概要
使われる部首が、偉いとは限らない。
漢字辞典の奥にある「部首控室」。
そこでは、動作を司る〈てへん〉と、人を象徴する〈にんべん〉が、
今日もどちらが重要かを巡って言い争っている。
そんな二人の前に現れたのは、
ほとんど使われない、マイナーな部首〈おつにょう〉だった。
主役になれない部首が語る、
“使われないこと”の意味とは――。
そこでは、動作を司る〈てへん〉と、人を象徴する〈にんべん〉が、
今日もどちらが重要かを巡って言い争っている。
そんな二人の前に現れたのは、
ほとんど使われない、マイナーな部首〈おつにょう〉だった。
主役になれない部首が語る、
“使われないこと”の意味とは――。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!漢字の部首というコミュニティがとってもユニークで大好き‼︎
漢字の部首に思いを馳せて読んでみてください。
承認欲求、葛藤、謙虚さ、哀愁……様々な情感が豊かに、そして繊細に描かれていることが読み取れると思います。
「てへん」の「扌」と「にんべん」の「亻」との言い争いから始まる本作。
途中、二者の論争をわきで傍観し、水に流すような第三者「さんずい」の「氵」や、自身の立ち位置を憂うように哀愁感を漂わせる「おつにょう」の「乚」の存在感。「したごころ」の「⺗」は名前負けしそうな可哀想な部首であるがゆえ、どこか放っておけない愛着さえ感じます。
決してメジャーではない部首も含まれますが、それらなしでは漢字の世界は成り立ちません。必要不可欠な存在として見過ごせな…続きを読む