いまそれやるの　Wings of Hope

電車内での「コーンポタージュの粒」や、胃カメラ前の「◯◯◯」の申告。

そして法事での「いまそれやるの？」な出来事まで、すべてが「絶対に笑ってはいけない状況」で起こるコントラストが最高に面白いエッセイ集です！

特に、どんな場面でもユーモアを見つけようとする筆者様の哲学と、巻き込まれてしまう周囲の人々（特に長女と隣のサラリーマン！）の描写に、爆笑しながらも深く共感しました。

このエッセイシリーズは、日常に潜む「おかしみ」を純粋に楽しませてくれます。

ちょっとひと息ついて、笑いたいあなたにオススメします！

いまそれやるの　シリーズのどれに文字レビューつけようかと悩みましたが、こちらに。

なんだかんだ、これが一番らしさが詰まっていると思います。

サクさんの作品には、どこか諦観したおかしみがあってそれが良い味わいを醸すのですが、それはここから来ているのだな！と納得の出来事たち。

ありふれている、といえばありふれている風景を切り取り伝える手腕は随一です。

なので聞きたくなるのです。
サクさん、これ事実ですか？

もちろん事実と思います。でもそう言いたくなる面白さ。声出せないところで読むの、ダメ絶対、です

最近、志乃亜さんとよく、カクヨム上で会う。
それで感じていたことがいくつかあるのだ。


何よりも、この先生の親しみやすさである。
決して、下に見ているわけではなくて、これは尊敬しているのだとわかってもらいたい。

いつの間にか、そこにいて、
数十年も前から友達だったっけ？　そんな空気になるのがこの志乃亜先生なのだ。
だからこの先生の事は最近気になっていた。

エッセイを読んでよくわかった。この人の親しみやすさは、本当に我々の感覚に寄り添っているところなのだ。
共感。という部分が近いのかもしれない。我々が絶対に経験してきたことを、我々の代わりに面白おかしく語ることができるのがこの先生なのだ。…続きを読む

笑いの爆弾が仕込まれています。
ほんわか語り口調のエッセイだとほっこりしていたら……突然起爆します。予期していたとしても起爆は免れません。
笑いの爆弾が気になる方、ぜひ読んでみて下さい!!

面白いことは、じつはそこらじゅうにあるんだよ。
大事なのは、それに気づく目があるかどうかだ。

サクさんのエッセイにはそんなメッセージも込められています。

ええ。それも事実なのですが。

いや、もう、
シンプルにおもろすぎやろ、っていうね。

サクさんの笑いはやさしいです。
いやな笑いはひとつもありません。
人間のいいところを拾い上げる天才かもしれませんね。

昭和平成令和を駆け抜ける、
愛がいっぱいのすてきなエッセイです。

ぜひ！

バス、電車、カフェ。是非、たくさんの方に志乃亜さんの作品で「１人笑ってはいけない」をしていただきたいです。私ですか？全敗です！笑

　第一弾「いまそれやるの　Early Days」
　https://kakuyomu.jp/works/822139839441015499

　第二弾「いまそれやるの　Glorious Seasons」
　https://kakuyomu.jp/works/822139837647206761

　上記に続く、第三弾。

　サクさんのエッセイには、哀しみがある。
　ご本人が「哀しい」と云っているわけではない。
　勝手にわたしが、哀しいな、と想っているだけだ。

　その理由を考えてみると、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」に行きあたる。

　お調子者の主人公は美しい女性教師にひとめぼれ、幸…続きを読む

レビュータイトルは、第５話『ブーメラン』から拝借しております。

こちらは、作者様渾身の、面白愉快なエッセイシリーズの本編です。

作者様の『なんでそんな状況に遭遇するかな』『笑いが絶えない素敵なご一家だな』などなど、いろいろな驚きと感心と笑いとが描かれました素敵な日常を、どうぞお楽しみください。