H-11-F『四次元口』

 口の中に入る物ならば、何でも無限に蓄積出来る。


 再発動:可能

 再発動条件:なし


 空気、炎、水、あらゆる無形物と、口の大きさ以下の物を吸い込み、自由に取り出す事が出来る。容量に上限はなく、吸い込んだ時点の運動エネルギ-も保存する。よって、頭を銃で打たれた場合、それが口の中に入れば弾丸を無傷で収める事が出来る。

 取り出す時、吸い込んだ時の状況そのままで取り出せる。先ほど収めた弾丸は口の中から同様に発射出来、その方向は使用者が決める。無形物についても同様。体内に向かって取り出す事も可能で、空気を取り込んでおけば取り込んだ分だけ呼吸の必要はなくなる。


 この能力により、口の中に取り込んだ物は体内にある訳ではなく、異次元に一時的に転送されているらしい。しかし体内に何かが発生した時、それをこの能力によって収納する事は出来る。

 また、小さな生物を取り込んだ時も生きて帰って来た為、生物が生存出来る環境はあるらしい。被験者の口に収まるほどのサイズの人間がいれば検証が出来る。

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