有木珠乃

西マギーアと東マギーア。 かつては同じ国であったのに、双子王子の争いにより分断された両国。それゆえに、五十年という年月が経った今でも、いがみ合っていた。 そんな両国でも、国を出れ…続きを読む

非難を浴び、周りから煙たがられているほどの嫌われ者のヒロイン、マガネ。 そんな彼女を地下室から救い出しだ、リスイ。 と、ここまで書くとヒロインを救うヒーローという、シンデレラスト…続きを読む

我が儘で無能。クズ聖女だと揶揄される主人公のユフィリア。 あえてそれを周知させるために演じている。 自らが望む未来と救いたい人たちのために、ユフィリアは甘んじてその汚名を着せていた…続きを読む

あるコンテストで受賞候補者に選ばれた五人。 彼らの裏の顔は、誰もが持っている悩みだった。 創作に対する焦り、作者の背景。 さまざまな考えに、生き方、選んだ道。 それは皆、同じではな…続きを読む

前世は陰陽師だったという伯爵令嬢。 さらにその能力で貴族たちの『呪い』を祓う。 という和と洋を融合させた本作品。 けれど人の恨みや妬みは、世界共通事項であるため、『お見舞い係』とし…続きを読む

絵描きを目指すも、上手くいかず。 母親に病のために、森を駆け回る主人公のリタ。 壁にぶつかって、本来ならば凹むことでも、彼女は持ち前の明るさで困難を打破します。 好きなことばかり…続きを読む

きっかけはご飯とよりみち。 そこから勉強に部活、音楽を経て望月幸詩は、白石晴富に悩みを打ち明ける。 思春期ならではの繊細な悩みは、音楽を通して人々を魅了していく。 その中には勿論…続きを読む

移ろいゆく空。その一瞬の色を見て、相手を想うのは、すでに恋をしているのではないだろうか。 さらに切り取って、相手に見せる行為もまた……。 ローズピンクの空から始まった、空と薔薇の…続きを読む

殺害衝動に悩み、苦しむ龍ヶ世舞。 彼女の前に現れたのは、自分にそっくりな雪蝶と名乗る少女だった。 雪蝶の言葉に乗せられて、舞は＜高位の存在＞になる道を選ぶ。 しかし、その道はあまり…続きを読む

ずっと自身を人間だと思っていた主人公。 けれどある日、自分がヒューマノイドだと知らされた。 人間不信に陥りそうになる場面だけれど、冷静に対応する姿は、彼をヒューマノイドだと認識さ…続きを読む

バスティーユ伯爵家に生まれた、シャルロット。 出生時に起こった出来事をキッカケに、シャルロットは王太子フランシスと婚約させられる。 美しい容姿だったシャルロットは、年月が経つにつれ…続きを読む

その庭師は凛としていて、誰にもなびかない。 美しい庭師、ガデニアは偏屈だけど、筋の通った女性。 なんのために、誰のために庭を造るのか。 彼女の物語は、爽快でスカッとしますが、その…続きを読む

神話、龍人族、不老不死と中華風ファンタジーが織り成す本作。 かと思えば、人の世を生きる主人公たち。 その関係は主従であり、友人。 姜蚩尤と雷堂のバディが『黒い病』の謎に挑んでいく様…続きを読む

グーテンポーフ伯爵家の三男ヴェルナーは、庶子という理由だけで虐げられていた。 それは継母と異母兄たちだけではない。 社交界の貴族たちからもだった。 懸命に頑張っても馬鹿にされる。…続きを読む

キッカケは七夕の日に書いた、短冊の文言。 そこから始まる、愛と死の物語。 そう書くと重い、と感じてしまうかもしれません。 けれど恋人に望む愛の形とは、どのようなものでしょうか。 …続きを読む

エルはクラルス王国の第一王女として生まれるも、戦乙女として国のために、自身の感情が失うほど戦ってきた。 そんなエルの人生は家族に利用される運命なのか。 兄であるレオンハルトに裏切ら…続きを読む

死に戻りを経て、再度婚約者と向き合う主人公のアイシャは、七聖家の一つであるグリツェラ家の令嬢であり、お姫様のような存在。 けれど白桜騎士団を率いる姿は、誰よりも強く、凛々しい。 …続きを読む

とにかく可愛くて甘いお話が読みたい！ という方がいらっしゃったら、こちらをオススメします。 何故なら、冒頭から可愛らしい文章が飛び込んでくるからです。 読んだ瞬間に、ふわっとした…続きを読む

仙女と呼ばれ、ありとあらゆる病と傷を治す力を持った睡蓮。 力があれば仙女と祀り上げられるが、なくなれば……人は簡単に手のひらを変えてしまう。 無情なまでに。 しかし助けられた人の中…続きを読む

第三騎士団長のカイザーは強面過ぎて、近寄る者は皆、自分のことを怖がると思い込んでいた。 実際、怖がる者が多いため、否定できませんが、主人公のアディルは違います。 なんと、ストーカー…続きを読む

貴族同士の結婚は、家の結びつきを意味し、互いの家にとってメリットを生じさせる。 ローゼン伯爵家の長女、ヘレーナもまた、傾いてしまった家のために結婚しようとしていた。 しかし婚約相手…続きを読む

タイトルを見て、和か洋かどちらだろう、と悩んだ方は是非、本編を読んでみてください。 人の恨みは和だろうが洋だろうが、関係ありません。 そう、呪いさえも、国を超えるんです。 女陰陽…続きを読む

短編だからこそ、その強みが大きいな、と思える作品でした。 一度はサラッと読み、二度目はその意味を読み取りながら。 三度目は主人公の気持ちになって。 四度目は……。 じわりじわりと…続きを読む

生に無頓着になる時期は、誰にでもやってきます。 居場所がないことに、悲観的になることも。 こちらの作品は、そんな主人公と死神のお話。 読み進めれば読み進むほど、言葉の裏に詰まっ…続きを読む

没落寸前のトリベール侯爵家の令嬢に転生した、主人公のアリサ。 借金まみれの侯爵家を立て直すべく、貴族学院に入学したものの、黒魔女として忌み嫌われてしまう。 口さががない者たちからの…続きを読む

公爵令嬢、アメリア・ナイトロードはいわれのない理由で、それも本人でもない相手から、勝手に婚約破棄を言い渡される。 そしてなんと！　殺されかけてしまうのだ。婚約者であるウィルフリード…続きを読む

まず、あらすじを読んでみてください。 すでに濃い！　濃い！ 何がってキャラクターたちです。 名前もさることながら、設定に至るまで……強烈ですが、そのまま1話を読んでみてください。 …続きを読む

初めて眼鏡を作ったのはいつですか？ 眼鏡をかけて何年になるでしょうか。 そして、あなたは眼鏡を愛していますか？ これはそんな眼鏡との付き合い方、愛した方のお話です。 眼鏡をか…続きを読む

部活動強制加入の末に生まれた美術部の幽霊部員たち。 次第に来なくなるのは必然だった。 そんな美術室に来るのは、彼と私だけ。 隣で寝るだけの彼を思い出しながら描くヒロインにキュンと…続きを読む

アンリエッタは急いでいた。 過去、三度目の人生では、家から追い出された後、悲惨な目に遭っていたからだ。 タイムリミットは三分。 今度こそ、無事に逃げ切ってみせる！ けれど、そんな矢…続きを読む

ある意味、テンプレから発生した作品。 けれど、その着想が凄い。 転生からのトラックといえば、そうアレである。 その裏側には、こんな真実が隠されていた、と思うと面白く。 また、ゾッ…続きを読む

ほんの少しでも彼の目に映りたい。 心を向いてもらいたい。 そんなささくれが、切なくてそっと主人公の気持ちに寄り添いたくなります。 多くを語らないのに、この心情。 そんな恋しかで…続きを読む

過保護な箱は、時に驚く認識を与える。 これはそんな黒龍の末っ子とピュアな一角獣のお話です。 けれど、外野のヤジがなんとも言えません！ ピュア過ぎる黒龍のために言うのですが、読者の心…続きを読む

卒業と同時に別の箱へ。新たな箱へ。 常に箱の中で生き続ける、私たち。 どこまでもどこまでも無限にある「箱」を連想しました。 人によってその数は違う、というのもまた感慨深いお話。 …続きを読む

キッカケなんて何だっていい。 とにかく自分の中にある物語を書いてみて、という本作品。 難しい文章、表現。気にすることなく、まずは気軽に書いてみて。 そんなこれから小説を書き始める…続きを読む

スイッチ押すだけの簡単な内容。
だけど、押した先の内容に悩みは尽きない。
けれど刻々と迫るタイムリミット。

あなたはどのスイッチを押しますか？
決断は三分で。

冒険心たっぷりの猫もいれば、のんびり屋さんの猫もいる。 これは、外の世界を知らない猫の物語です。 とある一匹の野良猫が、そんな彼女の前に現れるのですが。 この野良猫。なかなかのワイ…続きを読む

日常から非現実へ。 未知の生命体「ペッカート」による一方的な虐殺を止めるため、シュウはある組織に入隊する。 逃げたって誰も非難はしない。 けれど、スカウトされれば話は違う。 しかも…続きを読む

亡国の姫であり、魔女でもある主人公のアーティカ。 彼女の磨くレンズは、未来を見通すレンズだった。 それが物語の、そしてアーティカを巡るお話の始まり。 砂漠の国だからなのか、アーテ…続きを読む

一人旅、いいな、やってみたいな。でも、小心者の私はできない。 けれど、その気持ちは味わってみたい。 そんな方にオススメです。 なるほど、こんな風に段取りを決め、ハプニングを乗り越…続きを読む

人とドラゴンが共存する世界。 そこで繰り広げられるドラゴンレース。 主人公のフィオはそのライダー。 足の負傷で不貞腐れていたフィオを奮い立たせてくれたのは、ジョットだった。 彼の…続きを読む

婚約破棄された直後に颯爽と現れ、求婚する。 悲劇からのどんでん返しは、どこの世界でも人気のラブロマンス。 ヒロインを侮辱した者たちは、無事に制裁を受け、ハッピーエンドとなるお話。 …続きを読む

実体験、ということで読んでみること、なかなかに凄い。 時に子どもの行動は危険が潜んでいますが、これはそれ以上……。 ヒヤッとしました。 最後のもまた……迷子の危険性を実感させられま…続きを読む

『はじまりの物語』って何？ と思ったら、読んでみてください。 皆、悩んでいます。 『はじまりの物語』を書くのを……。 これを入れるのか、これを入れたら！！！ あぁ、でもこれは………続きを読む

愛は薄れない。 どんなに時が経っても、初恋は初恋のまま……じゃない!? とにかく読んでいていて、心がほっこりするエッセイでした。 物語ではない、実話！ もうそれだけで、凄いし素敵…続きを読む

婚約破棄から始まる本作品。 けれど、物語は焦点は……別のところにある。 同じ爵位である男爵家の令嬢として、身分違いの恋など、そんな夢は見ない。 家の為、領民の為、できることをしよう…続きを読む

酒場で始まった、パーティの追放劇。 主人公のロイは、そんな彼を何故か押しつけられてしまう。 しかし、面倒見がいいのか、彼を憐れんだのか。 面倒を見ることに。 タイトルにある雑用係…続きを読む

突然の異世界転移。しかも、国を守る花嫁だと言われ、目の前にいる男性が旦那様だという。 勿論、そんなことを言われれば戸惑うのだが、この旦那様、白樹は健気で可愛く、尽くすタイプだった。…続きを読む

幻想的な雰囲気から始まり。しんみりと流れていくストーリー。
けれど、タイトルの脳死ラブコメ……。
どんなラストが待ち受けているのか、読んで確かめて見てください。

クラスで気になる男子。 それだけでも可愛らしい、と想像してしまいました。 けれど目出し帽を被っている男子。 読み進めていくと、確かに「風変わり」を通り越して「ヤバいやつ」に見えて……続きを読む