婚姻間近、主君の影武者であることが露見し婚約破棄を申しつけられた少女。水資源のための政略結婚故、この婚約破棄は母国の困窮を意味する。大国の王子は、亡き令嬢の名誉を侮辱し、影武者の少女に無体を働かんとする。――そこで、主人公エルンストの登場である。銃声一號、王子の足下を撃ち抜きこれを制したエルンストは、王子が侮辱した者たちへの名誉回復のため、決闘を叩きつける。これで燃えぬ男がいようか。万全の引き込み。今後の展開が実に楽しみだ。