H-15-F『アシッド』

 唾液が強力な酸性になる。


 再発動:不可能


 能力は戦闘開始と同時に自動で発動し、常に発動している状態になる。

 唾液が水で薄めた塩酸になる。もしも皮膚につけば火傷はするが、骨まで溶かすほどではない。ただし目にかかるとしばらくの間視界は取れず、放っておけば失明する。

 性質は塩酸と同じで、硫酸と違って水が蒸発すればその酸性も減り、威力は衰える。同じく更に水で薄める事も出来る。

 また、この能力の発動者自身は、唾液による火傷を負わない。体内を薄いアルカリ性の膜が覆っているのか、あるいは体内にある限り酸性が無効化されているのかはまだ検証されていない。

 唾を吐き出す事によって距離をとっての攻撃が可能だが、唾を「吐き出す」能力では無い為、口の中で唾を溜め、それを纏めて唇を突き出し、対象に向けるという動作が必要。


 この能力を発動させた被験者は虫歯にならない。

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