レポートのようなホラー小説です。亀玲男{かめれおんぼーい}さんのホラー小説もお気に入りな俺ですが、機村械人さんのホラー小説もお気に入りな俺が、書き込みならではのホラー小説とゆうレビューです。書き込みならではのレポートならではのホラー小説です。
それぞれ独立した掲示板の内容なのに、進めると共通点が。途中からはその共通点を意識しながら読んでいるはずなのに、蓋を開けてみると見逃したとことに潜んでいる恐怖。見事の一言。気を付けて、油断して読むと、見られていますよ ◉)
何が恐ろしいと言えば、よくある怪談オカルト話と思わせること。現実でもままある話であるが、この作品の注意点は、各話ごとに、分散された恐怖が仕込まれている点である。最初は気付かずとも、終わりに差し掛かれば、その仕込みに気づいてしまう。これが原因だと気づいても、もう後の祭り。何より人間、怖いもの見たさがあるからこそ、恐怖を感じようとも、その先を知りたい欲に負けて進んでしまう愚かさも併せ持っている。掲示板やSNSの形にすることで、上手く読者を引き込むのではなく、引きずり込ませている点が恐ろしい。見た時点で……アナタモコチラガワ
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(332文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(164文字)
物語に引き込まれたら一気に最後まで読んでしまいました。それぐらい魅力的な展開でした。最後まで加速し続けるホラー展開で最高でした。
掲示板の不気味だったり意味不明な書き込みが最終的に繋がっていく。書き込みの再現が実際にありそうなリアルさで自分もいつかこんな書き込みに出くわすんじゃと思ってしまいました。もう一度ゆっくり読みたい作品です。ありがとうございました。
失礼なんですが私はこの作品を初めて読んだ時、「何だこの話」って思いました。いろんなタイトルで何一つ関係がないスレなのに必ず1つ1つ引っ掛かる部分がある作品で、忘れた頃に引っ掛かった部分がよみがえ(?)ってデカイ存在感を放つと言うか。「コレってこれの話か!!」とか「コイツの正体これかよ!?」って必ずなります。面白いから読んでみて。この一言につきます。
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