第34話 ドラゴンの階層主

翌朝からはフレイとケニーは家で留守番をしてもらい迷宮に向かう事にする、そしていつも通り20層に向かい大部屋でエターナリアがリザードを殲滅してからドラゴンを倒しに行く

「今日もドラゴンを倒そうね」

「ドラゴン・・・・そんな・・・勝てるわけ無いです」

涙目になっているセレストリアをみんな見て

「たぶんエターナリアは本気を出してくれないから解らなかったのかな?エターナリアはドラゴンより強いですよ」

「え?そんなことあり得ないですよね」

セレストリアはみんなを見るが

「すぐに解ることだから」

一言でついていくことになるが凄い不安な顔をしている


ドラゴンを見つけて全員で一撃を与えてから炎を集めるのを待ってから全力の攻撃を与えて黒い霧に包まれて消えるのを待つと

「魔法珠ゲットだね」

「わざと戦いを伸ばすのは面倒だから早く倒して欲しいよね」

帰ろうとすると

[バキバキバキバキ]

[ガォーーーー!!!!]

壁が割れて大きなドラゴンが現れる

「え?・・・・階層主!!」

「ドラゴン・・・老ドラゴンクラス?」

「これは最初から本気を出すよ!!!」

エターナリアは槍を構えて一撃を与えるが黒い煙を上げるぐらいの傷しか与えられないが全員で次々と攻撃を仕掛ける、ドラゴンはエターナリアを噛みつこうと来るがかわしてから、闘気をこめて渾身の一撃の突きを放つ深々と刺さるが

[ガァォーーーー!!!]

大きな咆哮に全員動きを止める

エターナリアはドラゴンソードを抜き全力で次々と斬り裂いていく、ドラゴンは口に炎を溜めていく、全力を込めたスマッシュを放つドラゴンの首を半分以上斬り裂くそして返すように切り上げるようにもう一撃斬り裂き首を切り落とす、そしてドラゴンは黒い霧になって消えていくそして大きな結晶と牙と鱗がが残り、巨大な魔法珠が残っている

「みんな大丈夫?」

「あははエターの本気凄すぎる・・・」

「御主人様の本気凄すぎます」

「こんな危なかったのは始めてだね・・・」

エターナリアの言葉にみんな苦笑いする

魔石等を拾い集めていると剣があった

「龍王剣と言う剣ですね」

クーラが鑑定して渡してくれる

[龍王剣 ]火属性、聖属性、能力大幅上昇

「凄い剣だね」

「御主人様にピッタリです」

クーラの言葉にみんな同意している

その後20層のリザードを殲滅して大部屋に向かうエターナリアは[万能]に職業を変更してから大部屋のリザードを殲滅するその後19層を殲滅してから再び20層のリザードを殲滅するエターナリアは職業を[全能]に変更して大部屋でリザードを倒しまくる

「戦闘狂またスピード上がったの?どこまで強くなるの?」

「ドラゴンを両断出来るまで頑張るよ!」

「はぁー戦闘狂強くなりすぎ!」

エニスは苦笑いする

19層を殲滅後、18層を殲滅して帰ることにする

「エニス魔法珠使ってみる?」

「魔法使いになれるかな?」

「なれたら良いね」

ワームに向かって魔法珠を使ってみる、大爆発と共にワームは消し飛ぶ、エターナリアはエニスのステータスを見ると魔法使い見習いが職業に加わっていた

「次はキャスカがやってみて!」

「え?私がですか?」

「そうだよ!」

キャスカもワームに魔法珠を使ってみると爆発してワームは消し飛ぶ、エターナリアはワームを1ヶ所に集めて魔法珠を使って吹き飛ばす

「魔法使いになれるかな」

エターナリアは苦笑いしてから帰ることにする

迷宮を出てから冒険者ギルドに向かう

「奥にどうぞ!」

職員は見た瞬間に奥に通す

「今日はどのぐらいですか?」

エターナリア達は次々と魔石とリザードの革と大蛇の革を並べていく、職員は数を数えて鑑定していく

「え?・・・・・こんな大きさあり得ない」

「どうした!え?・・・・・」

「私達では無理ですね支部長を呼んできます」

職員は支部長を呼んで戻ってくる

「この魔石は何ですか?階層主ですか?」

「21層でドラゴンを倒した後に壁から大きなドラゴンが出てきて何とか倒した」

鱗と牙と魔法珠を見せると

「え?・・・・ドラゴンの階層主!!!!」

ケーレストは苦笑いして

「階層主討伐の証とドラゴンスレイヤーの称号を与えますのでギルドカードを出してください」

全員ギルドカードを渡して証をいれてもらう

「どのぐらい強いかもうはかれません」

ケーレストは笑いだす

「今回は本当に初めて倒せないと思いました」

「アハハ初めてですか、凄い強かったと言うことですね」

「魔石が1860個とリザードの革が1028枚と大蛇の革は452枚です」

「口座で預かって置いてください」

「硬貨でと言われたらギルドの硬貨が底をつきます」

ケーレストは笑いだす

「これで失礼します」

部屋を出て依頼の掲示板を見ると

「あ!ボアだ!」

アニタは尻尾を振っている

「距離的には近いから受けちゃう?」

「受けたいです」

みんなを見ると頷いている

「この依頼を受けたいのですが」

「わかりました・・・え?本当にですか?ボアごときの討伐を!!」

職員は驚いて叫びだす

「ボア肉美味しいからですね」

「肉の為ですね」

「依頼内容はボア3頭です村長に詳細は聞いてください」

「討伐後ボアの輸送は村人が手伝ってくれますか?」

「もちろん大丈夫です」

「明日行ってきますね」

エターナリア達は依頼書を持って家に帰ることにする

家に着くと

「お帰りなさいませ」

「ただいまフレイ、ケニー」

「今日はどうでしたか?」

「いつも通りだね」

エターナリアはそう言って笑う

「戦闘狂!!いつも通りじゃないでしょ!ドラゴンの階層主が毎回でるわけ無いでしょ!!!」

エニスが言うとみんなが笑いだす

「え?どっドラゴンの階層主?・・・・・」

「本当ですか?」

フレイとケニーは動揺していると

「倒したから良いじゃん」

エターナリアの言葉に

「戦闘狂!!!どんな敵でも普通に倒すからって今回は本気出してやっとだったのでしょ!!」

「そうだから、魔法が必要だなって思ったんじゃん!!」

「私も頑張ります」

リリスはそう言って笑う

「え?だから私に魔法珠を?もしかして便りに・・・」

エニスは赤くなって黙り込む

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