常陸 花折

3章まで読み切ったのでレビューさせていただきます (全部読み切ったらネタバレ有りレビューに書き換えるかも) まずバトル描写が最高です。手に汗握る戦闘が何度も何度も描かれます。 キ…続きを読む

ちょっと変わった視点から繰り広げられる異世界転生「派遣業」のようなお話。 この世の人間を事故に遭わせたり、連れ去ったりして別世界の勇者や聖女として祀り上げるのって確かにエゴが凄い…続きを読む

自分の持つスマートフォンが、片想いの相手の宿敵だったら…… 魔王と勇者がスマートフォンに転生して両片想いの男女とその周りとドタバタするラブコメディ。 魔王と勇者の名付けが略称にする…続きを読む

1章読み切ったのでレビュー投稿させていただきます。 フラムちゃんのお金大好きと言いながらも結局人の為に働いてしまう優しさと、召喚士としての有能さが爽快です。 若干小物臭すら漂うパ…続きを読む

憧れの配信者は隣の席の男子！？そう知った時のヒロイン雪乃ちゃんの心情はあまりにも大変な事になっていたでしょう…… コメントでは男性らしくゲームに対してもしっかりと理解したうえでコメ…続きを読む

掲示板文化が廃れ始めている今、このように小説で広めてくのが最も効率的なのかもしれません。
呪いは病のように、たくさん人がいる場所ほど広まりますから……

感情を食べるという設定から先ず面白そうなのですが、それが具体的に「料理」として表現されることでグルメものとして非常に美味しそうに読むことができます。 興味深いのは負の感情すら決し…続きを読む

原因の検証や切り分けの手法がすごく真面目に”IT”していて面白いと共に、「どこがおかしいのか」が非常に際立ちます。 ブログの異常性が手際の良い検証によってどんどん顕になっていくテン…続きを読む

現実の旅行記ではないから「モキュメンタリー」という、空想旅行としてのモキュメンタリーで非常に斬新で面白いです。
列車が好きな方、旅が好きな方はきっと楽しめるはず！

年齢制限かからない塩梅で、ここまでストーリーを成り立たせた上でギリギリのエログロが出来るのは天才だと思います。 そしてここまで幸せなエログロは超貴重です。 主人公が不死身くんで良か…続きを読む

夏の間、とある団地の掲示板に書かれた奇妙な内容と、 過去の出来事が次第に繋がっていく。 ひと夏の間に侵食されていく掲示板の恐怖がじわじわと迫ってきます。 赤い紙には気を付けましょう…続きを読む

「外堀を使って」トラウマで抉り取ってくる。 そんな怪談を彼はどこで拾ってきてしまったのでしょう。 それとも外堀側の人たちが”おかしくなって”いるのでしょうか？ この話を読んだ人たち…続きを読む

やりがい最高！
労働最高！

一つ一つの短編にストーリーとしての繋がりはありません。 けれど1人の作家という繋がりが、色々な顔を見せ、その全てがしっかりと丁寧に煌めいています。 1つの宝箱のように。 そして中身…続きを読む

不気味な解釈の余地を残した、賃貸物件ものの短編ホラーです。 「その部屋で」事件・事故が起こらなければ”事故物件”ではないですから、 心理的瑕疵も告知事項も無いですからね。 ただ安い…続きを読む

タグが全てを物語っています。
ふんどしはきちんと締めた方が良いということです。
神様のアンガーマネジメントすら担っているのですから……

題名や概要欄からあれ？と思うかもしれませんがまごうことなきモキュメンタリーです。 そして非常に素晴らしいモキュメンタリーです。 まさに現実と空想の狭間に存在した、虚構の事実がたった…続きを読む

結末が二種類用意されているのでハッピー／バッドエンド至上主義の方も安心して読めます。 なんだかゲームのルート分岐のようで非常に面白いです。 登場人物みんな性格あんまり良くないのがリ…続きを読む

まるでモンタギュー家とキャピュロット家のような二つの家系に生まれた少年と少女が、友人でいるために小さな家出をしたらとっても大きな冒険になってしまうという素敵なお話。 そこには両家の…続きを読む

誰に何と言われようと譲れない瞬間、そんな瞬間が人生の中には何度か起こるものです。
そんな話です。

一つの事件をきっかけに、 その土地で起きた他の様々な事件の共通点が浮かび上がっていく… モキュメンタリーならではの怖さを持ちながら短くまとまっており、 民俗学的要素も持ちながら謎…続きを読む

演じることで大事な人を失い、その喪失で演じることすら出来なくなった主人公が、現実と回想と空想の狭間でもがく。 非常に重厚な小説の文体で、これらが見事に表現されておりどこからが現実で…続きを読む

＜レビュー時最新話まで読んでのレビューです＞ 大正日本の雰囲気でありながら「王政」が敷かれており複雑な軍組織が存在する。 そんな不思議な世界観から先ず魅力的なのですが、それ以上に各…続きを読む

めちゃくちゃかわいいツンデレ髪伸びちゃう系日本人形ちゃんが、オカルト大好きお姉さんにツンツンデレデレしながら怪異を倒しちゃったり説得しちゃったりしちゃいます。 すっごく可愛いので是…続きを読む

不思議な言葉が好きな最高の旦那さんと、素直になれない上に失った命に囚われ上手く愛を伝えられない奥さんが、可愛らしい「不思議な言霊」の力で愛を紡ぐお話。 儚いファンタジーな要素を含み…続きを読む

一見ありきたりなアノマリー収集モノのように見えますが、 より人の闇や負の感情が強く反映されたものに寄っており、恐怖描写も非常に恐ろしくまたグロテスクでとても素敵です。 また、取り扱…続きを読む

学生時代なんかは特に、通学で毎日同じ道を通るのを強制されるのもあって、通り道の家の庭に置いてある置物とかトピアリーみたいなものって気になるんですよね。 それがある日突然無くなったり…続きを読む

謎の貼り紙の記録。 明らかにおかしいのに、どこかで見た気がする。 当てはまる問いが出てくる。 そんな箇所が読んでいるうちにふと目の前に現れてゾクッとする。 先を読むのが楽しみながら…続きを読む

「切断」とその「パッケージング」が業務の求人広告。
"余すところない"素晴らしい仕事ですね。
日給も高いですし。

殺された父に対する敵討ちを誓い、日々暮らす少女にある日、転機が訪れる。 大人に翻弄され、真実を知り、成長していく主人公の七海の姿がとても素敵で感動しました。 ラ・カンパネラの旋律が…続きを読む

料理が上手くない、だけど他人に寄り添いたい、そんな主人公の少女が逆にお客さんから料理を教わったり、料理店の経営について学びながら食堂を続けていく物語。 作品は食堂のシーンと調理学校…続きを読む

カクヨムというシステムでの「レビュー機能」を最大限に使いこなし、質の高いレビューを書くためのノウハウが記載された技術書です。 勧めたい作品がある方は是非読んでノウハウを吸収し、 今…続きを読む

人物の心理描写が素晴らしいです。 異世界ファンタジーという設定はではあるものの、 各人物の心の動きや決意、すれ違いや葛藤がメインとなっており、一方でそれはファンタジー世界ならではの…続きを読む

たまに、ありますよね
中身が謎の、やたら安い飲み物がある自販機。
そんな感じの不思議な自販機が恐怖や奇跡を持ってくるお話。
変わった自販機マニアは是非読んでみてください。

＜5話程読んでの感想です＞ この本のジャンルがミステリーに分類されている通り、オバケが出たりはしないです。 しかし、不条理や、常識から一線を超える状況ばかりの短編集。 没入すると下…続きを読む

現実の実際の出来事をマクロ視点として架空の1人の人物がミクロ視点でリープし、やり直す話。 落とし込み方が非常に素晴らしく、1人が世界に影響を与える様と世界が1人に影響を与える様の両…続きを読む

ただそれだけの状況で広がる話。
ただそれだけで、主人公の人となりや周囲の状況がまざまざと伝わってくる非常に面白い構成の物語です。

アルバイトで会計をしている時にその人が買っていくものや、ふと拾ったレシートからその人の今日の食事や家族構成を想像してしまうこと、ありませんか？ そんな癖がある人はいつか恐ろしい事実…続きを読む

剛の強さじゃない。 流れに乗せられてもその流れを乗りこなす柔軟さと、女として抑圧された経験がありながらも自らが女であることを活かす。新天地で生きていく強かさ。そんな強さを見せられま…続きを読む

住民が柔らかな空気に包まれた素敵なアパルトマンでの交流を通じて、夢の種を育むお話。 過度な焦燥や心の乱れの表現はなく、ひたすらゆったりとした時間の中で描写される登場人物の交流が素敵…続きを読む

民衆文字が衰退し、神聖文字が台頭するまで文明が廃退した世界観で、 禁書にされた本を取り扱う書店の常連となる神職のお話です。 独特な世界観と展開で短いながらも没入して読むことが出来ま…続きを読む

18歳で成人を迎える一人の女の子が、少しだけ逃避行するお話。 大人になりたくないと思うことそれ自体や、西に行くこと、母のことも考えて逃避行はすぐに終わること、その全てが「まだまだ子…続きを読む

男性側の一人称視点を貫いた、幼馴染に告白したい！というお話。 「きっと自分なんて相手にふさわしくない」とか、ありがちな勘違いも乗り越えて、どうやって告白しよう！？というお話。 私的…続きを読む

ネタバレを控えると語れることが非常に少ないのが歯痒いのですが、不思議な規則のある旅館で不思議な「客」のお相手をする、幻想的な物語です。 出てくる「従業員」や「客」、旅館の「支配人」…続きを読む

まさにこの一言に尽きる展開でした。 何か一つ欠け違っていたら出会わなかった2人の恋愛。 展開や結末が上手く「現実にこんなこと無いだろ」と「リアリティのあるフィクション」の中間を行っ…続きを読む

涙する人の為の街にたどり着いた少年が、自分の本当の心に気付くまでのお話です。 「蟠りを残したままの死」によって解決することの出来なくなってしまった事柄を、街の雨がきっと洗い流してく…続きを読む

もし、死んでしまったら。
案外最後にやりたいことなんてそんなことかもしれない、と思うような素朴ながら不思議な話。
彼女が優しいからこそ船守も優しかったのかもしれません。

夏になる度に思い出す、青春の記憶。 スポーツ、特に野球をやっていた方には共感できることが多いのではないでしょうか。 描写の一つ一つから夏の終わりを感じられ、今この時期に読めてよかっ…続きを読む

応援コメントが閉じられておりましたのでレビューにて企画参加への御礼を申し上げます。 非常に魅力的かつ共感できる話でした。 夜の工場見学、前に少しブームになりましたが私もああいった…続きを読む