H-21-W『ワールドエンド』
全ての生物の寿命を残り1分に設定する。目を瞑っている間はカウントが止まる。
再発動:不可能
対象は戦闘エリア内にいる全ての生物。この能力が発動中に新たに召喚された生物は、召喚された時点から1分の寿命となる。寿命を迎えた生物は、心臓と脳の機能が同時に停止し、その死を避ける事は出来ない。
発動した瞬間からこの能力の影響下にある生物の眼球には60秒のカウントダウンが表示され、目を開けている限り数字が減っていく。
この能力から逃れる手段は3つ。1つは目を瞑り、視界を捨てる事。その間はカウントダウンは進まず、死亡には至らない。もう1つはこの能力を封印する事。カウントダウンから死亡するまでがこの能力の発動であり、能力自体を無効化すれば、死亡する効果も取り消しになる。そして最後の1つは、この能力の発動者を殺す事。これに関してはわざわざ言うまでもないだろう。
戦闘エリアで発動した場合、この能力の対象はエリア内にいる全ての生物に限られるが、戦闘エリアの外、つまり地球上のどこかで発動した場合、対象は全人類及び全生物となり、まさしく世界を終わらせる効果がある。以前、実験中に誤ってこの能力が発動した事があったが、運良く発動者に気づいた別の被験者が発動者の息の根を止め、事なきを得た。カウントは残り5秒だった。
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