A-32-I『メカハウンド』

 戦闘用のロボット犬を召喚する。


 再発動:可能

 再発動条件:30秒


 この能力はC-08-G『番犬』のコンバート能力であり、その性質は基本的に『番犬』と共通する。


 デザインのモデルはジャーマン・シェパード。警察犬として採用され、嗅覚が鋭く、勇敢で、運動能力が高い。腕に噛みつけば振り払われても決して離さず、足に噛みつけば踏ん張って足止めをする。生物としての特徴と全く同じ性質を持ったロボット。


 発動者は1度召喚したロボット犬を消す事が出来ない。ロボット犬がダメ-ジを受けたり破壊された場合でも、発動者に影響はない。


 ロボット犬に出来る命令は以下の通り。


「待て」=その場で次の指示があるまで待機する。

「来い」=発動者についてくる。

「行け」=対戦相手に向かって真っ直ぐ突撃し、牙によって攻撃を仕掛ける。

「逃げろ」=対戦相手とは反対方向に向かって全速力で移動する。


 これより複雑な命令は受け付けられない。

 複数のロボット犬を召喚している場合、個別に命令を下す事も全体に同時に命令を下す事も出来る。


 『番犬』との相違点は、生物ではないという事。運動能力、思考能力、反応などは完璧に『番犬』と同一であり、心臓や脳も部品によって再現され、耐久度も同じだが生きてはいない。よって、生物を対象に取る能力の対象にはならず、非生物を対象に取る能力の対象になる。

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