社会的な居場所を失い、心身のバランスを崩した主人公。この作品は、そんな主人公がある日意識が途切れ、ふと気づくと深い雪の中で一頭のクマと出会い、その冬眠の穴で共に過ごす時間を描いた物語です。仕事に追われる現代社会で傷ついた魂が、野生の象徴であるクマに抱かれ、平穏を取り戻していく描写は、幻想的でほのかに温かいです。一話完結のきれいにまとまった短編で、お薦めの良作です。
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