独創的な世界観と魅力的なキャラクターを持つ小説です。
まず、見えざる怪物が跋扈し、特別な力を持った者だけがそれと戦える世界は、ファンタジー好きを惹きつけるでしょう。街や里の丁寧な描写により、物語の世界に深く入り込むことができます。
また、登場人物たちが魅力的に描かれています。純真で勇気ある主人公の少女や、彼女を支える頼れる兄の姿に、感情移入するはずです。
そして、血の王の復活から始まり、主人公が剣の団に加わるまでの展開は、物語に引き込むスリリングなものとなっています。これからの冒険の行方に期待が高まります。
運命に立ち向かう若者の物語というテーマは普遍的ですが、里で大切に育てられた少女という設定が新鮮味をもたらしています。主人公の成長を通して、勇気、家族の絆、信念の大切さを学ぶことができるでしょう。
独創性、魅力的な登場人物、スリリングな展開、普遍的なテーマを兼ね備えたこの物語は、感銘を与える小説だと言えます。今後の展開から目が離せません。
まずなんといっても主人公のアイリちゃんが魅力的です。
明るくてまっすぐで、とってもかわいい。
戦う能力はあるけれど最強というわけではなく、守ってあげたくなるタイプ。
彼女の周りをいろどるキャラたちも、個性豊かで楽しいです。
そしてキャラも立っているけれど、情景描写もしっかり書き込まれていて、景色が目に浮かびます。
でもすっきりとしていて読みやすい文体なので、すいすいと読み進められますよ。
その筆力はもちろんバトルシーンにも生かされています。
スピード感のある異能バトルが展開され、熱い展開を存分に楽しめますよ!
魅力的なキャラたちに、異世界の暮らしや風景、バトルなど全方面を楽しめるファンタジーです。
アイリちゃんの成長を一緒に見守りましょう!
重厚な世界観や情景描写、戦闘描写。プロローグで封を解かれる怪物と、怪人グルベールの陰謀。見えざる者とは? 彼らと戦う剣の団の運命は?
…というストーリー面の面白さも読んでいただければ分かるのですが、他の方もレビューで書いておられるように、キャラクターの魅力からも目が離せません。
主人公で極度の世間知らずで特殊能力者のアイリさん、超ビビリですが徐々に皆との距離が縮まるナエカさん、天真爛漫でどこか危険な雰囲気のカリンさん、おちゃらけと真剣味のギャップがたまらないジェイさん…。
と全員紹介したいのですが、私はあえて推しを一人に絞り込むなら、第1話から大立ち回りを演じておられる、団長のエリーナさんです!
一見ちょっと取っつきにくい雰囲気の方ですし、立場相応の職務や能力に対する厳しさはお待ちなのですが、割と部下を褒めるタイプで、意外に気さくで、結構鷹揚で、面倒見と気っ風の良い人で…あれ、この人めちゃくちゃイイ女だな…!? さすが、クセの強い面々を束ねておられるだけはあります。
44話で、また可愛い個性爆発少女が登場したのですが、エリーナさんなら上手く扱っておられるのでしょう!(実は心労ヤバかったらすみません…汗
男女どちらのキャラクターも、男女どちらの読者様にもオススメです。ぜひ御一読を!