C-34-G『デザインセクト』
様々な特殊能力を持った昆虫の蛹を召喚する。
再発動:可能
再発動条件:発動時に設定
蛹は硬式の野球ボールと同程度の大きさで、形は楕円形。非常に脆く、簡単に握りつぶす事が出来、蛹状態で破壊された場合羽化は発生しない。
蛹から昆虫が出てくるまでの最短時間は10秒。その場合、何の能力も持たない芋虫に成長する。命令は受け付けるが、「ついてこい」と「攻撃」の2択しかなく、攻撃は近づいて齧る程度。ダメージはほぼ無い。
能力発動時に以下から好きな数の能力を選んで付与する事が出来る。1つごとに羽化までの時間が10秒延長され、能力全てを付与した場合は羽化までに1分かかる。同じ能力を複数付与する事は出来ない。再発動に必要な条件もこの際設定した時間になる。
1.羽
羽を動かして自由に飛ぶ事が出来る。最高時速は100km程度。空中でのホバリングも可能。羽を破壊されれば当然飛べなくなる。「空中で待機」の命令が可能になる。
2.毒針
尻の部分に蜂のような針が現れる。毒性は強力で、どんな生物でも刺されてから1分で死亡する。この毒は能力による影響の一部なので、刺された瞬間に患部を切り取っても対処不可能。「毒針で対象を刺せ」という命令が可能になる。
3.甲殻
昆虫の体全体が硬い鎧に覆われる。弾丸を弾く程の硬さで、ほとんどの物理的な攻撃を無効化する。ただし関節部分は柔らかく、掴まれると常人の力でもへし折られる。「守れ」という命令が可能で、これを受けると出来る範囲で発動者を守るように動く。
4.産卵
腹部から卵を1つ産む事が出来る。産まれた卵は20秒で孵化し、親である昆虫と全く同じ能力を有する。蛹にはならず、また、孵化までの時間は付与した能力の数に影響されない。「産め」という命令が可能になる。孵化後、また卵を産めるようになる。
5.擬態
半透明になり、ぱっと見ではどこにいるか判別がつかなくなる。目を凝らして探せば微妙な光の屈折から見つけられるが、交戦中にそれをするのは難しい。「姿を現せ」という命令が可能になり、擬態が解除される。その場合、再度半透明になる事は不可能。
蛹を召喚した際に能力を選ぶので、羽化するまでに状況が変化しても付与した能力を変更する事は出来ない。また、いくつ能力を付与しても大きさ自体はさほど変わらず、手のひらにちょうど乗る程度。普通の昆虫と比べればかなり大きくて生々しいので少女の性格によっては悲鳴をあげるが、メンターの命令であれば我慢して使役する。
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