13話までのレビューです。
“走馬灯”という死の直前に見るはずの現象が、
物語の中心でありながら、時間・記憶・意識をめぐる謎として立ち上がっていきます。
父娘のすれ違いをめぐる切ない物語として始まり、
やがて能力者たちの軽妙な掛け合い、テンポの良いギャグ、
そして突然訪れる緊張感が絶妙に混ざり合う。
特に、登場人物たちの“心の声”や“願い”が物語にどう作用するのか、
その仕掛けが回を追うごとに深まり、予想を軽々と裏切ってくるのが魅力です。
ループ1では「走馬灯とは何か」が、ループ2では「記憶とは誰のものか」がテーマとして浮かび上がり、物語は一気にスケールを増していきます。
ループ3で何が明かされるのか、
“世界のほころび”がどこへ向かうのか、
先が気になる作品です。