碓氷シモン

第４話までのレビューです。 まだ物語としてさほど大きな動きはないのですが、冴え冴えとした月の世界が、美しく描かれています。 お互いの魂（リアフ）について語り合う乙女たちのこの先の「…続きを読む

最後まで読むと、タイトルがとーーーーーっても怖くなります。とーーーーーっても。 オムニバスドラマのような群像劇。スピード感のあるストーリー展開と、ナイスな台詞回し。役者さんの息遣い…続きを読む

イソップの寓話ほどシニカルでなく、ギリシャ神話ほど悲劇的でなく、グリム童話ほど生々しくなく、アンデルセンほど善良でない。そんな不思議なバランス感覚のあるお話です。 蜥蜴の苦しみから…続きを読む

人質同然に元敵国の将軍の屋敷で暮らすエル。そのモットーは貴族の娘らしからぬ、独立独歩、自給自足。むしろ実家にいた頃より楽しいかも！その前向きな明るさに魅了されます。 軽妙な語り口…続きを読む

カクコン期間中のため、File7、探偵と怪盗それぞれのプロローグまで読ませて頂きました。 登場人物とその関係性が皆個性豊かで惹きつけられます。侯爵家の子息のジョンと靴職人のエリッ…続きを読む

娼館で育った子爵令嬢。そう聞くともしや幼いころから辛酸の限りを舐めて……とつい想像してしまいますが、どっこい。この物語のヒロイン、ニアナは娼婦達に愛され、幸せに育ちます。そんなニア…続きを読む

胡姫と洛雪はそれぞれに痛みを抱え、言葉を交わすことも制限されながらも時に静かに時に激しく心を通わせていきます。二人はともに施政者から見れば敗れし者、特に洛雪が宦官となった下りは辛過…続きを読む

小説の中では、骨太で、豪胆で、エロスとスピード溢れるキャラクターの描写が印象的な作者様。 その意外な一面に驚き、笑わされ、共感します。 今となってはエロ本を買えない自分を否定も肯…続きを読む

できることなら★３億個ぐらいつけさせて頂きたいです。 かなしくて、せつなくて、正直な言葉たち。 どこかふと笑わされてしまう、唯一無二の感性の煌めき。 紛れもなく「今」を生きている…続きを読む