第15話 迷宮進撃?

「クーラ、レイン、リリスもかなり強くなったから、そろそろどこまで行けるか試してみる?」

「そうだね、一人でも倒せるようになったから安心だよね」

「楽しみです」

アニタは微笑んでいる

「取り敢えず今日は武器と防具を買って準備しようか?」

武器屋に入り

「この斧はどうかな?」

「破壊力有りそうですね」

エターナリアは斧を振り回して感触を確かめる

「クーラ持ってみて」

クーラは斧を振り感触を確かめて

「少し重たいですが、悪くは無いです」

「これはクーラの分ね」

「え?私の分!」

クーラは目を丸くしてエニスに助けを求める

「カニでも簡単に両断できそうだね」

エニスが言うと

「え?あの・・・私なんかが新品の武器なんてよろしいのですか?」

「良いよ」

エターナリアが即答して槍を見だしている

「この槍で良いかな?」

鋼の槍を持ち感触を確かめると

「レインこの槍どうかな?」

レインは受け取り感触を確かめると

「少し重たいですが良い槍です」

「レインの分ね、時々借りるかも知れないけど」

エターナリアはそう言って杖を探すがやはり無い、店主に

「魔法使い用の杖はないですか?」

「杖はない、魔法使いなんかいないからな!」

「この剣で良いかな?リリス」

「私なんかに高価な武器はいりません」

「じゃあこれで決定ね」

リリスは受け取り感触を確かめる

「斧と剣と槍で合わせていくら?」

「金貨40枚だな」

「少し安くしてね」

金貨を積みながら言うと

「金貨32枚だ!」

金貨32枚積み上げて

「これで良いかな?」

金貨を数えて

「確かにあるな!毎度!」

武器を持って防具屋に向かい、硬質の革の鎧を買って冒険者ギルドに向かう

「転職したいのですが」

「何に転職しますか?」

「取り敢えずは上級剣士かな」

能力を測定して

「え?何これ・・・・」

「どうかしましたか?」

「職業の種類・・・・」

「気にしないで上級剣士ね」

「わかりました」

「次はクーラね」

「はっはい?」

クーラは驚きながら能力を確認すると

「鍛冶士になれますがなりますか?」

「え?あっ!はい!」

レインも能力を鑑定すると

「高位神官に転職可能ですがなりますか?」

「はい!!」

リリスも能力を鑑定すると

「魔法使いに転職可能ですがなりますか?」

「え?はい・・・・」

3人が終り、エニスを見て

「エニスも久しぶりに転職ね」

エニスは能力を測定してみると

「へ?まさか上級冒険者なんて、この歳で・・・・」

「どうかしましたか?」

「すいませんでした」

エターナリアはアニタを見て

「アニタも転職ね」

「私ですか?」

アニタは能力を測定して

「まっまっまさか、剣聖!!」

ギルド職員は驚き言葉を失い、アニタも驚くが笑顔になる

「転職したし帰ろうか?」

「そうですね」

ギルドを出て宿屋に向かって歩く

「アニタさん剣聖なんて・・・・・伝説のの職業ですよね」

「そうかな?その気になればなれるよ」

「そんなこと無いです、ごく限られた人しかなれないです・・・・それも若くて」

「一番年下だから若いよね」

「え?一番年下?・・・・」

「13歳だよ」

アニタが言うと

「え?えーーー!」

3人とも固まり

「固まってないで帰るよ」

「え?あっはい」


翌日、準備をして迷宮の14層を目指して最短距離で向かい15層への階段に向かうとボアに遭遇する、エターナリアは素手で殴り怯んだ所をアニタが剣で切り裂き、クーラの斧が頭を割り黒い霧になって消えていく

「ご主人様何故素手で殴ったのですか?」

「素手で倒せるかなっと思っただけ」

エターナリアの言葉にレインはため息を漏らす

次のボアはエターナリアが剣で首を切り裂き黒い霧になって消える

「剣を使ったら余裕だね」

次のボアは、エニスが両断して倒し

「次の階に向かう?」

「向かうかぁ」

エターナリアが言うとアニタは下への階段を探し始め、遭遇するボアを次々と倒していくと下の階段を見つけて16層に降りると岩が転がりながら現れる

「ボム!」

ボムは止まりブルブル震えだすアニタは剣で両断して、黒い霧になって消える

「ボムは危険だったよね」

「爆発して破片で相手を攻撃をします」

「見つけたらすぐに倒していこう!」

歩いているとボムが次々と遭遇するが全員で一気に攻撃して倒していく、下への階段を見つけて17層に向かうとヒトデに遭遇するがエニスが切り付けて、傷目掛けてアニタが両断して黒い霧になって消える

「一撃で倒せなくなった」

エニスが呟く

次のヒトデはエターナリアが一刀両断して倒す

「え!まだまだ余裕なの?」

エニスが言うと

「そうみたいだね思ったより強くないよ」

軽く言うと

「18層に下りる?」

エニスの言葉にアニタをみると

「いこう」

アニタは即答だった

ヒトデを倒しながら下への階段を探して、18層に下りるとウルフと遭遇する、アニタは一気に間合いを詰めて一刀両断にする

「19層にいきたい!」

アニタは笑顔で言う

「ウルフじゃぁね、19層にいこう」

エターナリアの言葉にエニスは苦笑いする

ウルフを倒しながら19層への階段を見つけ19層にいくと大蛇と遭遇する

「やっと手応え有りそうな相手だね」

エターナリアがそう言って一気に間合いを詰めて頭を両断すると黒い霧になって消えていく

「え?何で・・・この程度で・・・」

エターナリアは愕然としている

「エターが強すぎるからじゃない?」

「ご主人様強すぎる」

エターナリアは遭遇する大蛇を次々と倒していく

「20層にいくよ!!!」

エターナリアはちょっとキレ気味に言う

エニスはアニタと見合わせて

「取り敢えずはいこうか?」

20層への階段を探して大蛇は殲滅していくそして20層への階段を見つけて下りると、リザードに遭遇するアニタは両断して黒い霧になって消えていく

「・・・・もしかして強くなりすぎて敵がいないのかな?」

エターナリアの呟きにみんなで苦笑いしている

「エターの強さを示す敵はなかなかいないかも・・・」

リザードを殲滅しながら21層への階段を探していると大きな部屋に入るとそこには大量のリザードがいる

「え?モンスターハウス!!」

「ギャぁーーー!」

奇声をあげたリザード達はエターナリア達目掛けて突撃してくる、エターナリアは一匹ずつ確実に倒していき、アニタとエニスはクーラとレインとリリスの援護を受けながら倒し続けるがアニタとエニスは異変に気付く

「え?エターの剣が見えないぐらい早い!!」

「ご主人様笑顔で戦っている!!」

エターナリアは戦っている間に職業を(剣聖)に変更して戦っている目の前のリザードがいつの間にかいなくなっていた

「もう終り・・・もっとでてこい!!!」

エターナリアの声にみんな驚き

「この戦闘狂!!」

エニスが言うと

「やっと楽しくなった所でいなくなるから悪い!!」

「全部倒しておいて言うことじゃないでしょ!!!戦闘狂!」

「迷宮ならもっと強いモンスターぐらい用意しておけよな!!!」

「私に言われても困る!神様に言って!」

「こんど話をしたときに文句言ってやる!」


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