H-06-V『後退却下』

 生物の眼を視界に捉えると、対象は後退出来なくなる。


 再発動:可能

 再発動条件:なし


 この能力の対象に取れるのは常に1人、もしくは1匹のみ。

 この能力によって行動を制限された生物は、後退しようとした瞬間にこの能力を察知する。よって、相手がそもそも後退しようとしない場合はこの能力が発動している事すら気づかない。

 この能力の発動には、対象の眼を見る必要があるが、対象が瞼を閉じていても有効。対象の眼が後ろについていない限りは、発動者が対象の後ろに回りこんだ時点でこの能力は解除される。


 正確には、後ろに下がれなくなるだけではなく後ろに振り向く事も出来ない。更に横に向く事も不可能で、常に前を向いていなければならない。後ろに向けて能力を使ったり、物を投げる事も不可能。

 この能力は対象者の意識にのみ影響を与える為、別の生物や外からの衝撃によって後ろに下がる事は可能。

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