ARMS系統解説
ARMS能力は両腕に由来する能力であり、以下の4つの系統に区分される。
1.R-Realease
2.O-Operation
3.I-Idea
4.T-Touch
それぞれの特徴は以下の通り。
1.R-Realease
手の平から何かを放出する系統。この時放出される物の事を、「現象」と呼び、能力によって発生した現象は能力の影響下にあると定義される。
A-16-R『清水』は両手から無限に水を放出する能力であり、出た水は現象として扱われるので、正真正銘ただの物質ではないが、その性質は普段目にする水と何ら変わりない、純度100%の水である。また、A-10-R『チャージショット』で発射されるエネルギー弾も現象であり、これは破壊エネルギーが形になった物と考えられる。
現象を放出するという点で、攻撃的な能力が多い。また、遠距離においても近距離においても有用で、作戦の軸となる能力とも言えるだろう。とはいえ、絶対に避けられず、当たれば確実に死ぬ能力などという物は存在しない為、攻撃を当てる工夫、あるいは攻撃を安全に繰り返す工夫が必要となるだろう。
2.O-Operation
直接触れずに何かを操ったり、移動させたり、特殊な挙動をさせたりする系統。
H-V系能力と決定的に違うのは、例え対象となる物が視界に入っていなくても、認識しているだけで発動するという点。認識とは、そこにその物があるという情報であり、また、その物がまだ消えていないという事実でもある。つまり、相手が石を握りこんだ事が分かっていれば、手の平の中の石を対象に能力を発動させる事が出来る。ただし、発動者が気づかない間に対象となる物を消したり、移動させたりした場合は能力が打ち消され、再度認識しなければ同じ物に能力を発動する事は出来ない。
A-02-O『ドロー』は対象となる物を手元まで引き寄せる能力で、敵の意表を突いた攻撃がしやすい。だが、対象は無生物のみに限られる。A-04-O『マグネット』はやや特殊で、対象を2つ取る。1つ目の対象に向かって、2つ目の対象が磁力によって飛んでいき、接触するまで引き寄せられるという能力だ。
癖のある能力が多く、また、単独では驚異とならない能力もある。だが嵌ると非常に強力で、相手の裏を簡単に取る事が出来る系統でもある。
3.I-Idea
非生物を手元に召喚する。召喚には生物と非生物の2種類があり、こちらのA-I系統が非生物。C-G系統が生物の召喚となっている。それぞれ部位の近くに、召喚される物が現れる能力であるが、召喚出来るだけのスペースが無ければ、召喚能力は発動出来ない。
召喚された物は特殊な効果を持っていたり、あるいは元々殺傷能力を持っている武器などが主で、A-R系能力の現象とは違い、通常の物体として扱う。1度出現させた物を任意で消す事が出来るかどうかは、能力によって違う。また、再召喚が可能かどうかも同様で、無限に出せる物もあれば、1度きりの物もある。
A-03-I『ピースメーカー』が召喚する銃は、実存する銃その物の性能を持っており、弾丸も既に込められた状態で召喚する。一方でA-18-I『斬波刀』の召喚する刀は、斬撃を飛ばすという特殊能力を持っている。
A-R系統の能力と違って、物を召喚し、それで攻撃する関係上、それを奪われたり、破壊されたりすると無力化するという弱点もある。
4.T-Touch
手で触れた対象に影響を与える系統。能力を発動する条件として、対象に触れる必要があり、通常接近しないと意味がない能力。対象は生物か非生物かを問わない能力が多いが、大抵は対戦相手に発動させ、悪影響を及ぼす事を目的とする系統となっている。
触れる、の定義は、両手のどちらか、拳でも手の平でも相手の身体の一部(衣服を含む)に接触する事であり、足で相手に触れても条件は満たせず、対戦相手の召喚した物に触れても対戦相手自身に効果が及ぶ訳でもない。
A-09-T『ヘヴィーウェイト』は触れた対象の重さを増す。触れる度に効果は重複し、やがて相手は身動きを取るのが困難な重りを背負う事になる。A-17-T『ヒール』はこの系統でも特殊で、触れた対象の傷を治す効果がある。自身を対象に発動する事も可能なので、長期戦に向いた能力と言える。
致命的な効果を持つ能力が多く、単独で決定打になり得るが、特性上相手に近づき、場合によっては何度も触れなければならない為、条件は厳しいと言える。しかし戦闘エリアは限られている為、相手がいくら素早くても端に追い詰めればいつかは触れる。
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