SCPをアベンジャーズに昇華したモキュメンタリー風味のホラー。報告書風の語り口で纏められた事象の伏線が中盤以降回収され、最終決戦に雪崩れ込む展開が胸熱。コミカライズの出来も良く、合わせて楽しんでほしい。
本作を読むきっかけとなったのは同じくカクヨムホラー作家である、「領怪神犯」の木古おうみ氏の差別発言による一連の炎上騒動。
彼女と相互である同業作家の多くが沈黙する中で、ほぼ唯一木古おうみを批判したのが、本作を書いた真島文吉だったことは明言したい。
本音を言うと当事者性に無自覚であるが故に自浄作用も望めないカクヨムホラー作家には失望していたので、界隈の嫌がらせを覚悟の上で「差別はいけない」と当たり前のことを言い切った、真島さんの矜持に惚れ込んだ。
作家はやっぱりこうでなきゃ。
倫理観のしっかりした書き手なので信用できます。