第182話 ドワーフと魔道具
ドランゴクタがやってくる
「はじめまして、ドワーフの村の代表のドランゴクタだ」
ドランゴクタが各代表者達に挨拶をする
「ドランゴクタ、正式に黒龍連合国の傘下に入る事が承認された、これから頼んだぞ」
エターナリアが笑顔で言う
「これで安心して、鍛冶が出来る」
ドランゴクタが喜びながら言う
「人には得意不得意が有るからな、交易が得意な者もいれば、戦闘が得意な者もいる、鍛冶や物作りが得意な者もいれば、人との調整が得意な者や人への指示が得意な者もいる、人それぞれだが、全て国には必要な人財だ!」
エターナリアが笑顔で言う
「野心を抱いて戦争を起こした者達に言いたい言葉ですな」
ベルゼスが真剣に言うと全員同意している
「クレセント王は凄い・・・早速献上の剣を持ってきた」
ドランゴクタが笑顔で言うと剣を差し出す
「中々の剣だ!」
エターナリアが笑顔で言うとレインにクーラを呼んで貰う
「御主人様お呼びですか?」
クーラが笑顔で来るとドランゴクタが驚いている
「この剣の出来はどうだ?」
「中々良い剣です。材料に凝っていますがまだまだ改善の余地は有ると思います」
クーラが剣を見ながら言う
「何だと!!」
ドランゴクタが大声をあげる
「クーラ剣を」
「はい!御主人様」
クーラが笑顔で剣を渡すとエターナリアは剣をドランゴクタに投げて渡す
「何だ!!この剣は!!!くそーーーー!文句が付けれない!!」
ドランゴクタが真剣に見ながら言う
「ドランゴクタ、まだまだ腕を磨けるな!その剣はドランゴクタにあげるから、また良い剣を打ってくれ」
エターナリアが笑顔で言う
「解った!!この剣を越える剣を必ず作ってやる!!」
ドランゴクタが笑顔で言う
「クレセント陛下は人を操るのが上手すぎます。ドワーフの性格を熟知しているからこそ、献上をさせるのですね」
アジェリナが苦笑いしながら言う
「そう言うことか!!腕を磨かせる為なのか!」
ドランゴクタが大声で言うと笑い出す
「修練しなければ、良いものは出来ないからな、毎年献上して、前回より良い物を作ってくれ」
「クレセント陛下は人を育てる天才ですからね」
アジェリナが微笑みながら言うと全員が苦笑いしながら同意している
会議が終わるとそれぞれ観光と帰る準備を始めている
「御主人様、不穏な情報が入りました」
ヘラが真剣に言う
「クオンドセメルト王国がかなり押され始めましたが、全線の主力部隊が正体不明の軍勢に襲われて、全滅した後、急激に戦況が変わりました」
「何が起きたのか解らないが、面倒事になりそうだな・・・」
エターナリアが真剣に言う
「御主人様、情報が必要ですね・・・御主人様帰れると思いましたか?」
レインが真剣に言う
「え!・・・何でわかった?面倒事巻き込まれる前に帰ろうと思ったけど」
「御主人様・・・叩き潰して帰るしか無いですね」
レインが苦笑いして言う
「情報収集は任せてください」
ヘラが笑顔で言う
「遠回りして帰るしかないね」
エターナリアが苦笑いして言う
「御主人様!完成です!」
リリスが笑顔でやってくる
「魔道具かな?」
「はい!お湯を沸かす事が出来ます!」
リリスが笑顔で言うとエターナリアを連れて工房に向かうと、鍋にお湯が沸いている
「改良すれば、大きさは変えられます!」
「リリス帰ったら、お風呂を作れるかな?」
「お風呂ですか?はい!勿論作れます!御主人様」
リリスが笑顔で言う
「楽しみだな~」
エターナリアが微笑みながら言う
「他にはどんなものが良いですか?」
リリスが笑顔で言う
「塩釜かな?海水を蒸発させて塩を作る事が出来たら良いよね、海の有る国設置させて、魔石を売り付けて、変わりに塩を買えれば良いからね」
「あ!!商人らしいです!!魔石は迷宮からですから、それも大型の魔石が必要ですので、御主人様は大儲けです!」
「作れるかな?」
「すぐに作ります!!作り方が解ったのでそのぐらいは、すぐに作って見せます!!」
リリスが笑顔で言うとクーラが微笑んでいる
「御主人様、北に行ったついでに設置して塩を得るつもりですね」
「その通りだよ」
「やっぱり御主人様は商売上手ですね、公爵がまだ気付かない何て愚か者ですね」
レインが笑顔で言う
「エリスナが貯めているから大丈夫だろうけどね」
エターナリアに微笑みながら言う
「御主人様の先手打たれている事を気付かないのでどうにかして、知って欲しいですね」
レインが微笑んでいるとみんな笑い始める
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