H-26-F『ヒートアップ』
両目で見た部分に熱を加える。
再発動:可能
再発動条件:なし
両目で見る事の出来る物であれば、生物、無機物を問わず、熱を与える事が出来る。熱を与えられる範囲は、直径5cm程度の円で、見られた部分は1秒につき10℃ずつ温度が上昇していく。上限はおそらく無い。
見ていた部分の一部でも隠された場合、温度の上昇は停止する。また、両目を使って焦点を合わせた部分にしか能力は発動されない為、1度に1箇所にしか能力は発動出来ない。再発動に制限は無い為、覆った物を再度加熱する事は可能。
人間の皮膚は、平常時30℃程度の熱を持っている。発動されてすぐに熱を感じ、7秒で100℃に達すると皮膚に変化が始まる。200℃で明確に火傷を負い、それは300℃で致命的なダメージになる。毛のある部分を狙えばより早い段階で燃焼が発生する為、この能力を持った者と対峙する者は、常に1箇所に与えられる熱に対処を続けなければならないだろう。
熱を与えられる物の例外として眼球が挙げられる。理屈は不明ではあるが、生死、種を問わず生物の眼球をこの能力によって加熱しようとすると、発動者自身にこの能力の効果が反射し、しかもその速度は何百倍にも跳ね上がるという現象が確認されている。この能力を持った者同士で睨み合った場合、一瞬で双方が燃焼した。
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