HEAD系統解説
HEAD能力は頭部に由来する能力であり、以下の4つの系統に区分される。
1.S-Special
2.W-World
3.V-Vision
4.F-Face
それぞれの特徴は以下の通り。
1.S-Special
自身の肉体の性質を変化させる。通常の人間では出来ない事が出来るようになる。
この系統の能力が与える影響は自分自身に限り、外部には一切関与しない。この系統の能力は発動者が死亡するか、能力が無効化されない限り消える事はないが、発動に条件がついていたり、制限時間がついている物は存在する。
まさしく超能力然とした超能力であり、例えばH-01-S『空中浮遊』は重力を無視する身体を手に入れ、空を飛ぶ事を可能とし、H-16-S『インビジブル』は透明人間その物となって攻める際も逃げる際も大きく有利に働くだろう。この系統の特徴としては、能力の作用が相手に依存しないので、使い方によっては攻撃的にも防御的にも使えるのが魅力と言える。
2.W-World
この能力はH-S系統と違い、自分だけではなく世界全体に影響を与える。アリーナでの戦闘においては、戦闘エリアの中にいる物に限った話ではあるが、全ての物に強制的に効果を与えるこの系統は、戦闘自体のルールを大きく変更する。
H-17-W『ラグ』は敵味方を問わず全ての能力の発動を最大3秒遅らせる。これは即ち、咄嗟に飛んできた物を能力で回避したり、トドメを刺せる瞬間を能力の遅延によって逃したりする事に繋がる。また、H-20-W『ブラックアウト』は全生物の視界を奪い、闇の中でのかくれんぼに強制的に引きずり込む。
この系統は能力として非常に強力ではあるものの、一方的に自身に有利な状況を作れるかは他能力との兼ね合いに依存している事が多く、あるいは厄介なデメリットを含んでいたりする。どの道この系統の能力を生かせるかどうかは作戦にかかっていると言える。
3.V-Vision
視界に捉えた物に影響を与える能力。視界に捉えるというのは能力の発動条件であり、見えてない物に対してこの系統の能力を発動する事は出来ない。逆に言えば、見えてさえいれば能力を発動出来るという事であり、対峙した状態から戦闘の始まるアリーナでは、ほとんどの場合先行して発動出来る能力でもある。
H-04-V『眼制疲労』は視界に捉えた生物を、何もしてない状態でも徐々に疲れさせる。H-14-V『フリーズ』は視界に捉えた生物を2秒間だけ停止させる。
簡単な条件で、なおかつ相手にのみデメリットを与える能力が多い為、致命的な物はそう多くなく、この系統の能力だけで決定打にするのは難しい。また、敵が視界から隠れたり、自身が視界を失ったりすると能力自体が発動しない。非常に使いやすい代わりに、弱点も存在する系統だと言える。
4.F-Face
この系統は首から上にある器官。例えば目、鼻、耳、口、その他諸々の持つ本来の役割を大幅に強化、特化する物であり、肉体全体を変化させるS系統とは違い、性質そのものを変化させるのではなく、機能を超能力と呼べるまでに引き上げる効果である為、身体能力の影響を受ける。
例えばH-07-F『スクリーム』は、聞いた者の脳を破壊する程の巨大な声を発するが、身体能力が強化され、声量が増した状態であれば更にその威力は増す。H-12-F『ニードルヘア』は針のように鋭く尖った髪の毛を四方八方に発射する能力であるが、その発射速度も身体能力によって強化される。
弱点もある。能力が顔の部位に依存する為、その部位を破壊されたり、傷つけられたりすると、能力も同時に衰えてしまう。身体能力への依存を考慮して扱うべき系統だ。
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