概要
機械とは?
給仕ロボットのロロは、「便利な道具」と呼ばれたことに腹を立てていた。
自分は単なる道具ではない。
少なくとも「機械」だ。
そんな彼が持ち出したのは、機械工学における機械の定義だった。
定義に従って考えていくうち、議論は思わぬ方向へ進んでいく。
果たして機械とは何なのか。
そして、機械について議論している彼らは、いったい何をしているのか。
自分は単なる道具ではない。
少なくとも「機械」だ。
そんな彼が持ち出したのは、機械工学における機械の定義だった。
定義に従って考えていくうち、議論は思わぬ方向へ進んでいく。
果たして機械とは何なのか。
そして、機械について議論している彼らは、いったい何をしているのか。
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- ★★★ Excellent!!!わたしも機械かもしれない
給仕ロボットのロロは、「便利な道具」と言われたことに腹を立てていた。
「便利な女」なんて言われたら……女性の皆さん、怒りますよね。
男性の皆さんだって、そんなことを口にしたら、彼女がどれほど機嫌を損ねるか、想像がつくでしょう。
この作品に登場するロボットのロロも、人間の女性と同じように腹を立て、男に「侮辱だ」と訴えるのです。
さらにロロは反論します。
「あなただって、プログラミングされた機械ではないか」と。
たとえば、人間が仕事を休むのは睡眠不足だから。つまり、体の状態によって行動が決まる。それも一種のプログラミングではないか、というわけです。
なるほど。そう言われてみると……続きを読む - ★★★ Excellent!!!機械とは?と考え始めたのに、いつの間にか人間とは何か考えさせられている
有能なロボットと、ご主人さまの対話劇。
自分が「道具」と呼ばれたことが気に入らず
反論を試みるロボット。
話しているうちに主人も機械だと言い出す。
まず、会話のテンポとちょうどいい言葉選び。
物理も機械も苦手な私でも、するする読めた。
そして、いつの間にかすり替わる論点。
「自分は道具か機械か」を論じていたのに、
いつの間にか
「主人は機械か人間か」が争点になる。
機械工学のはずが哲学へ。
最後は本当に役に立っているのは何なのか
有益、無益とは何かまで考えさせられます。
自分もひょっとしたら、
世の中に生かされている
人ならざる何かなのかもしれない。
そんな考えがちらつく珠玉の一編…続きを読む