最初、嘘が心底嫌いな友人とレストランへ行くところから始まる物語。何故友人は嘘が嫌いなのか?物語のタイトルとかけはなれたように思える流れは、ひとつの出来事をきっかけに急展開をみせる。まさに、「こう来るか」と思う結末。スイカ爆撃 その意味がわかるのは後半です。
まぁこの程度なら…と思って、気にしない事に対して、これはダメだ…と言ってくれる友人の存在はとても良いモノだと思う。誠実に対応すればちゃんと聞いてくれる器の広さも、評価できる人間性だ。面倒だ…胡散臭いと言いつつも、それに付き合ってくれるとか、その友人関係もなかなかに良い。何はともあれ、不幸の中にも、変えがたい善き友人の存在を感じる作品…かな。
練り上げられた構成に乗る二人組のハチャメチャ珍道中は、支離滅裂なようでいて実は理路整然としている。 それが余計に狂っていて、だから面白い。
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