木徳直人はミズチを殺す

作者 アンデッド

370

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★★★ Excellent!!!

まずは結論から言わせて下さい。
この作品は物語としての虚構の鋭さ、心理描写の表現力、文節や筋立ての巧みさ、その他表現手法や新鮮味溢れる描写感覚の鋭さ、どれを取っても文句なしの最高峰作品です。
こんな事を書くと大げさと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、まずは読んで下さい。きっと私の言葉が大げさでない事は間違いないと思うでしょう。それどころか、一発でこの作品の虜になる事間違いなしでしょう。
これから読む人の為にネタバレはしません、と言うかしたくありません。何故ならこの作品を一人でも多くの方に読んで、感じて欲しいからです。

文句なしのおすすめです!

★★★ Excellent!!!

主人公の木徳直人は拘束された状態で地面に転がっていた。
それが悪夢の始まり。
普段はクラスメイトであるはずの黒川に今、殺されようとしていた。
冒頭からサスペンススリラーのような殺人鬼との緊張感のある会話。
脱出のために策を巡らせる主人公。
この時点で面白いことは確実です。
殺人鬼との会話は脈絡がなく、不安定な石の上に立っているかのようで。
しかしこの脱出劇は序章に過ぎません。
彼女、ミズチの言葉から語られるのは魔術の存在。
こう聞くと某有名新伝綺小説を思い返す方もいるかもしれません。
しかし魔術や殺そうとも思っただけで殺せてしまうこと、使い魔、牢屋のような真っ黒な場所など過激な設定が独自性を生み出しています。
どうやらこれから様々な世界の敵と戦っていくようです。
ケレン味のある世界観やストーリーを楽しみたい方は読んでみてはいかがでしょうか。

★★★ Excellent!!!

【物語は】
 プロローグではなく開幕という形で始まっており、その名称の通りそのまま物語は進んでいく。
 主人公はピンチに陥っており、現在の状況とこうなった経緯(いきさつ)を冷静に分析し、危機から脱出しようと試みる。

【作風や物語について】
 一話の終わりに噂話という形で意味深な会話の一部が明かされている。
 特に記載はないが、一文一文が短いのでライトノベル、もしくはリズムを大切にしているのだろうか? と感じた。
 
 物語の中で殺されそうになっているのは主人公の方だが、タイトルを見ると反対の意味となっている。
 物語が始まったばかりの時点では、逃げることを目的としているため”タイトルの持つ意味”について二つのことが想定できる。
 一つは主人公の心情が変わる。もう一つは意図せずしてそういう結果になる。
 ただし、この”ミズチ”に関して肉体的に殺すのか精神的に殺すのかでも意味合いは違ってくるため、いろんな捉え方はできる。正解はどれなのだろうか。
 もしくはもっと違うこと意味しているのかもしれない。
 それと各小タイトルが非常に意味深に感じた。 

 のちに理由は明かされるが、主人公がピンチに陥った発端は彼女の異様な光景を目にしたからだと思われる。好奇心は時として自分を窮地に追いやるもの。
 つまり、主人公が命を狙われたのは偶然でもなければ巻き込まれたのでもなく、自身の好奇心が招いた結果である。

【主人公について】
 主人公は”生”に執着した人間だという印象を受けた。
 最初の脱出時に冷静に分析し、自分の思い通りに事を運び実行した。
 この場面では二つのルートがあったと思う。一つは本作通りのルート。そしてもう一つは彼女の気持ちを変えさせるルート。
 計画を実行した時点では、後者のルートでも良かったはずだ。しかしながら確実に生き延びるには多少危険を冒してでも、前者のルートを取… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

最初は異能バトル系の話かな、と思っていたのですが。緻密すぎる設定により、想像していたこととは違うことしか起きなかったです。
面白い、という言葉じゃ足りないぐらい面白いです。まだ途中までしか読めていないので、続きを楽しみたいと思います。
素敵な作品をありがとうございましたm(_ _)m

★★★ Excellent!!!

第一章読ませていただきました。
結論といたしましては、本当に面白いです。時間はかかってしまいますが、完結までしっかり読みます。
まず、私自身が〝現実にある非現実〟が大好きです。
『木徳直人』が拘束された状態から始まり、謎の少女『黒川ミズチ』に関する謎が徐々に明かされるまで終始ドキリとしていました。

文字通り『謎』が多く含まれていて、そのどれもがこの時点ですべてを理解できるものではないと感じました。話は理解できているのに、核心が分からない。このもどかしい感覚が早く続きを読みたい!と、思う要因になっています。
全てを読み終わって、謎が解けた時に『ここがこういう伏線だったのか!』と、なるのが楽しみです。

文章の書き方についてですが、キャラクターの行動、心情、置かれている状況が緻密にえがかれていて、それがより緊迫感を出しているように感じました。
心情描写と状況説明は特に素晴らしいと思います。
それとギャップがあるように淡々とセリフのみで構成されている章末話の冒頭が特に大好きです。
重要である要素を一方的にセリフで構成する事によって、難しい内容でも邪魔な要素が一切ないためスラスラと入ってきて読んでいて気持ちよかったです。

★★★ Excellent!!!

面白い! ……長々とレビューをするよりも、もういっそコレくらい一言で伝えた方が逆に良いんじゃないか。そう思える作品でした。
しかし本当に一言で終えるわけにもいかないので、ちゃんとした感想も書いていきます。ですが冗談抜きで面白さを言語化するのが難しく、それでいて間違いなく「面白かった!」と断言できる一作です。

クラスメイトの小さな『異様さ』を目撃した『木徳直人』は、彼女を尾行した結果縛られて監禁されてしまう。自らを『ミズチ』と名乗る彼女は、間違いなく『異質なナニカ』を孕んだ殺人鬼で――。
そんな冒頭から強烈なインパクトが発揮されていて、読者を物語の世界へと一気に惹き込んでくれます。「最序盤は読者の興味をそそるオープニングにした方が良いよ」とWeb小説界隈では頻繁にアドバイスされているものの、それが中々できない・できていない作品も多い中で、本作は1ページ目からアクセル全開といった感じで、本当に素晴らしいと思いました。
緊迫感や臨場感の溢れる序盤から始まり、奇妙な同盟関係を結んだ直人とミズチが学校を舞台に『敵』と戦っていく展開も、非常にシリアスかつスピーディーで楽しめました。『魔術』という要素が学園伝奇モノや異能バトルものの側面を強めつつ、『膜』などといったオリジナリティ溢れる設定も光っています。

そして個性的なのは設定だけでなく、特にメインヒロインのミズチが狂気的かつ魅力的な登場人物でした。読者人気が高いのも納得です。
襲撃者達もそれぞれの『悪』を内面に抱え、バックグラウンドがシッカリと練られているために、小説のキャラクターでありつつも『一人の人間』としての人生や感触というものが、強く伝わってきました。血肉の通った人間として表現できている技量もお見事です。

そんな彼らが人間臭く、血生臭く彩った後半からは、もう怒涛も怒涛の展開といった感じでした。総じて『単調さ』や『退屈さ… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

描写、背景、情景。

怒涛の展開の中に溢れる秀逸な表現の数々。

話に夢中になって先へ先へと読み進まずにじっくりと堪能してほしい。

物語はスタートからどこに行くのかと思うほどに目が離せなくなる。

最後はこれ以上ない着地を魅せてくれた。

紹介が難しい。

どこを切り取っても違う話の紹介になってしまう。

全体を通して初めて理解できる。

なので一言。

「面白いから読んでみて」

★★★ Excellent!!!

 小説家になろうの方で完読済みです。あちらでもレビューを書きましたが、改めて思ったことなどを。

 この作品、裏設定が物凄く作り込まれています。しかしその設定をひけらかしはしていません。きちんと情報が取捨選択されているので、読みやすいです。

 その上で伏線も緻密に散りばめられています。最早気になった箇所は全て伏線と言い切ってしまってもいいと思います。

 しかしこの作品、一回読んだだけではその全貌を理解できない方がほとんどかと。二周三周しないと全ての裏設定や伏線にも気がつくことはできないでしょう。

 一周目は純粋に楽しみ、二周目以降は気になるところをピックアップしながら読んでみてください。すると新たな一面が垣間見え、さらに面白く読めると思います。

 私のおすすめは一周目から一章ごとに感想を書くつもりで読むことです。もし余裕があれば実際に感想を書いてみて、コメントするのもありかと。すると各章の印象が頭に残り、より一層楽しめますよ。

 『木徳直人はミズチを殺す』、面白いので是非皆さん読んでみてくださいね。
 ここまでお読みくださりありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

初めて「人の作品で声が聞こえる」体験をさせてもらえた作品です。描写力が半端なく、生半可な気持ちで読むとあっという間に引き摺り込まれます。

全てを読んでからレビューさせていただくのが礼儀ですが、多忙のため間に合いませんでした。
しかし星で讃えさせてください。
素晴らしいです。

★★★ Excellent!!!

仄暗い世界である時は静かに、ある時は激しく狂っている哀れな魂が淡々とした文章で綴られ、物語の先へ先へと読者を誘います。
過剰な装飾を排した文体は物語の緊迫感を高め、二人の心の葛藤や惑いを生々しく描いています。
徐々に変化していく二人の関係。
最後まで目が離せません。

★★★ Excellent!!!

一言で表すなら、本作はプロなのでは? と思わざる得ないレベルのクオリティでした。細かな設定と作家さんの技術が織りなすエログロテスクであり、時折挟むピュアな描写はバランスが上手く取れてます!

読者はこの世界観に息を呑む…というより、息が止まって惹きつけられるでしょう。物語の素晴らしさは是非読み進めて感じてください!

★★ Very Good!!

簡素でありつつも何処か詩的な文章が、綿密に儀式を成している。
サディスティック、エロティック、グロテスク、そして、ピュア。
そういった目を惹く要素が煌めきながら、儀式を終焉まで見守り隠している。
読者は最後まで読んだ途端、儀式が終わった途端、漸く目の前に現れた世界に驚きつつも既にそれに沈み込んでいる。

そんな印象を受けました。
めっちゃ軽く言うと、「この小説やばない!? 世界観やばない⁉」です。

惜しい点が二点あります。
それはこの小説を読んで今レビューを書いている「私」にあります。
小説自体の問題ではありません。
一つ目は、この小説を理解する上で必要な知識を欠いていること。オカルトに興味がある方には「私」よりも深くこの小説を楽しめることでしょう。
二つ目は、「私」がくたびれた大人であること。前述に述べた目の惹く要素が「私」には浅くしか刺さらず、世界観に存分には引き込まれずに悔しい思いを致しました。

故に、この二点を含まない読者の方はどうか私の分までこの小説を楽しんで下さいませ。
具体的に言うと、「オカルトに興味がある、中高生(もしくは一般的な中高生と同じ程度のリビドーを持ち合わせている方)」でしょうか。
該当の方、お願いします。

同作者の別作品『ヒーロウ・イン!』は私にぶっ刺さったので、そちらは存分に楽しみますよー!

★★★ Excellent!!!

素晴らしい実力!
格の違いを感じました笑

ミズチの狂気や
ミズチと直人のやりとり
巧みな言葉選び
オチに至るまで
素晴らしかったです。

非常に学べる点も多く
面白くてどんどん手が進むばかりか
物書きの立場として勉強になりました。

★★★ Excellent!!!

この物語は、ある少女に監禁された少年が奇妙な同盟関係を結び、少女を取り巻く謎を解明していく現代ファンタジー×ミステリー作品です。

本作の魅力は、読み手を飽きさせない構成力。
全体で大きな課題があって、章ごとに小さな課題をクリアして、ラストで主人公らの因縁に決着をつける。
大枠と章ごとの起承転結が見事につくりこまれています。
引き込みから起伏まで、メリハリも絶妙に巧い作品です。

15万字という文量もまた丁度良く、文字数で言えば商業小説一冊分なので読後感も満足できることでしょう。
気がつけば章をイッキ読み、気がつけば読了。
という状況になっているかもしれません……。

独自の世界観を明確に築いておられるので、ジャンル『アンデッド』(作者様名)とも言えましょう。
ミステリー系の洋画や、スティーブン・キングのような往年のホラー名作がお好きな方であれば絶対オススメです。
是非、ご一読ください!

★★★ Excellent!!!

 本作は今までになく斬新な発想で、本格的な設定と世界観が織りなすストーリーは、至高の娯楽へと昇華する。

 主人公の木徳 直人(きとく なおと)は、ミズチという殺人鬼の魔女を目撃してしまう。

 人の闇を浮き彫りにする、真に迫った表現力や、キャラクターの人生観や本気度が伺えるストーリー展開、強烈なインパクトのある戦闘シーンなど、この作品の魅力は凝縮され、あまりにも洗練され過ぎています。

 多くの実力者達のお墨付きの、スニーカー大賞の最終選考まで残った、凄く素晴らしい秀作です。

「あなたもぜひ、このスリリングな世界観を堪能してください。
絶対に後悔させませんから」

★★ Very Good!!

ミズチという謎の女性、正確にはクラスメイトですが、主人公はいきなり殺されかけます。

その危機を打破するために動く主人公、そしてミズチとの不思議な関係性が魅力的です。

ライトに読めますが重厚感のある文章で、続きが気になるあっという間に読んでしまった作品でした。

★★★ Excellent!!!

これが最終選考到達の実力なんだと思い知らされました。
正直なところ、この作品は明るいお話ではございません。
楽しくて心が軽くなるような小説をお求めの方は、回れ右をなさってください。
しかしながら、闇が深ければ深いほど光は輝きを増します。
全編において生半可ではなく高密度な暗闇を突き詰めることで、たった一粒の光がとてつもない輝きを放ちました。
私の言ってる意味を知りたい方はぜひ最後までお読みください!

★★★ Excellent!!!

 サイコ、ホラー、正直いうと自分は比較的苦手です。ただ一話読むごとにどんどん引き込まれ、結局1日で読み切ってしまいました。

 アクションシーン、王道の部分もありながら個性がある魅力的なキャラクター。そしてキャラの心境や考え方などが話を通して変わっていくのはゾクゾクしたりしました。

 結末は自分は納得できたというか好きでした。

 拙い文章ですが作者様の次の作品などを応援しております!

★★★ Excellent!!!

ホラー、サイコ色の強い印象です。

が、日常と怪異がどちらの面もしっかりと描かれているため、読んでいて飽きません。簡単に明かされない謎も引き込まれる要素の一つになっています。

かといってラブコメ要素も入っていたりと、ホラーとかそういうの苦手……という人でもとっつき易いかもしれません。

★★★ Excellent!!!

本作は兎に角、魅せ方が素晴らしかったです!興奮が覚めないままレビューを書いているのですが、ついつい続きが気になってしまう話運びは読み進める度に謎が深まって、作品の魅力にハマってしまいます!

ホラーチックな不気味な導入から私たち読者を一気に本作に引き込みます。
そして、主人公2人のやり取りやアクションや学園物、恋愛などの要素の出し方にはこれからどうなるんだろうと、ワクワクが止まりませんでした。様々な要素の良さを本当に上手に混ぜ混んでいます。

多くの方が既にレビューでかかれているのですが、本当に暗闇を覗き込むような楽しさがある作品だと思いました!

★★ Very Good!!

一章読み終わって、結局何が起きているか分からなかった。

それは文章力がないとか、ストーリー構成が悪いとか、そういう理由ではなくて、いい意味で読者を振り回す力があるのだと思う。

サイコな美少女と謎多き主人公の、暗い密室のようなストーリーに、引き込まれることは間違いないだろう。

★★★ Excellent!!!

通して読みました。ありがとうございます。

作者はしっかりした構成を築ける人なので、安心して最後までお読みください。
しかし、これは主人公に共感したりがんばれ!と応援するタイプの作品ではありません。
きっと皆さんは不可解に思いながらこの傍らの闇を覗き込むことでしょう。
主人公二人とも孤独で、変わっていて、独自のルールで動いていて、知らないうちに大きな何かと戦っています。
皆その構造に見覚えがあるでしょう、泥沼の中でもがくような闘いに共感できるのでは。
一見異能バトルファンタジーとして良くある形かな?と思っても、本質は違う所にあります。
好奇心をもって闇を覗き込むのが好きな方、どうぞお読みください。

★★★ Excellent!!!

今まで平凡な毎日を送っていた主人公、直人。そして、ヒロインかつ、もう一人かの主人公と言えるミズチとの遭遇から彼を襲う、事件と怪異。
いつもの現実と、その裏で起こる非日常、それら二つの世界の描写が実に良く感じられた。
一見変わらない日常を意識する分、その裏に潜む怪異の不気味さを覚え、作品に没入する良い味わいになっている。 まさに、ホラー、怪奇小説として傑作と言える物に仕上がった作品だ。

★★★ Excellent!!!

ソリッドシチュエーションから始まり、謎の女が気になりすぎ!


学園もの、魔術ファンタジー、アクション、微エロ、ラブロマ、サスペンス、スリラー、あらゆる要素あり。

文章、物語の出す順番上手い。ドキドキの連続。

なろうでランキング入りしてるの納得。


謎が解明されはじめ、興奮中。続きがどう収束するか気になります!