　発動者が受けた影響を保留し、次に影響を受けた際に再現する。

　再発動：可能

　再発動条件：なし

　この能力の指す「影響」とは外的な物に限り、自身以外によって与えられたダメージや能力による特殊効果などを指す。

　含まない物は、内的な要因である疲労や生理現象などで、光や空気の振動を感知する事による感覚器官なども同じく。自傷行為、移動による震動、温度の変化、その他の通常状態においては認識しない些細な状態の変化は影響に含まない。

　１番最初に何らかの影響を受けた時は何も起きない。次に新たな影響を受けた時、１番最初に受けた影響がそのまま発露する事になる。

　具体的な例をあげると、この能力の発動者がナイフで心臓を一突きされた場合、ナイフは身体に刺さらずに瞬間的な無敵属性によって弾かれる事になる。この時は当然痛みもなく、血も出ず、ダメージは全く無い。しかし、次にＨ－Ｖ系能力により何らかの効果を付与された場合、ナイフが心臓を一突きしたのと同等のダメージが再現され、肉は裂け、血が噴出し、おそらくは心臓が停止する。ただしこの時、受けたＨ－Ｖ系能力による効果は保留されており、更に他の外的要因が無ければ効果が出ない。

　また、外的要因とあるが、自身の能力によって効果を与えられた場合も、それを保留にされる。この能力は自動的に発動される為、必然的にＣ－Ｂ系能力などで身体能力を強化するには、能力を発動した後に何らかの影響を与える必要がある。