C-08-G『番犬』

 戦闘用の犬を召喚する。


 再発動:可能

 再発動条件:30秒


 犬の種類はジャーマン・シェパード。警察犬として採用され、嗅覚が鋭く、勇敢で、運動能力が高い。腕に噛みつけば振り払われても決して離さず、足に噛みつけば踏ん張って足止めをする。


 再発動条件の30秒が経過すれば、召喚数に上限はない。また、発動者は意図して召喚した犬を消す事が出来ない。犬がダメ-ジを受けたり死亡した場合でも、発動者に影響はない。


 犬に出来る命令は以下の通り。

「待て」=その場で次の指示があるまで待機する。

「来い」=発動者についてくる。

「行け」=対戦相手に向かって真っ直ぐ突撃し、牙によって攻撃を仕掛ける。

「逃げろ」=対戦相手とは反対方向に向かって全速力で移動する。

 これより複雑な命令は受け付けられない。

 複数の犬を召喚している場合、個別に命令を下す事も全体に同時に命令を下す事も出来る。


 召喚された犬は同一のDNAを持っている為、身体能力も性格も一律のはずであるのに、群れが出来るとそこには階級が出来る。戦闘中においては、発動者という絶対的なボスがいる為に仲間割れなどをする事はまずないが、外に放し飼いで1ヶ月もすれば野良と変わらない犬社会が出来る。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る