好きの反対は無関心というけど…、なら好きに付随している嫌いとは…。そんな事を考えさせられた話だった。
特にアイスコーヒーの表現はとても印象的でした。彼の声で、好みの話が聞きたい「私」の気持ちがよく伝わっていました。
朝、特に今日のような週の始まり月曜なんかに読むと良いと感じました。日々いろいろなことがありますが、せこせこ焦らず心を落ち着けて気長に待とう、そう思わせてくれます。それこそレモネードの泡が那由多を超えるまで待ってもいいと。満員電車も思い通りにいかない仕事も……些細な悩みのように感じます。精神安定剤のような効果がある良作です。^-^
本当に、言葉に表せないのですけど、切なさというか、でも後味が悪いわけじゃなくて、本当にレモネードみたいです。僕の詩の世界が広がりました。
人生の一瞬を切り取ったかのような1枚の写真。写っているのは誰と誰なのかわからない。場所も知らない。けれど淡い映像と、なにげないシチュエーションが永遠へと引き延ばされて、見る者を魅了します。大切にそっとしまっておきたくなる1枚。そんな作品です。
数十秒で、読めるので読んでみる価値ありかと思いました。
短いお話なので内容には触れません。私はこの作品を読んで、この彼女は彼に長いこと片想いをしているんだろうなと感じました。自分の方を中々向いてくれない彼のことを今までも、そしてこれからも気長に待ち続ける。そんな健気な彼女の気持ちが短いながらも溢れてくるようです。だってそうじゃなかったら、彼女はとっくに彼と会うことをやめているでしょう。また会おうとなんて思わないでしょう。こんなに短い文章で二人の関係や彼女の健気を伝えられて、正直羨ましいです。お時間は取らせません。是非一度読んでみてはいかがでしょうか。
こんな女性がいた!!!ただ、そう思いました。きっと恋人同士ではないんだろうと勝手に想像して読みました。短い文章の中に、レモネードのような甘さではなく、レモンのようにスッパイ女心が感じられました。懐かしい女性と会えるかもしれない一作です!!!
短編だが、情緒がある一作だった。 男が主人公の前で話を話を始める。しかしそれは、前にも聞いた話ばかりで、主人公はつまらない。同じ喫茶店で、それぞれが同じ飲み物を頼む。主人公は決まって、レモネードを頼む。そして、レモネードの中の気泡の数を数える。数え方も決まっている。 生まれて、弾けて、それが一つ。 主人公はそうやって、一つ一つの気泡を数える。 待っている時が来るまで、ずっと。 是非、御一読下さい。
大きな事件も、不思議な出来事も、魔法も魔物も出てこない、日常のほんの一部にフォーカスした物語。主人公の主観だけにこだわったことで景色が分かりやすく浮かびます。読後、短いラブソングを聞いたみたいな感覚になりました。
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