
優秀作はコミカライズや連載権獲得のチャンス!「400字以上1万字以内」の小説&エッセイを募集 特別選考委員・円城塔氏&pha氏による個人賞も
終了
19,249 作品
カクヨムコンテスト11【短編】は、19,249作品のご応募をいただき、
選考の結果、1,539作品が最終選考に進みました。
最終選考対象作品は、円城塔(円城塔賞)、pha(pha賞)、LScomic編集部、電撃コミック レグルス編集部、フラッパー編集部、カクヨムネクスト編集部、カクヨム運営が選考いたしました。
「カクヨムコンテスト【短編】」は2018年から「カクヨムWeb小説短編賞」としてスタートし、「カクヨムコンテスト11【短編】」で8回目の開催となります。
今回は短編賞、短編特別賞、カクヨムネクスト賞に加え、2年ぶりとなる円城塔賞、初の試みであるpha賞という2つの個人賞を設け、本コンテストの新たな地平を開拓することを目指しました。
今回、短編賞を受賞したのは『魔女の幸福は二度目から』『魔法少女よ血飛沫と踊れ』の2作品です。カクヨムネクスト賞との同時受賞となった『魔女の幸福は二度目から』は、魔女ネネファとその弟子グリュの互いへの割り切れない感情と行動を、謎を交えながら見事に描いたミステリー・ファンタジー。『魔法少女よ血飛沫と踊れ』は、魔法少女になった男による痛快なスプラッタ活劇をテンポよく描いた現代アクション作品です。どちらも否応なく続きを読ませる牽引力にすぐれた傑作でした。
円城塔賞に選ばれたのは『缶詰のパイナップルの方がいい。』。水上という人物の死からその葬儀までの時間が淡々とした筆致で紡がれつつ、ところどころにふんわりとした不可思議さが散りばめられています。pha賞には、嗅覚を失った書き手による嗅覚、清潔、味覚と食など多岐にわたる思考の軌跡が綴られた『嗅覚を失ったので、替え玉をした。』が選ばれました。
そのほか、短編小説部門からは短編特別賞8作品とカクヨムネクスト賞4作品(短編賞との同時受賞を含めて5作品)が、エッセイ・ノンフィクション部門からは短編賞こそ出なかったものの、短編特別賞2作品が受賞となりました。いずれも、独自の輝きや着眼点を持つすばらしい作品でした。
カクヨムネクスト賞受賞作品は、担当編集者とともに受賞者自らが当該短編をもとに長編作品へ構想をふくらませて再構成・執筆を担当のうえ、「カクヨムネクスト」で連載される予定です。新たな形で皆様のお目にかかる日をぜひご期待ください。
あらためて、ご応募いただいた19,249作品の作者の皆様、そしてそれらを読み評価を入れていただいた読者の皆様に御礼申し上げます。応募数が過去最多を更新したこと以上に、その一作一作が魂を込められた大事な作品であること、それを本コンテストにご応募いただいたことに敬意と感謝をお伝えいたします。
今後も作者、読者の皆様とともに、カクヨムの多様な短編ジャンルを盛り上げていくことができればと思っています。
エッセイ・ノンフィクション部門
いろんな人のいろんなエピソードが読めて、楽しい選考でした。
エッセイは誰でも書けるけれど、誰でも書けるからこそ素材をどう料理するかが問われます。友達に話すときはそのまま話せば通じる内容でも、全く知らない人に読んでもらおうとするならある程度の技術や工夫が必要になる。
「嗅覚を失ったので、替え玉をした。」には工夫が凝らされていて、単なる体験談で終わるのではなく、ひとつの作品として仕上げられている、と感じました。
まず、嗅覚を失うというちょっと変わった体験を、「満員のバスの中でも清潔さを感じた」「食欲が増した」など、常套句に陥らず自分自身の言葉と感覚で綴っている。
そしてその実感の合間に、嗅覚には「前鼻腔性嗅覚(オルソネイザル)」と「後鼻腔性嗅覚(レトロネイザル)」の二種類があるという話や、フロイトが嗅覚について語る話など、興味深い蘊蓄が差し挟まれる。
実感と情報を往復する構造が巧みで、7000字弱の長さを一気に読み通すことができました。次回作も楽しみにしています。
pha
2026年冬 応募開始 予定
次回コンテストの開催情報は、秋頃を目処に本サイト上で順次お知らせします。
詳細はお知らせブログやカクヨム公式X(Twitter)をご確認ください。
「カクヨムコンテスト11【短編】」の中間選考の結果を発表させていただきます。
多数の力作を投稿してくださった皆様、並びに作品を読んでくださった皆様には、改めて深く御礼申し上げます。
※掲載の並びは作品のコンテストへの応募順となっております
私から仕事を取ったら何も残らないじゃない!仕事、仕事、仕事ぉぉーー!!
「泣かない・笑わない・叫ばない」3ないの令嬢がちょっといい顔をした理由
「陰キャに無理」? 笑わせるな。彼女は俺がいないと靴下も選べない
チカラじゃないです蚊です。小さな虫だって戦争では結構恐ろしいんですよ
「……ねえ、もっと吸って?」最弱の俺、最凶の女神を飼い慣らす。
不老不死の凡人転移者が『寿命を喰らう魔剣』を手に入れたら最強になった
デバフで弱体化した元最恐魔王(美少女)と貯金ゼロ会社員の甘々同居生活!
「ドラゴンの解体ゴミの処理ですね。まずは軽く一撃」「粉砕された!?」
「阿保かあんた!」聖女や令嬢…ではなく最強の【オカン】が断罪イベ敢行⁉
八百万(やおよろず)の神。それが全部、俺の味方になってくれるみたいです
「あなたなら――どうする?」 ――ゲームを続ける?それとも、降りる?

選 評
今回は3000作を超える応募を頂きました。
毎年、平均の水準は上がっていると思います。ジャンルも形式もいっしょくたの中から、一等うまい小説を選ぶ、というのは無茶な作業で、あちらの面ではこちらの作が、別の面ではあちらの作がということは当然起こります。
プラットフォームでの賞のいいところは、応募作を誰でも読むことができるところです。そういう意味では、一読者が、一番楽しめた話を選んだ、ということにすぎません(もっとも、商業的なことや、まとまりを考えたりはしました)。
受賞作「缶詰のパイナップルの方がいい。」はとても不思議な小説で、あっという間に読み終わってしまう話のようにも、どこまでも続いていく話のようにも思えます。なにも説明されていないようでも、全てが説明されているようでもあり、説明するのがとても野暮に思える話でもあります。是非、それぞれの目で、ここには何が書かれているのか、確かめてみて欲しいと思います。
円城塔