@SBTmoya

いやあ……妖精というお題と、今の時期最もホットな話題であろう『これ』をつなぐとは……お見事としか言いようがないですな。 そして、まさかのディストピアものという……。 随所に…続きを読む

『エルダール』の道場で 師匠と門下生１０名を殺し、人間の女を連れて逃走した『ムクロ』 その素性は、主人公フェイの弟にあたる。 フェイは、ムクロが向かっているのは、人間の住む…続きを読む

主人公は、 灰色の街を電車で駆け抜け、 異常に長い通学路を抜け、 誰もいない教室で今日も、 たった一人、そんな「当たり前」を過ごす。 どうか後書きまで読んでほしい。 …続きを読む

サブカルに飯を食わせていただいているのにも関わらず知りませんでした……。 これでまた賢くなれた。 ゴブリンと、ホブゴブリンは違う生き物である、という説だが、 まあ言い換えるなら…続きを読む

主人公、クレインには、 相棒の妖精フェルがいる。 が、何か妙だ。フェルが「詳し」すぎるのだ。 何でもかんでも、フェルのいうことを聞けば最終的には良いアイテムが手に入ったり、 お…続きを読む

一言で言うと、タバコをどのよな火でどのような環境で吸うのが一番か、と言う 食レポならぬ喫レポである。 それを希代の造語家（ワード・アーティスト）加賀倉先生の加賀倉節で調理されるの…続きを読む

まあ、風評被害といえば煽りを食らっている種族には間違いはないのかとは思います。 舞台は弁護士事務所なのかな？ そこに、まさかの依頼人が現れます。 なんでも、自分の名誉を、「ある…続きを読む

読んだ後、いろいろな言葉が頭の上を飛び交ってます。 それは、すっきりしたとか、そう言った者では決してなく、 私はむしろもやもやしている。 それは物語のクオリティではなく、この物…続きを読む

この作家先生独特の、 重厚な言葉選びで奏でられるスペースオペラでございます。 ２０００文字以内で、ものすごい読み応えがございます。 地球から、もはや火の鳥レベルのいく月日を飛…続きを読む

男は、回数を重ねるたびに熱中する夢を見ていた。 初回は、通り過ぎるだけ。 ２回目はゆっくり通り過ぎる。 ３回目からは止まり、４、５、６、７、８、とやがて触れられるようになっていく…続きを読む

まいったまいった！！ 思わず口に出してしまった。 主人公は、事故に遭い、ゲームの世界に転生してしまう。 ……それも、悪役。 自分で買ったゲームということで、このキャラクター…続きを読む

主人公コトミは、幼少の頃から、非現実的なことは一才受け入れないという正確だった。 ……柳田理科雄先生がそのまま幼女になったような感じだろうか？ リアリストである彼女は、科学者の道…続きを読む

男は、異世界に転生して酸素になった。 この時点で「？」　だが、まあもう少し話を聞いてほしい。 酸素になった男は、むしろ生き生きとしていた。 彼は、炎を強化させたり、 敵の鎧を錆…続きを読む

この先生の文学の特徴の一つですが、 面白いもんで緩急というか、落差が凄まじいんですよね。 主人公は、外回りのサラリーマンで、行きつけの食堂により、 ……いつもの飯テロが始まって…続きを読む

だってねえ、レストランで、皿に盛られたものを出されたら、 食うわけですから。 そんなところにいたんじゃあ、カラス先輩にとっては料理みたいなものでしょうから……。 …続きを読む

いやあ……おかげで２、３往復しました……。


そういうことか。
……どういうことだ！　ここまで乱れてるのか『性』は！！

何やら勝手に、死にたい前提で話が進められてますが…… これは作家先生が自分宛に書かれたものなのかもしれません。 だので、それを前提として…… とある洋画の字幕で、 「never…続きを読む

胸を締め付けられました……。 いつだって、運命やら何やらは希望をちらつかせてくるのです。 憧れだったあの人と、同じ世界を共有していたと思っていたのに、 次の日にはもう、違う世界に…続きを読む

賞賛すべきはタイトルとラストの鮮やかさですね！
これはもうお見事としか言いようがありません。

ああ！　

と、声が漏れ申した。

お勧めします！　ご一読を！！

モッコはティラノサウルスの姿をした、ドラゴニュート。（確か、中日ドラゴンズの帽子をかぶってたはずだ） 彼の夢は、本物のドラゴンになることだ。 しかしそれにはロック鳥に乗り、天空竜…続きを読む

まあ恋心ではないにせよ、 『異性とお出かけ』『学校外で異性と会う』は、よほど特殊な生い立ちの方でもない限り誰しもが経験してきた事ですな。 つまり、お互いの私生活のようなものがかい…続きを読む

タイトル通り、 映画研究部の部室にて、主人公と、乾という少年が、 だべる。 それだけなんですよねえ…… ただ、設定が特殊すぎたり、 ひな祭りってそういうこと！？　みたいな…続きを読む

主人公と、その一家は、 ある朝突然、のっぺりとした白い異空間らしいところに連れて行かれた。 そこには、宙に浮く雛人形がおり、何やら不満げである。 雛人形はついに口を開くと、こう…続きを読む

身長２０センチというと、平均的な成人男性の手を広げた時の、小指から親指の先くらいの大きさでしょうか。 ご長寿の妖精さんのようで、齢４００歳の妖精さんです。 もはや、妖精『さん』とお…続きを読む

実際に地軸は２３・４度傾いており、この主人公の言っていることはあながち間違えてはいないのではあるが、 そんなつまらない地理学の話ではなく、 今作は、この世に生きる生きづらさを地軸…続きを読む

『少し不思議』な世界だから許されてるんだ『彼』は！！

あと、でき……違う槍杉何某もどうせトイレだ！！

いやあ、いいっすねえ　笑 最初のワンセンテンスで心を掴まれました。 それから、だんだんと、『一人飲み（独り身ではない！）』と言う行為が、神聖的なものに思えてくるし、なんなら少し習…続きを読む

カクヨムで活躍されておられる諸先生の中で、 『恩人』と読んでもよいほどお世話になっておられる方がいます。 この方もそのうちの一人です。 この方に書いていただいたレビューが元でで…続きを読む

母親のいない主人公は、 家の裏にある海を散歩するのが趣味だった。 ……熱中できるものもなく、海を散歩することだけが日課だった。 そんな彼は、海で「ボトルメール」を拾う。このご…続きを読む

いや、面白かったです。 短い文章に、二人の関係性も、人物の描写も、葛藤も哀しみも全てがありました。 逆から言うと、無駄なものが一つもありませんでした。 深く語るとネタバレになっ…続きを読む

聖書を落語風にしたような物語でございます。 猿から折角進化して、言葉を覚え、文明を築き上げるに至った人間は、 それでも欲望が尽きない生き物にございます。 あっちを立てればこっち…続きを読む

主人公、由菜は仲間内での「ゲーム」に負けて、罰ゲームを受けることになってしまった。 それは、冗談の通じない若い男性教師、「牧野」に告白すると言うものである。 牧野に対して恨みが…続きを読む

自身の敵はいつだって己であり、 口を閉じて始まるのは己との対話である。 なぜなら、 自身から逃げられたためしはなく、 己を無視できたことはないからである。 歩を突き合わせれ…続きを読む

センスなのでしょうな。 名刺が出てくるたびに吹き出しそうになってしまい申した。 そして、「あれ？　この３人なんで旅してるんだ？　何が『お雛様』なんだ？」 と思っている頃に「それ…続きを読む

資材置き場に突っ込んだ車の運転手。 その車に轢かれそうになった女性。 病院で目覚める老婆。 無関係であるはずの３人を結びつけたものは、…… 構造がやや複雑です。何…続きを読む

特別な能力を持つ双子と、 金髪助平のっぽの父親と、美人の妻が、 独特な方法で、難解な事件を解決していきます。 双子の活躍ということで、 宮部みゆき先生の「ステップファザーステップ…続きを読む

いやあ面白かったです。 この発想はなかった。 主人公の家では、二月の中旬に雛人形を飾るのですが、今年はイレギュラーで、 息子の晴くんが「友達からもらった」という 金髪縦巻きロー…続きを読む

ある家で、未解決の殺人事件が起きた。 被害者は一松仁子。市松人形を作って生計を立てている。 そこにとある一家がこしてきて、 三月になると雛人形を飾るのだが…… 一体、一体に謎…続きを読む

もう、あれから５年経ったと思うと、月日が経つのは早いと実感いたします。 あれから、生活は元に戻ったとおっしゃる方もいますが、 あれ以来、確実に我々は生き方が変わりました。 具体…続きを読む

ホラー作品のレビューを書くたびに同じことを言っている気がする。 文字数の短いホラーほど怖いものはないのだ。 情報が少ないほど、余白が大きくなる。その分、こちらが勝手に色々想像して…続きを読む

おすすめです！！　是非、読んでいただきたい！！ 「雛人形を飾ったままにしておくと、婚期を逃す」 それは迷信。 迷信だったはずだった……。 しかし、何の因果か偶然か、主人…続きを読む

1話あたりの文字数の問題である。 私もかれこれ、４００作品くらいは……読んだことになるのかもしれないが、 確かに、 読後感が良いのは大体２０００〜３０００文字くらいかなあと感じ…続きを読む

ひな祭りのシーズン。 実家に帰ってきた京香だが、タイトル通りGカップのブラを盗まれる。 タイトル通り、少年に盗まれる。 タグに百合とか書いてあったから俺は親友が犯人だと思ってたの…続きを読む

主人公は、女性の死体に美しさを認め、
それを描くことが供養であるとした。

『金閣寺』に通ずるものがあるやもしれぬ、それこそ、白昼夢のような。
淡く妖しい情景描写でございます。

主人公は、３年間接点のなかった「安藤さん」に突然呼び出される。 よく見ると美人な安藤さんに、告白でもされるのかと思いきや…… それは写真部への勧誘だった。 しかし主人公は男だ。そ…続きを読む

作家先生は、アルファベットA〜Zまでの単語が、頭文字につく名詞で物語を作られてらっしゃいます。 中身ですが、 「楽園追放」が聖書通り運ばなかったり、 予想の斜め上をいく服飾の職人…続きを読む

ぜひ！　おすすめいたす！！ 文体が難しく、敷居の高い文学なのかなあ……と身構えてみれば、とんでもない！！ 何度でも読み返したくなる、 色々な人物が、一つの方向を見て、一つの方…続きを読む

大口真守には、10歳から前の記憶がない。 受験も近づいてきたある日、真守は地元を恋人と出て行く未来を思い描いていた。 そこに予定外が発生する。 自分と一緒になるという誓いを立…続きを読む

３月になったというのに、雪の降るこの季節にこそ読んでよかった詩にございます。 出会うだけが春じゃない。 満開で美しいのだけが桜じゃない。きっと散って、その終わりに至る景色が美し…続きを読む

新宿の斎場。今日この日、 とある女性の葬儀が行われている。 南条治優里亜。競馬記事のライターである。 同業者……というより、優里亜によってこの世界に引き摺り込まれることになる主…続きを読む