概要
運命を繋ぐ糸は私の手に――!
鳥籠に囚われた少女は厄災の神と縁を結んで空に羽ばたく――
退魔師である白月家の不義の子として生まれた真桜は、幼くして「結びの力」という強い結界を張る能力を発現させた。
その力を必要とされ白月家に迎えられたものの、逆らえば離れて暮らす母の命はないと脅され、功績はすべて異母姉に奪われる不遇な日々を過ごしていた。
ある日、真桜は厄災を呼ぶという「禍ツ神」が封じられている祠をあやまって壊してしまい……。
これは人と神、そして妖たちの間に温かな縁を紡ぐ婚礼譚のはじまり。
その愛は、天をも揺るがす――。
退魔師である白月家の不義の子として生まれた真桜は、幼くして「結びの力」という強い結界を張る能力を発現させた。
その力を必要とされ白月家に迎えられたものの、逆らえば離れて暮らす母の命はないと脅され、功績はすべて異母姉に奪われる不遇な日々を過ごしていた。
ある日、真桜は厄災を呼ぶという「禍ツ神」が封じられている祠をあやまって壊してしまい……。
これは人と神、そして妖たちの間に温かな縁を紡ぐ婚礼譚のはじまり。
その愛は、天をも揺るがす――。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!孤独な少女が結ぶ縁は
「結びの力」を持つ真桜。
母から引き離され、白月家の家族から霊力と手柄を搾取され続ける真桜は、「禍ツ神」の祠の結界を張り、掃除していた。
そんなある日、妖怪を家族の暴行から庇った真桜は、その時に祠を壊してしまう。
そこから現れたのは、まだ子どもに見える美しい神だった。
神の名前は暁翔。夜明けを体現したような彼は、祠の中で真桜をずっと見ていた。
真桜の頼みを聞いて静かにしていた暁翔だが、とうとう真桜の待遇を見かねて行動する。
「俺と契りを交わし、花縁(はなよめ)となるのだ」
白月家から真桜を連れ出した暁翔は、幽世の天渓谷へ。
美しい和風世界の描写と、真桜を想う暁翔。孤独だった真桜の心が…続きを読む