C-03-B『ノ-ペイン』

 痛みを感じなくなる。


 再発動:不可能


 発動中はオーラを纏う為発動しているかどうかが対戦相手から分かる。


 体内、体表問わずあらゆる痛みを無効化する。しかし、受けた傷はそのままなので、部位が破壊されれば機能しなくなる。


 痛みが無い事による影響がどの程度かと言うと、例えば手の指を骨折しても、筋肉によって握り拳を作って、威力は減るが殴る事が出来る。あるいは火炎の中に飛び込み、皮膚が焼けて肺に火が入っても、破壊されるまでは通常通り動き続ける事が出来る。

 つまり、生物としての生存本能を完璧に騙す事が出来るので、超人的な動作が可能となる。ただし脚部を骨折すれば移動は困難になり、神経が切れれば脳からの動けという命令自体を伝達しなくなる。無敵になる訳ではない。


 無効化されるのは痛みだけであり、疲労や窒息による息苦しさは無効化されない。冷たさや熱さは、通常通りに感じるが、一定の温度を超えてそれが痛みに変わると、熱の度合いが分からなくなり、溶岩の塊をまるでお湯の入ったやかんのように持てる。その場合、持った手はすぐに溶ける。

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