無能だ我儘だと言われても、自分の信念を突き通すヒロイン・ユフィリア。
そんなユフィリアの本当の姿を知って惚れちゃった、謎多き(あらすじでネタバレしてますが)ヒーロー・レオヴァルト。
まだまだユフィリアの心はレオヴァルトへ傾きませんが、志が同じ二人がこの先どうなるのか、とてもワクワクしております!
先日恋愛が読みたくなり、ちょうどカクヨムコンテストなので、ファンタジー恋愛をうろうろしていたら、あらすじで気になり、読んでみたら凄く面白くてハマりました( *´艸`)
レオヴァルトが惚れちゃった辺りからはにやにやしながら読み、いやほんと、溺愛が待ち遠しいです!
まだ読めていない話は今から読むのだー!
聖女ユフィリアは、とある理由で「無能なクズ聖女」を演じているが、本当は大きな力を持っている。
そんな彼女を疎ましく思う筆頭司祭から、望まぬ結婚を押し付けられる。
なぜなら聖女は、男性と関係を持つことで力が増幅されるから。
ユフィリアの気持ちを無視して決められた婚約者は、聖なる教会で忌み嫌われる黒騎士だった。
だが彼こそユフィリアの運命の相手。彼もまた、ユフィリア以上の秘密を抱えていたのだ。
ユフィリアの事情を知った黒騎士は彼女を溺愛し始めるが、ユフィリアはなかなか受け入れない。
溺愛から逃げるユフィリアだが、二人が素直に愛し合う日は来るのだろうか!?
主人公のユフィリアも、ヒーローの黒騎士も、実は素晴らしい人格者だと思うのですが、
二人とも事情があってそれを隠しています。
なかなか一筋縄ではいかない契約結婚ですが、応援したくなる二人なので見守りたい!
ちなみに筆頭司祭などの悪役が本当に憎たらしい笑
彼らがぎゃふんとなる展開も楽しみです!
『わがままで傲慢な聖女ユフィリア』そんな蔑称を与えられつつも、信念を通すために、自分の想いを貫き通すヒロイン。
教会に所属する彼女が巻き込まれたのは、当人に何の覚えもなく、更には慣例からも大きく外れた黒騎士との婚約で……。
その婚約には、筆頭司祭レイモンド卿の暗躍が!
想い人を、レイモンドの姪に奪われ、黒騎士が婚約に至った背景にもレイモンドの影がチラホラ……とにかく、ヒロインのユフィリアがレイモンドから受ける受難が続々と襲い掛かるのです。
そんな中にあって、黒騎士の一本筋のとおった優しさがユフィリアを想う言葉であったり、徐々に距離を近付ける2人……
レイモンドに運命を弄ばれる黒騎士とユフィリアの想いが、甘く実を結ぶのはいつか!?
ドキドキハラハラしながら見守る物語✨
タイトルの溺愛を見られる日が楽しみでなりません!
治癒の能力を有する聖女たちが日々奉公に励む中央大聖堂で、ユフィリアは「無能なクズ聖女」と呼ばれている。下級聖女でも治せるようなちょっとした傷も治せず、治療を求める者を自分の気分で突っぱねてしまうからだ。
だがそれは仮の姿。本当の彼女はとても強い治癒能力を持ち、その力で治癒が行き届かない貧民たちを救うため、昼間は力を温存しているのだ。
そんなユフィリアが、黒騎士レオヴァルトと突然婚約することに!
聖女は夫と交わることでその聖能力が飛躍的に増すとされる。ユフィリアの力を高めたいと画策する筆頭司祭レイモンドの企みによって無理やり婚約者になった二人は最初こそお互い相容れない様子だが、「弱者を助けたい」という共通の夢を持つことで、徐々に惹かれ合っていく――。
端麗な言葉選びで紡がれる人物像は溜息が出るほど美しく、その人の生き様を悠々と表現しています。そして女性社会の縮図のような中央大聖堂の様子も生々しくて刺さります。集団真理やカースト制がこれでもかと詰め込まれた箱をよくぞ作り上げられたと感服しました。この私利私欲の坩堝の中で人のために献身的になろうとすればするほど、ユフィリアには体罰の傷が増え続ける。我欲に塗れたレイモンドや二つの顔を持つ筆頭聖女イザベラなどの敵役によって、彼女の健気さがより際立ちます。だからこそレオヴァルトからの溺愛が染みる……。
作り込まれた世界観とうっとりしてしまう文章が魅力的な作品です。努力の末に愛される幸せを噛みしめたい人にお届けしたい一作。ぜひご一読あれ!
《無能なクズ聖女》を演じるユフィリアは、両親を失い、過酷な生い立ちを持った少女。
意地悪な聖女仲間や、金儲け優先、しかも残酷なところがある筆頭司祭、といった人々に囲まれながらも、必死に毎日を生きています。
なぜなら、ユフィリアには、そうしたい、と思う大切な理由があったから……。
一見、自由奔放、ワガママ放題の無能聖女に見えるユフィリアですが、彼女の抱えているものは、とても深く、重い。
そんな彼女が幸せになる姿を願わずにはいられません。
現在10話まで公開されていますが、謎の黒騎士がユフィリアにがっつり関わり始めました。
この黒騎士が、ユフィリアを救う運命の存在になるのか、これからの展開が必見です……!