Norrköping

神のご加護か悪魔の仕業か。新島瑞樹と橘椛は最低最悪な出会いを果たす。瑞樹は世間を震撼させる連続殺人鬼、椛は家族から虐待を受け、同級生らからもいじめにあっている。そんな2人がひょんな…続きを読む

現代を舞台に繰り広げられるデスゲーム（ギャンブル系）形式のストーリーにファンタジックな要素を加味した趣向にページをめくる手が止まらないです。1話1話は短いながらも、先を読ませたくな…続きを読む

ゲームの主人公でもなく、映画の主役でもない、どこにでもいるふたりのありふれた恋愛感情のゆらめき。でもふたりにはまばゆいほど輝く大切な想い。誰もが一度は経験のある淡い恋心を出会った幼…続きを読む

唐突に巻き込まれる銀行強盗事件によって隠された能力に目醒める女子高生・タマキがウザイっ！ いやいやいや、これは良いウザさですからっ！ えーっとね、クラスメイトとの会話ですらままなら…続きを読む

何気ない日常からはじまって、これまた何気ない男女の痴話喧嘩（？）が滔々と繰り広げられるのですが、気がつくと2人が織りなす世界観に魅了され、いつのまにか唯一無二のコミカルな展開に引き…続きを読む

人はみな満たされたいいきものだ。 とは本作のキャッチフレーズですが、その言葉にあるように登場人物たちはまるでパズルのひとかけらが抜け落ちてしまったかのように空虚な部分があります。立…続きを読む

急転直下ではじめる物語の世界観は独特でくせになります。個性豊かなキャラクターに軽快な会話と戦闘、展開も早く読者を飽きさせないですね。ひじょうにユニークな作品だと思いました。

スナイパーである『ぼく』と観測手である『俺』のバディもの。戦争という舞台を用いてはいるものの、その筆致は柔らかくsexyでさえあります。同じ方向を見据え、呼吸を殺して鼓動をかさね、…続きを読む

『水の乙女』という祭事の重要人物に選ばれた辺境の村出身の主人公が、その任務をまっとうすべく王都へ向かう道中に空賊に攫われてしまうというセンセーショナルな立ち上がりからはじまるストー…続きを読む

望んだ答えはないかもしれない。けれど事件解決のため、寿命を削って能力を駆使する主人公の姿は考えさせられる。たんに怪異を解決するだけでなく、生きる意味や目的をも示唆しようとする物語性…続きを読む

魔法のシステムをプログラミングで読み解き、異世界に現代のような文明を再現しようとする主人公の奮闘がおもしろいです。ともすればIT社会の仕組みをラノベ風に解説する指南書的な立ち位置も…続きを読む

不穏な夢から目覚める立ち上がり、学校でのポジションを見るにおとなしい主人公だと思われますが、この少女が医療用として開発されたVRゲームにて回復士としてどう活躍するのか期待せずにはい…続きを読む

ホタテ漁というあまり馴染みのない仕事の内情を自身の体験を持って綴られた本作は、当然架空の物語よりもリアリティに迫っているし、新しい知識を得られる喜びもヒトシオだと思います。平易な文…続きを読む

この世界はすべてが逆。弱さとは強さであり、敗戦とは勝利である。ここではだれもが負けようとし、堕落と貧困に恋い焦がれている。 そんな血で血を洗う負け戦に身を投じる負け組33歳主人公が…続きを読む

昆布とは引き出すもの。ATMも引き出すもの。おもしろいですね。出汁が違うんだ出汁が。

夏の最後の1ページを刻もうと思い出作りに奔走するふたりの男女の関係を、それと表する描写がないにもかかわらずありありと想像できる愉快な会話劇に魅せられた。恋人なのかきょうだいなのか夫…続きを読む

端的に表するとタイトルのとおりで、魔法はあるわ幽霊は出るわ、一見すると「ごった煮」のような印象なのですが、中身は整合性のとれた良質なラブコメであることが一読してわかります。ただ単に…続きを読む

偶然か必然か、世界の片隅に生じた歪みを正しく導くため、イレギュラーな怪現象を巨大ハサミでキリトル少女を刮目せよ！ 話はオムニバス形式で展開され、それぞれが独自の世界観と魅力を備えて…続きを読む

悪霊に好かれる体質の主人公がひょんなことから天然で美人の、ごくフツーの幽霊とマッチングしてしまったことからはじまる悶絶ニヤニヤの王道ラブコメ除霊ファンタジー。とんでもなくニブイ主人…続きを読む

血の王の復活を受けて動きだす力の継承者たち。太陽の始祖に剣の団。脈々と受け継がれてきた血脈の能力者たちが不可思議な存在の魔物と相対するとき、かつてないほどの手に汗にぎる能力バトルに…続きを読む

ひとりぼっちの少女。信じられるのは愛猫のクロだけ。そんな儚くちいさな存在の少女が、なにもわからない異世界でしあわせとはなにかを模索する旅に出る姿は、遠いどこかに忘れてしまったなにか…続きを読む

ほんの少しの掛け違いから、予想もつかない事態へと変容する展開に引き込まれました。状況がどんどんと大きくなっていくと同時に明らかになっていく人間模様にハラハラドキドキさせられ、これが…続きを読む

勇者と魔王の物語。といってもありきたりな冒険譚とはひと味違います。勇者とは？　魔王とは？　多くのファンタジー作品についてまわる設定の『側面』にスポットをあて、悲喜こもごものドラマを…続きを読む

人間の悪意とは個人の裡に生まれるものではなくどこか別の場所にあって心の隙間に入り込み、けっして抗うことはできないのだという闇を感じさせ、そう考えるとこの物語が我々にとってとても身近…続きを読む

一見すると会話で構成される二人芝居なのだけど、作者様の演出や技術がそっと忍ばせてある文調が心地よい。何度でも読みたくなるし、シリーズ化してほしい。願わくば、もっと舞台を動かしてほし…続きを読む

殺し屋という物騒な仕事から足を洗ってさる令嬢の執事に身をやつしたアルト君の悲喜交々な非（常識）日常は抱腹絶倒。お嬢様はそのお命を狙われる身でありながらも勇猛果敢、ときにツンデレで日…続きを読む