概要
安倍晴明vs蘆屋道満! 京を揺るがす恋と戦いの物語
桜咲く吉野で出会った少年・童子丸と少女・さく。
大樹の下で小指を絡めたあの日から十年――少年は陰陽師・安倍晴明となり、少女は「桜姫」と呼ばれる美しい姫に成長していた。
ふたりの再会は、京の結界を喰い破る怨霊の襲来とともに訪れる。
桜姫を救うために現れた晴明の前に立つのは、姫の兄・蘆屋道満。
だが妹を守るはずの兄は禁じられた想いを胸に抱き、やがて歪んだ執着で京の境界を裂いてしまう。
怨霊が都を覆い尽くす夜。
安倍晴明と蘆屋道満、稀代の陰陽師ふたりが、桜姫を巡って激突する。
宿命の平安陰陽バトルラブロマンス。
大樹の下で小指を絡めたあの日から十年――少年は陰陽師・安倍晴明となり、少女は「桜姫」と呼ばれる美しい姫に成長していた。
ふたりの再会は、京の結界を喰い破る怨霊の襲来とともに訪れる。
桜姫を救うために現れた晴明の前に立つのは、姫の兄・蘆屋道満。
だが妹を守るはずの兄は禁じられた想いを胸に抱き、やがて歪んだ執着で京の境界を裂いてしまう。
怨霊が都を覆い尽くす夜。
安倍晴明と蘆屋道満、稀代の陰陽師ふたりが、桜姫を巡って激突する。
宿命の平安陰陽バトルラブロマンス。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!三者三様。桜の花びらと共に舞う、それぞれを守るための戦い
この短編の中にすべてが掌握されております。
出会いから恋愛に至るまで、そして世の中で出回っている陰陽師作品では道満が晴明の悪として書かれているものが多いと思っておりますが(個人的な主観でごめんなさい)
こちらの作者様の書かれる道満は桜姫を想う美しい純粋な感情。
邪な部分から悪霊に取りつかれてしまうわけですが、これを祓うシーンがまた圧巻。
四神の登場シーン、そして何よりも桜姫がただ守られるだけの女性ではないという芯の強さもあり、ラストのシーンは美しいの一言に尽きます。
バトルと恋愛、どちらも十二分堪能させていただけます。
空気と地、風、花、情景が目に浮かぶ描写がとにかく卓越されているので、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!全ては、薄紅のはなびらに――形のない桜の詩。
全ては、薄紅のはなびらに。
風に、空に、刃に、なにより桜の香りを薫らせる。
本作は、物語というより、形のない桜の詩のような作品である。
吉野の山里で交わされる幼い約束から、京の都を揺るがす出来事に至るまで、恋、守護、血縁、執着といった感情が、薄紅の花弁のように重ねられていく。それらは整理されて語られるのではなく、桜姫という存在を中心に、感覚として束ねられていく。
敵として立ちはだかる者もまた、守ろうとした人間であり、その想いが歪んだ結果として悲劇が生まれる。善悪の境界は曖昧で、誰もがそれぞれの立場から、同じひとりの少女を想っている。
終盤で選ばれるのは、力による制圧ではなく、想いによ…続きを読む