一度一緒に考えてみてはいかがでしょうか貴方はどんな魚?上司は、同期はどんな魚?銀行のカウンターの中と外を水槽のアクリルの壁に例えるのが秀逸です。誰にも見られず頑張っている仕事をしているあなたは深海魚かもしれません。普通の人がやりたくない仕事を頑張っているあなたは過酷な熱水噴出孔のエビかもしれません。海の掃除屋かもしれません。きっと海も社会そのものなのです。誇りが無くても「役割」があって世界が回っているのでしょう。命のたまり場となる水を想いながら、不思議に揺蕩って読了できる作品です。
まるで生きているかのようで、彼らの同僚として端で会話を聞いている気分を味わえました。文体もとても好きです!これからも頑張ってください✨
夜の横浜を背景に交わされる他愛ない会話が、若手社会人の閉塞感を描く短編です。仕事帰りの雑談が、いつの間にか人生論へと変わっていく自然さに惹かれました。上司を魚に例える裏に、逃げ場のない現実、それでも二人は笑い、歩き、明日も泳ぐ姿が印象的でした。
いつもどこかで繰り広げられる退社後の他愛もない会話のお話。ただ愚痴を言い合うのではなく、会社を水族館に見立てて話す二人。普段の生活の1ページですが、彼らがいい人生を送れるようにと思える一作でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(160文字)
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