野良・犬

人間サイドに和気あいあいとした生活がある様に、魔サイドにもそういったものがある。
呑気さの中に、魔らしい棘のスパイスがあって、ノリが人間とは一味違う。

突如としてド派手なファンタジーバトルが始まるのではなく、現実の中にある私達から見た非現実が混ざった世界の話。

武器の大きさから始まり、自身よりも大きな相手に挑む。
その不釣り合いのギャップはいつの世も、インパクトがある。

そう言うモノを詰めた話です。

姿は無くても、常に共にいて、会話をし、助言をして、協力し合える相手、そんな存在があるだけで、どんな状況でも、孤独にならず、読んでいて安心できる。

ファンタジーモノの話は、何かと主人公が強い傾向にあるし、主人公の凄さを示しつつ、その世界と比べていくのが普通。 でもこの作品は、逆で、主人公が知らない側。 まぁ、何も無いわけでは…続きを読む

異世界転生、転移、それらの非現実の向こう側は、何かと洋風テイストで、異世界と現実を行き来できても、非現実感が強く出る。 こっちは陰陽関係と、和を使ったモノで、洋風よりもある意味親…続きを読む

皆が笑い合えるパーティというのは、貴重なモノだ。 魔王討伐とか、やる事やってレストランを開くというのも、召喚されたくせにお前は…なんて後ろ指差されるような事も無く、後腐れなく商売を…続きを読む

読み続けるにあたって、やはり安心感があるのとないのとでは、読みやすさも変わるだろう。 強い事は正義であるが、それも使い様。 周りがそれを畏怖する事もあろうが、飲み込んだ上で周りがつ…続きを読む

不気味さのある話。 ハッキリと何が成されているのか書かれていなくても、想像力があるからこそ、ソレを補填してしまう。 でも、はっきりとしないからこその不気味さが、じわじわと恐怖となっ…続きを読む

光と闇の力を併せ持つとか、そういうのはよくあるけど、闇側に立つのに、闇の力を拒んで、光に走るってのは、なかなかに斬新である。

戦いにも色々な形がある…と感じさせられる。

派手なモノから静かなモノまで。

ありきたりでもなく、よくあるでもなく、激しいでもなく、平凡な戦い…という新しいモノを見た。

好きな事、好きな物、好きな人、どれにでも言える事であるけれど、その行き着く先は無数に存在する言葉のように、自分は思う。

ソレにもっと早く出会えていたのなら…。

最近じゃ３分以外のカップ麺をちょくちょく見るが、やはり３分が伝統だというのもよくわかる。
あえて早めに食べ始める魅力も…。

最後の瞬間、自分が何を食べたいのか考えた。

仲が良い事この上ない。
正直、その一言に尽きる部分がある。

勢い任せで押していくから、さっと読めるだろう。
そもそも文字数的にも、暇なときにササッと読むのに適した作品と言える。

職業柄的にも、人の良さの出る主人公、なぁなぁでここまでしかやらないと言っておきながら、捨ておけん…と結局最後までやるのは、人の良さに拍車をかけているだろう。 だからこそ、苦労も絶…続きを読む

吸血鬼である以上、その性質から血を求めるもの、血みどろのファンタジーでもなければ、そんなモノをポンポンと用意できるはずもなく、主人公の年齢的にもなおの事できるはずもない。 その結…続きを読む

好きの反対は無関心というけど…、なら好きに付随している嫌いとは…。
そんな事を考えさせられた話だった。

あちらこちらで、表立って目に付くのは、魔を倒す話とか、悪ではない魔とか、そういう作品を近頃は多く見る。 悪としての魔を見る事…、さらには、その所業を見るのは、見る機会が少ないとさえ…続きを読む

巨大な岩が落ちてくる映画はいくつもあるし、独立記念日とか、馬と同じ名前の奴とかも、絶望的な状態でも、諦めない人がいる…て状況は、読んでいてどこか救われる瞬間があるように思う。

日常の中に潜む不思議、最近のファンタジーではあまり見なくなったモノだと思う。 学校生活を送っている中で、唐突に表れるファンタジー、あんな場所の奥にそんなモノが…と、驚きつつも日常生…続きを読む

スポーツとかの部活をやりますッと始まる作品は見かけるけど、個人的には、作ろうとする部活が予想の斜め上だった。 その部活を作るとして、金銭面とか学生の身でどうするのか…と真っ先に心配…続きを読む

転生からの悠々自適な生活？からの転移。 ある意味で盛りだくさんな作品。 転生なり転移された人間が真っ先に思う、なんでそんな事を俺がしなければいけないのか…その疑問をちゃんと抱く主…続きを読む

事務的なダンジョンの始まりが、個人的にはツボではある。 定番と言えばいいか、転生特典と言えばいいか、付与される能力が興味深い。 ありきたりな強さを象徴するようなモノではなく、これか…続きを読む

細かく書かれた世界の形。 その厚い形を垣間見る事に関して、設定を好む人には良い作品でしょう。 大きな何か…が、小さい少女を守る…という構図が好きな事もあり、この設定は嫌いではあり…続きを読む

何気ない会話から説明に入る流れが、個人的に違和感の無かった感じ。 どうして…何故…、を丁寧に書かれ、その異能が世界にどれだけの浸透ぶりをしているのか、けっこうすんなりと飲み込めた気…続きを読む

読む側がどちらの立場に立って読み進めるか…、それで印象が変わってくる気がしないでもない。 物事に対して、そうはならんやろ…とか、そうなるよね…とか、共感を得るか、それを否定するか、…続きを読む

ドラゴンといえば、強者であり、敵として出てくる事が多い印象のある存在だけど、それを使役し、育て上げるというのは、なかなか見たい設定。 ドラゴンが好きな人は試しに見るのもアリかもしれ…続きを読む

スイーツを軸に流れる話。 キャラ説明とか物の説明、それらの説明に所々お菓子から果物までスイーツ系で例えられるというのは、見ていて新鮮としか言いようがない。 普段読んでいる…見てい…続きを読む

転生なり、転移なり、それをした人間に、その辺の知識があるのは普通としても、あの状態で放り出されるのは、なかなかに不幸だ。 第一村人との交流に関しても。 結果往来とも言えるのだろう…続きを読む

主人公が強すぎる力を持つって流れはよく見るものの、主人公の相棒ないしは仲間が強い人っていうのは、最近ではなかなか見る事が無く、その流れが良い。

１つの事をきっかけに、それがもたらしたモノが、受け取り側によって千差万別である事が感じ取れる話。 魔女側、男子側、死んだ側、無関係な周辺多数の有象無象。 それぞれが１つの事件に…続きを読む

まぁこの程度なら…と思って、気にしない事に対して、これはダメだ…と言ってくれる友人の存在はとても良いモノだと思う。 誠実に対応すればちゃんと聞いてくれる器の広さも、評価できる人間性…続きを読む

巷の作品は、１０代半ばの子供ながら、天才あ～でこ～で…と何でも熟せる完璧人間な事が多い中で、主人公が自分の身の程を知って、尚且つ強い存在が年齢相応の熟練者、その形は有るようで無いよ…続きを読む

２人の出会い方、男との方が先走ったような出会い方をしているけど、直接ではなく、その相手の良さを伝えようとするかのように見せてくる夢は、ある意味で、運命の糸を手繰り寄せるような、ロマ…続きを読む

決して主人公が強い訳ではなく、主人公と対になっているモノが強い…て形は、とてもロマンがあるモノだと感じます。 主人公自身の成長も気になる所ですし、そのコンビの絡み合いも、見どころの…続きを読む

あまり見ない…見ようとしない視点の物語。 興味深く読み進められた。 こういう事が起きた時、やった人間の事ではなく、やった事…しでかした事にしか目を向けられない。 自分はそうだし、…続きを読む

興味ないけど、家の事で手伝えと言われているから、嫌々ながら手伝う…て、なんかすっごく共感できる事柄だ。 冒頭ながら、それを読んで…あるよね～そういう事～…てなった。 ド派手な事…続きを読む

まぁ、もうその一言だよ。 何故ッ…と思わず口走りそうになった。 風船の如く、その衝撃は大きく、読んでいる自分の中を支配し、風船の如く、亡くなる時は呆気なく、そして一瞬だ。 ある意…続きを読む

小さい子を、大きな何か…魔物なり機械なりが守る、その構図には大きなロマンがあると、自分は思うのです。 まぁ…といいつつも、このクマに関しては少女が腕を回せるぐらいのサイズ感みたいな…続きを読む

そこは夢だ…なんて、断言するからこそ、その事象を受け入れられ、変に考え込むことなく、その内容を受け入れられる。 桜という存在も、大昔から人を引き寄せて止まない存在。 その女性も…続きを読む

転生、転移、そういう作品は沢山ある。 でも、なかなか転生前の世界を恋しくお思うキャラはあまりいない…気がする。 そう言う点で、あまり手を付けられていない方へ視線を向けているのは、…続きを読む

鍛冶職人が冒険者になる…という形は、あまり見る事の少ない設定で良いと思う。 基本鍛冶職人は、その素材を手に入れるのに、護衛を付けて採取に行ったり、商人から買ったり、そう言う形で出て…続きを読む

まぁ魔女を禁忌とする理由も大概なのだが、それ以上に復讐の乗り出す主人公の動機…。 自分はあの竜に同情を禁じえませんね。 危なっかしいという理由で、これだけ過保護に身の回りの世話を…続きを読む