第202話 家でゆっくり

屋敷に戻ると、クリス達が王都への出発の準備を始め、エターナリアはレインとゆっくりしている

「御主人様、護衛の数ですが、威圧感から多くは連れていけませんので、先頭はカシムと6人、後方はルゼトと8人にしましょう。残りは2人ずつ16人で良いと思います。」

レインが真剣に言う

「人選は、レインに任せるよ、だけど支部長候補をある程度連れていかないとね」

「はい!御主人様、人選はしていますが、もう喧嘩は売られないようにしましょう」

レインが微笑んでいる

「出掛けない様にしないとね」

エターナリアが苦笑いするとレインが笑っている


「御主人様!剣は、この程度で良いですか?作り途中のを完成させました。」

クーラが笑顔で持ってくる

「良い剣だね、アーレン君なら使いこなせるかな?」

「御主人様が気に入るなんて珍しいですね」

レインが笑顔で言う

「きっと良い冒険者になるね、恩を売っても、返してくれそうだからね」

エターナリアが笑顔でレインを見ている

「間違えないですね、リザードの革狩り始めてくれれば、商会に持ってきてくれますからね」

レインが微笑みながら考えている

「この剣買えるだけの資金が有りますか?」

クーラが心配そうに言う

「エリスナに上手くやって貰うよ、貸して毎回アイテムを売りに来て貰えば、利益で返してくれるからね、それにその剣に勝る剣を見付けるには、階層主かドラゴンを倒さないとね」

「あ!そうです!黒ゴーレムの鉱石が無いと無理です!」

「それに、クーラが作った剣だから最高の剣だからね」

「え!御主人様!そんな事は無いです!まだまだ上がいます」

クーラが驚いて言うとレインが微笑みながらクーラを見ている


夜になるとエリスナ達が帰ってくる

「あ!御主人様、言われた通りアーレンさんが剣を持ってきました、それにアイテムも買い取りました」

エリスナが笑顔で言う

「この剣だけど、アーレン君が剣を紹介頼まれたら、売ってあげてね」

エターナリアが笑顔で言うとエリスナが受け取り青ざめる

「ごごごっ御主人様!!クーラさんの製作された剣なんて!!金貨100枚は余裕でします!!どうするつもりですか!!」

エリスナが驚き大声で言う

「エリスナの好きで良いよ、分割で売ってあげれば良いからね、アーレン君なら使いこなせる様になると思うよ、それに必要になるからね」

エターナリアが笑顔で言う

「御主人様が言われるのであれば・・・ドラゴンソードを貸すよりは良いですが・・・」

「そろそろ王都に向かうけど、何か有るかな?」

「支部長候補ですが、全員鍛えて有るのですね、判断は良いので、交渉をして貰いましたが、かなり強気の者が多いですね・・・礼儀作法、相手の考えも読むのが上手すぎるぐらいです。」

エリスナが真剣に言う

「良い支部長になるかな?」

「支部長になれますね・・・支部長よりも商会代表になれる実力者だらけです。まさか・・・豪商にしてきたのですか?」

「御主人様ですよ!」

レインが笑顔で言うとエリスナが苦笑いしている

「そうだね、豪商と剣聖と格闘王にしたけど悪いかな?」

「やっぱり聞かなかった方が良かった・・・」

エリスナが苦笑いしながら後悔を始めると、レインが笑い始める

「御主人様・・・護衛達は獣王と白狐ですよね?」

レインが真剣に聞く

「そうだよ、剣聖と格闘王と探索者もしたけどね」

「やっぱり・・・強すぎると思っていました。」

「もう御主人様なら何でも有りですが・・・そんな護衛が沢山いると、簡単に国を支配出来てしまいます・・・あ!!支配していました」

エリスナが苦笑い始める

「面倒だからね」

「はい、御主人様、援軍呼んだら、この国でも簡単に占領できますが、やる気は無いですよね」

「国王が喧嘩売らなければね」

エターナリアが笑い出す

「売ってくるのは・・・公爵ですかね」

レインが考えながら言う

「面倒だから・・・10人ぐらい送り込もうかな?」

「準備させますか?取り敢えず公爵と一族を殲滅でよろしいですか?」

レインが笑いながら言うとエターナリアが笑い出す

「本気では無いですよね?」

エリスナが苦笑いする

「え?・・・売られそうになったらやるかな?」

「楽しみに待ってます。」

ヘラがニヤニヤしながら言う

「え!!えーーーー!いいっいつからそこに?」

エリスナが急に会話に入ってきたヘラに驚く

「ずーといました、商会を出て帰ってくる間ずーとね」

ヘラが笑顔で言う

「は?ううっ嘘!!気が付かなかった」

エリスナが驚いて見ている

「エリスナが驚きすぎだね、珍しいエリスナが見れて良かった~」

「はい!御主人様」

レインが笑顔で言うとエターナリアも笑っていると、エリスナが落ち込んでいる


「エリスナ、アイテム倉庫に出しておくから、商談会で使うようにね」

エターナリアが笑顔で言う

「はい!ありがとうございます。御主人様」

エリスナが笑顔で言う

「王都に出発されるのですね。お帰りになられるまでに増築とリリス殿の魔道具設置します。」

マタリーナが笑顔で言う

「帰ってくるのが楽しみだよ」

エターナリアが笑顔で言う

「ジーナの事頼みます」

マタリーナが真剣に言う

「ジーナはエニスから離さないから大丈夫だよ、もしもの時はエニスがキレるからね」

「エニス様がキレる?」

「はい!キレましたね、本当に100回終わるまでお仕置きを続けましたからね」

レインが笑い出すとエターナリアが説明を始めると、マタリーナとエリスナが青ざめ始める

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