　触れた対象を２秒後に吹き飛ばす。

　再発動：可能

　再発動条件：５秒

　触れた対象に見えない刻印を押す。そのちょうど２秒後、押された刻印とは反対方向に向かって初速時速８０kmで吹き飛ばされる。この速度は対象の重量や身体能力によらず一定であるので、重い物ほど発生する運動エネルギーは大きい。

　１度に発動できるのは、対象１つにつき１回。同じ対象に再度能力を発動させるには、刻印が効果を発揮した後、もう１度触れなければならない。別々の対象に能力を発動させる場合は、同時に最大で１０個まで刻印を打つ事が出来る。

　被験者にこの能力を発動し、５m先の壁に激突させた場合、防御されればダメージはあるものの致命傷や骨折を負わせる事は難しい。８０kmはあくまでも初速である為、飛んでいる最中に減速し、壁も接する面が広いので威力を集中させる事が出来ないからだ。よって、より近く、凹凸のある面に向かって、防御させずに叩きつける事が出来れば、この能力は必殺になり得る。

　何らかの方法で見えない刻印に気づいた場合、その部分を２秒以内に切り取る事によって効果の発動から逃れる事が可能。また、２秒の間にこの能力を封印するか、発動者を死亡させれば発動自体をキャンセル出来る。