙を持っていればエリスナに普通会えるのは当たり前だよね、それに夜に報告を受けるのも普通だよね」

「そうですねその通りですが・・・カルセト様はまだ気が付いていないのが普通では有り得ませんね」

レインが微笑みながら言うとカルセトを見る

「え?・・・・もももっもしかして・・・エターナリア様がアーガナルド商会の代表・・・でしょうか?」

カルセトは青ざめて挙動不審になっている

「そうだけど、アーガナルド商会に来る前に代表の名前ぐらいは調べてくると思っていたけど」

「え?・・・・調べていませんでした、え?もしかして私がアーガナルド商会の代理人になれたりするのですか?」

「エリスナ次第だからね、王都に興味まだ無いからな」

エターナリアが微笑みながら言うカルセトに言う

「もしかしてみんな代表と面談を済ませていたと言うことですね・・・・」

「アーガナルド商会の代理人はエリスナ達が決めれば良いだけです、運営は任せていますのでエリスナ、トリスナ、タニタ、マニタに認められなければ、無視されて終わりですからね」

「アハハハ・・・・エターナリア様は凄いとは思っていましたが、まさかアーガナルド商会の代表だったとは・・・・・度量が違いすぎます冒険者だと思い込みはダメですね・・・」

「ん?冒険者だよ!昨日まで迷宮で遊んでいましたからね」

「え?迷宮で遊んでいた?・・・・だから鱗が・・・え?簡単に取ってきたと言うこと・・」

「必要なら取りに行きますよ」

「簡単に言われるのですね、これ以上聞くのはルール違反になりますので聞かないようにしておきます」

カルセトは苦笑いしながら言うと

「後はクエールバスコで何をして帰るのですか?」

「同業者といくつかの商会代表に会うつもりですがこの町で契約を結んでもオークションに出品するのはアーガナルド商会だけですからね」

カルセトが苦笑いしている

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