概要
現世で善行を重ねて死んだ男は、来世は異界で無念を晴らせるか。
善行の道に生きる御器所善十郎はその日。
川で溺れる子供を助けようとしたものの、無念にもそこで死に、死後の世界へと送られた。
そこは獄界、楽界、人界を結ぶ、三道分岐之間という場所であり。
そして、そこには異界審問官と呼ばれる大男が鎮座していた。
「善十郎よ。お前の生前の善行を話せ」
『裁きの閻火』と名乗るその大男は、善十郎の心を裁き、その先の道を決めるのが仕事であった。
生前の善行に自信のあった善十郎は、ずっとこの裁きを待っていて、ようやくこの時が来たと歓喜する。
果たして善十郎の善行は、閻火に認められるのか。
来世の転身をかけた、裁きの行方やいかに。
川で溺れる子供を助けようとしたものの、無念にもそこで死に、死後の世界へと送られた。
そこは獄界、楽界、人界を結ぶ、三道分岐之間という場所であり。
そして、そこには異界審問官と呼ばれる大男が鎮座していた。
「善十郎よ。お前の生前の善行を話せ」
『裁きの閻火』と名乗るその大男は、善十郎の心を裁き、その先の道を決めるのが仕事であった。
生前の善行に自信のあった善十郎は、ずっとこの裁きを待っていて、ようやくこの時が来たと歓喜する。
果たして善十郎の善行は、閻火に認められるのか。
来世の転身をかけた、裁きの行方やいかに。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読者の価値観を問う。――私に、嘘は通用しない。
本作は読者の価値観を問う物語。
もちろん、主人公の行きつく末路とその衝撃には唸ること間違いありません。
主人公の言葉は、誰しもが一度は口にしたことがあるであろう全世界共通の弁明。
どんな形であれ、もし自分がその場に立たされ、自分の人生を説明する必要があったとしたら、あなたは真っ先に何を語るでしょうか?
恐らく、多くの人が「自分は善き人間であった」と、語りたくなるはずです。
とはいえ、これは異界寄りの私の個人的見解に過ぎません。
この世界には、純に清き人間もいれば、歪に邪な人間もいます。
千差万別の人格を持つ読者がこの物語に触れ、それぞれが「自分とは何者か」を片隅に置きながら読み進め…続きを読む