A-21-T『木化』
触れた物を木に変化させる。
再発動:可能
再発動条件:なし
触れる対象が生物か非生物かによって木化の速度が大きく変わる。
非生物の場合、対象の素材に関わらず、元の形状はそのままで一瞬で木製の物に変化させる。つまり、鉄琴は木琴になり、金の延べ棒は木の延べ棒になる。素材が変化する事により、その物の本来の機能は失われる。携帯電話に対してこの能力を発動すれば、以降の通話は不可能となる。ただし、この能力が発動するサイズには限界があり、発動者の身長より大きな物には無効。
一方で生物の場合、触れている部分から徐々に能力が適応されていき、生物全体を木にするまでの時間は対象のサイズによって変わる。具体的には、人間1人を完全に木にするには10分程度の時間がかかる。ただ、戦闘においては、頭部、心臓、喉や内臓の重要器官を木化させるだけで勝利となるが、それら1部位を狙った場合でも、30秒程度触れなければ効果は得られない。
一方で触れた部位の皮膚を木化するのには5秒程度で済む。触れた部位から木化する効果が水のように染み込んでいくと考えると理解しやすいだろう。
ちなみに木の種類は判明していないが、素材としては大変上質との事。
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